2017年10月22日の土曜休日E24運用で小田急電鉄喜多見検車区に入庫していた8000形8065Fの9号車デハ8015の車両台車に付けられている車両の高さを自動的に調整する自動高さ調整弁の調整棒の取付ピンが落失し、調整棒が取付部分から外れていたことがわかりました。
▲写真では手前から2両目のデハ8015の部品落失が判明した8000形8065Fは大野総合車両所で重要部検査を通して営業運転に復帰していた。同編成の相方は6両編成では最後にリニューアル更新工事を受けた8265Fである。
同編成は相方の8265Fと組んで運用されており、20日は平日E22運用(再出庫回送のみ)で大野総合車両所を出庫し、21日に土曜休日E23運用(出庫回送・1242レ~1020レ)、22日に土曜休日E24運用(4206レ~3050レ)と運用されていました。部品落失が発覚したときの8065Fは再出庫前だったということもあって喜多見検車区に入庫しており、車両入換作業を担当する係員が構内留置線を歩行中に漏気音に気づき、自動高さ調整弁の調整棒の取付ピンが落失し、その調整棒が取付部分から外れていたことが発覚しました。再出庫の前だったということもあり、土曜休日E24運用の再出庫(3063レ)は別の車両に変更したものと思われます。なお落失した取付ピンはいまだ見つかっていません。