2017年7月8日、東京地下鉄千代田線で活躍していた6000系6129F(5次車:大窓改造車)が所属先の綾瀬検車区から和光検車区新木場分室併設の新木場CRに回送されました。
▲小田急電鉄小田原線に乗り入れていた当時の6129F。このときはダイヤ改正後で初めて6000系の『急行』を撮影したのである(写真は当時の1823レ[土曜休日31S運用]。2016年3月26日撮影)。
▲所定では小田急電鉄4000形の定期運用ながら基本的に16000系が代走充当される2804レ→6815レ→4110レ(平日C13運用:51E)で運用されていた6129F(2016年10月27日撮影)。
▲同系列では最後の旅客用扉が大窓タイプでかつ日立製作所製IGBT素子VVVFインバータ制御の編成であった6129F(2016年12月7日撮影)。なぜか『回送』表示ではなく『試運転』表示で客扱いもしていたようで、そのあとに帰らぬ旅へ出たものとみられる。
同編成はこのまま廃車除籍およびインドネシア譲渡になるものと思われます。最終運用は7月7日の七夕当日に千代田線内を2往復する平日08S運用でB908S列車(代々木上原[OH05, C-01]09:45発→綾瀬[C-19]10:23着)が最後の充当となりました。しかしこの編成は通常の廃車回送と異なり、『回送』表示ではなく『試運転』を表示していました。車内には家族連れなどが多数乗車していたために、廃車回送を兼ねて何らかのイベントを実施していたものと思われます。今回の同編成の廃車除籍によって残る6000系は6102F・6122F・6130Fの3編成30両のみとなりました。また同系列が小田急電鉄小田原線・多摩線への直通運用から撤退してからは初めての廃車となりました。