2017年7月2日

京王電鉄2代目5000系が若葉台検車区に搬入されていた

2017年6月下旬の深夜ころより、2018年春ころから運転を開始する京王電鉄の有料座席指定列車向けの新系列車両、2代目5000系電車が総合車両製作所横浜事業所にて製造され、相模原線内の若葉台検車区で搬入作業が行われていたことがわかりました。
▲京王電鉄では2000年に登場した写真の9000系以来、約17年ぶりとなる新型車両2代目5000系のトップナンバーとなる『5731F』が若葉台検車区に搬入された。

同系列には軽量ステンレス車体の『sustina(サスティナ)』が採用されており、側面帯は車体上部に京王ワインレッド、側窓下部に京王ブルーが採用されており、種別行先案内表示器はフルカラーLED式となっているようです。トップナンバーは7号車が付随車の『サハ5531』、8号車がシングルアームパンタグラフ付きの電動車の『デハ5081』となっていることから、9000系30番台車(10両固定編成)と同じ付番方法で電動車(M)と付随車(T)の比率(MT比)は『5M5T』になるものと思われます。制御装置は新型のVVVFインバータ装置であるためにSiC素子を用いたVVVFインバータ制御の可能性があります(京王電鉄のVVVFインバータ制御車両はほとんどが日立製作所製なので、日立製作所製の可能性も否定できない)。トップナンバーの車両番号は中間車両の7号車と8号車の番号を踏まえると新宿(KO-01)寄りからクハ5731+デハ5031+デハ5081+サハ5531+デハ5131+サハ5581+サハ5681+デハ5231+デハ5281+クハ5781になるものと推測されます。車内の座席は西武鉄道40000系と同じくクロスシート・ロングシートに転換できる仕様で車端部を除き2人掛け座席を3つずつ並べた6人掛けとみられます。旅客用扉は井の頭線の富士見ヶ丘検車区所属の1000系リニューアル車とほぼ同じ形状に見えます。この2代目5000系は10両5編成(50両:5731F・5732F・5733F・5734F・5735F)が導入され、有料座席指定列車の運転開始前の2017年9月から本線新宿発着の一般列車(各停区間急行急行準特急特急)で7000系・8000系・9000系(東京都交通局新宿線に直通する運用を除く)と共通運用で運用を開始することとなっています。