これは長年かけて進められてきた複々線工事が今年度で完成し(厳密には梅ヶ丘[OH09]~代々木上原[OH05]間の複々線化)、2018年3月のダイヤ改正で平日朝方の通勤通学の時間帯に運転される特急ロマンスカーを現行の7本から4本増やした11本に増発するとしています。これは大手私鉄の東武鉄道東上本線における上り『TJライナー』(50000・50090系を使用、平日上り2本のみ)および本線系統の有料特急(100系、200・250系、500系などを使用)、京浜急行電鉄の『モーニング・ウィング号』(2100形を使用、平日上り2本のみ)、西武鉄道池袋線の『S-TRAIN』(40000系を使用)、京王電鉄本線・相模原線での有料座席指定列車(2代目5000系を使用)の導入というような通勤時間帯における着席ニーズが増えていることを受けて、小田急電鉄でもこの流れに乗る形で平日の朝方の特急ロマンスカーの新たな列車愛称を募集したのです。すると一般の人々から応募総数は約16,167件、応募種類は6,912件にのぼり、そのうち第1位となった『モーニングウェイ』は567件だったということです。
私は当ブログにおいて『あしがら』を推していましたが、実は名称募集の際には『あしがら』のほかに『モーニングウェイ』と迷っておりました。一応両方とも応募してみたのですが、結局は後者の『モーニングウェイ』が選ばれた形となっています。選考理由としては朝の通勤時間帯に座って快適な移動時間を過ごしてもらうことを想起していること、毎日夕夜に新宿(OH01)を18時過ぎに発車するロマンスカーの『ホームウェイ』と対になっていて分かりやすくなっていること、応募数でも第1位で支持を集めていることからとされています。ちなみにロマンスカー『MSE』60000形を使用する東京地下鉄千代田線直通のロマンスカーについては『メトロさがみ』『メトロはこね』などと同じく愛称の前に『メトロ』を付して『メトロモーニングウェイ』とします。そのため現行の上り『メトロさがみ』(平日は70号[0470レ]・土曜休日は80号[0480レ]、いずれもN21N71運用)の愛称は『メトロモーニングウェイ』となって消滅してしまうのでしょうか。