2017年10月23日

小田急電鉄4000形4054Fとロマンスカー『EXEα』30000形30052Fがそれぞれ改造出場する

2017年10月20日、小田急電鉄で2つの車両が同時に出場しました。まずはワンマン運転対応改造工事が進む4000形からとなります。
▲大宮総合車両センターを出場した4000形4054F。一部機器の追加設置と運転台のグラスコックピット化と前照灯のLED化が実施されたようだ。

東日本旅客鉄道大宮総合車両センターに入場していた喜多見検車区所属の4000形4054Fが改造工事を終えて出場し、松戸車両センターまで田端運転所所属のEF81形139号機に牽引されて配給輸送されました。これでワンマン運転対応となった4000形は4054F・4057F・4058F・4059F・4060F・4061F・4062Fの7編成となります(大野総合車両所で改造された4058F・4062Fを含む)。

【小田急電鉄4000形  ワンマン運転対応改造工事状況】 ※2017年10月23日現在
★施工済み★
4057F4058F4059F4060F4061F4062F4066F
4066Fは新製時点でワンマン運転対応済み
青色は大野総合車両所、赤色は大宮総合車両センターにて施工
★未施工★
4051F・4052F・4053F・4055F・4056F・4063F・4064F・4065F

続いてはロマンスカー『EXEα』30000形30052Fです。
▲日本車両製造豊川製作所で『EXEα』となった30000形30052F。これで『EXEα』は6両2編成と4両2編成の20両となった。

同日には日本車両製造豊川製作所に入場していたロマンスカー『EXE』30000形30052Fが『EXEα』となって出場し、海老名検車区まで甲種輸送されました。これで『EXEα』は10両2編成となり、残る純粋な『EXE』は10両5編成となりました。私がおそらく次のリニューアル対象と予想している『EXE』の30053F+30253Fの動向が注目されます。

★おまけ★
▲ロマンスカー『NSE』3100形の中間車3両の解体が19日頃から本格的に始まった。2012年3月に引退した『RSE』20000形20001Fのデハ20301も解体処分になるものと思われる。

さらには保存車両の解体の動きもありました。大野総合車両所内にて留置が続いていたロマンスカー『NSE』3100形6両のうち中間車3両の解体が19日頃から本格的に始まったようです。これは2018年3月のダイヤ改正で増発が予定されているため、車両の留置スペースを確保するために保存車両の一部を解体することになったものです。『NSE』3100形は先頭車と中間車1両の3両に短縮され、さらに2012年に引退したロマンスカー『RSE』20000形20001Fでは下り方先頭車にあたるデハ20301の解体処分も行われるものと思われます(ただし20002Fは元デハ20302・元サハ20052・元デハ20002の3両が富士急行に譲渡された)。