2017年7月19日

小田急電鉄4000形4058Fがワンマン運転対応改造工事を受けていた

2017年6月下旬ころより、小田急電鉄4000形4058Fが大野総合車両所で乗り入れ路線のホームドア設置に伴うワンマン運転対応改造工事を受けて運用復帰していたことが分かりました。
▲東日本旅客鉄道大宮総合車両センターではなく自社の大野総合車両所にてワンマン運転対応改造工事が施工された4000形4058F。ちなみに4061Fでは改造工事の直後に重要部検査も行われたようである。

この編成は大野総合車両所で初めて乗り入れ路線である東京地下鉄千代田線のホームドア設置に伴うワンマン運転対応改造工事が施工されたようで、大宮総合車両センターでは4057Fが同じくワンマン運転対応改造工事施工のために入場しています。千代田線では2018年度から2019年度にかけて全線へホームドアが設置されることが東京地下鉄から発表されており、全線へのホームドア設置が2020年度から2019年度までに前倒しとなることから、大宮総合車両センターだけでなく自社の大野総合車両所で4058Fに初めてその改造工事が施工されたものと思われます。同編成の先頭車には4059F・4060F・4061Fと同じワンマン運転対応の機器が新設されており、前照灯のLED化がなされているため、運転台はグラスコックピットに改造された可能性があります。今後は大宮総合車両センターと大野総合車両所で残る10編成(4051F~4056F・4062F~4065F)に対してもワンマン運転対応の改造工事が施工されるものと思われます(4066Fを除く)。

ちなみに2016年7月11日に一時的に前照灯をHIDからLEDに変更して試運転を行っていた同編成を偶然にも相模大野(OH28)で目撃したことがありましたが(写真の通り)、正式にこの形式で採用されたのは4066Fが初めてであり、4058Fではその試運転以来で約1年ぶりの交換であり、今回は本格的な採用となりました。ちなみに今回の4058Fは2017年2月~3月に重要部検査を通して出場したためワンマン運転対応改造工事のみの施工でしたが、同じく改造工事を受けた4061Fは帰還した後に大野総合車両所で重要部検査を通して出場しすでに運用復帰しています。このため千代田線ワンマン運転対応工事済みの編成は4058F~4061Fの4編成となり、大宮総合車両センターに入場中の4057Fで5編成目になるものとみられます。