2017年10月12日

東京急行電鉄大井町線向けに新型車両『6020系』を投入へ

2017年10月12日、東京急行電鉄が大井町線の輸送力増強のため、2008年の2代目6000系以来となる新型車両『6020系』を来春に投入すると発表しました。導入数は7両2編成(14両)ということで、6000系の予備車両確保および急行列車の増発に対応するためと思われます。
▲大井町線の急行で活躍する6000系を6両編成から7両編成に増強する工事が行われているが、それに加えて新型車両『6020系』を投入し急行列車を朝ラッシュ時間帯に増発か。

今回投入される大井町線の新型車両『6020系』は田園都市線の新型車両『2020系』をベースとした7両編成になるものとみられます。現行車両(8500系または2000系か)を置き換えるものと思われる田園都市線向けの『2020系』と異なり、大井町線向けの『6020系』は増発などによる導入が目的のようです。大井町線では急行停車駅のうち、田園都市線と並走する溝の口(DT-10, OM-16)、二子玉川(DT-07, OM-15)を除く3駅(自由が丘[TY-07, OM-10]、旗の台[OM-06, IK-05]、大井町[OM-01])ではホーム延伸工事が実施されているほか、ホームドアは荏原町(OM-05)、九品仏(OM-11)の両駅に設置されます。

なお『デハ6300』を組み込んで7両編成となった6000系(最初に7両編成となったのが写真の6103F)は11月4日から運用を開始し、2018年3月のダイヤ改正で『6020系』の投入開始と大井町線の急行の全列車が7両編成化が予定されています。なお急行列車の待避は上野毛(OM-14、ただし上りの通過待ちのみ)、旗の台(上下で緩急接続)で可能となっており、朝ラッシュ時に急行列車の増発ができるかどうか(現行ダイヤにおいて土曜休日ダイヤでは朝の時間帯の上り急行列車は設定されていない)、ダイヤ上のネックとなりそうな気がします・・・。