2018年6月1日

東日本旅客鉄道武蔵野線の209系500番台に菱形パンタグラフ搭載車登場

2018年5月31日、東日本旅客鉄道209系500番台元八ミツC506編成(クハ209-506以下10両)のうち中間付随車2両を抜いた武蔵野線仕様の8両が秋田総合車両センターを出場し、新たな所属先となる京葉車両センター(千ケヨ)まで配給輸送されました。

▲武蔵野線向け209系500番台では初となる菱形パンタグラフ搭載車となった元八ミツC506編成。

機関車牽引は全区間で秋田総合車両センター所属となるEF81形136号機が担当しました。今回の元八ミツC506編成には武蔵野線向けへの転用改造工事と制御装置の機器更新工事が施工されましたが、集電装置(パンタグラフ)はシングルアームではなく菱形のままとなっています。209系500番台は元八ミツC501編成から八ミツC509編成までが菱形パンタグラフ、八ミツC510編成以降は元八ミツC516編成(現在の千ケヨM74編成、クハ209-516以下8両)、千ケヨ34編成(クハ209-517以下10両)など転属車も含めてシングルアームパンタグラフで製造されたためで、今回転用された元八ミツC506編成は前者の菱形パンタグラフで製造された編成であり、今回はその集電装置が交換されなかったものと思われます。しかも新しい編成番号は『M81』(千ケヨM81編成)ということで、菱形パンタグラフとシングルアームパンタグラフで番号を分けた可能性があります。ちなみにE231系0番台では元八ミツB16編成が秋田総合車両センターに入場していますので、こちらも武蔵野線への転用が有力と思われます。

【209系500番台転用改造工事の状況(2018年6月1日現在)】
< >・・・入場先 [  ]・・・転用路線
水色は入場中 橙色は転用改造工事施工済み

八ミツC501編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ51編成
八ミツC502編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ52編成
八ミツC503編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ53編成《予想》
八ミツC504編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ54編成《予想》
八ミツC505編成・・・<??>[??????]
八ミツC506編成・・・<秋田>[武蔵野線]500番台千ケヨM81編成
八ミツC507編成・・・<??>[??????]
八ミツC508編成・・・<??>[??????]
八ミツC509編成・・・<??>[??????]
八ミツC510編成・・・<??>[??????]
八ミツC511編成・・・<??>[??????]
八ミツC512編成・・・<??>[??????]
八ミツC516編成・・・<秋田>[武蔵野線]500番台千ケヨM74編成


※注意※
八ミツC512編成の次が八ミツC516編成なのはクハ209-513以下が千ケヨM71編成、クハ209-514以下が千ケヨM72編成、クハ209-515以下が千ケヨM73編成となっているため。