2018年6月20日

東京臨海高速鉄道70-000形の機器更新工事が終了へ

2018年6月18日、東京臨海高速鉄道70-000形のなかで最後まで制御装置未更新(三菱電機製GTO素子VVVFインバータ制御)であった70-100編成(東臨Z10編成)が東京総合車両センターに入場しました。制御装置の機器更新工事のためと思われます。なお同年5月中旬には70-090編成(東臨Z9編成)が機器更新工事を受けて出場していました。

▲70-000形70-100編成(東臨Z10編成[写真2枚目は左側])が東京総合車両センターに入場した。これで同形式の機器未更新車は消滅した。ただし209系500番台の一部、3000番台と3100番台は機器未更新であり、前者はE231系500番台、後者はE231系0番台から改造のE231系3000番台の転入により置き換えられ、一部は転用の際に機器更新工事を受けるものと思われる。

東臨Z10編成の機器更新により70-000形の機器更新工事はすべて終了することになります。また全8編成へのTASCの設置(識別番号は『ID-〇〇[70番代]』)、車内LED式旅客案内表示器のLCD式への変更(車内LED式旅客案内表示器の時代に千鳥配置だった編成は全ドア配置に変更)、車内照明のLED化は機器更新工事よりも先に完了しているほか、さらには座席端部には透過性のある袖仕切り板が設置改造されたりと、細部においても変更点が見受けられるようになっていました。私自身が車内LCD式旅客案内表示器を搭載した編成で機器未更新車の録音ができなかったことに後悔の念を覚えていますが、車内LED式旅客案内表示器の時代にはしっかり録音したことがありました。