2017年7月13日

東日本旅客鉄道が新型車両を八戸線および新潟地区・秋田地区に投入へ

東日本旅客鉄道が八戸線および新潟地区・秋田地区にそれぞれ投入する新型気動車両の概要を発表しました。前者は『キハE130系500番台』、後者は『GV-E400系』という新型車両となります。
▲新津運輸区に集結している新潟地区向けキハ40系およびキハ100・110系の各気動車。これが新系列車両の『GV-E400系』に置き換えられることになる。配置は新津運輸区、秋田車両センターになるものと思われる。今後は廃車となる気動車の動向が注目されそうだ。
▲写真は久留里線で運用されているキハE130系(写真はキハE130-108)。新たな区分『500番台』のキハE130系が八戸線にも投入される。同系列は0番台が水郡線営業所に、100番台が幕張車両センター木更津派出にそれぞれ配置されているが、500番台は八戸運輸区に配置か。

前者の八戸線ではキハE130系0番台・100番台をベースにスカートをさらに強化した『500番台』が18両(片運転台構造の2両6編成と両運転台構造の1両6編成)投入され、実に0番台以来となる2両固定編成が登場することとなります(100番台はすべて単車1両のみであるため)。今回投入される八戸線では『リゾートうみねこ』以外の車両が非冷房車両となっており、この系列の投入で全車両の冷房化が達成されることになります。また新潟地区・秋田地区では新型電気式気動車の『GV-E400系』の量産先行車となる片運転台構造の2両1編成と両運転台構造の1両1編成を新造し、そののち量産車を含めて合計63両が新造されるようです。量産先行車は2018年初めに出場し、新津運輸区に配置されるものと思われます。その後量産車は2019年度までに新潟地区に、2020年度までに秋田地区にそれぞれ投入される予定です。