2018年6月22日

東武鉄道スカイツリーラインの特急『りょうもう』の特急料金不要で乗車できる社会実験を開始か

2018年6月22日、群馬県が東武鉄道桐生線(太田[TI-18]~赤城[TI-57])の利用促進を目的に、スカイツリーライン・伊勢崎線経由で桐生線に乗り入れている特急『りょうもう』について、一定期間特急料金不要(普通運賃のみ)で利用できる社会実験を年内に実施する、と報道されました。
▲おもに浅草(TS-01)~館林(TI-10)・太田・伊勢崎(TI-25)・葛生(TI-39)・赤城間を結ぶ特急『りょうもう』に充当される200・250系(写真は208Fの『普悠瑪』ラッピング車)。ちなみに館林止まりの1本だけであるが、500系による『リバティりょうもう』も存在する。

桐生線は現行ダイヤで8000系ワンマン車による太田発着および小泉線の東小泉(TI-44)発着の普通列車と200・250系による特急『りょうもう』が乗り入れていますが、普通列車に限定すると朝晩は1時間に1本~2本、日中時間帯は1時間に1本のみであり、後者は1時間1本の特急『りょうもう』を含め1時間2本のみの運転となっています。特急『りょうもう』は桐生線内全区間の利用で510円の特急料金が設定されており、時間帯によっては割引が適用されているようです。特急『りょうもう』の途中停車駅は藪塚(TI-53)、新桐生(TI-55)、相老(TI-56)のみ(三枚橋[さんまいばし、TI-51]、治良門橋[じろえんばし、TI-52]、阿左美[あざみ、TI-54]のみ通過)となっています。もしも実験中に利用者が増えれば、県内区間のみでの導入を東武鉄道に働きかけていくようです。現在のダイヤにおいて500系による鬼怒川線の特急『リバティきぬ』『リバティ会津』が下今市(TN-23)以北の各駅に停車するうえ、下今市~新藤原(TN-58)~会津鉄道会津田島間の乗車に限り、特急料金不要で乗車できます。