2025年1月31日

【初検査入場へ】舞浜ディズニーリゾートライン“Type C”100形121号編成(ピーチ)、親会社の車両基地に検査入場へ

2025年1月29日、舞浜ディズニーリゾートライン“Type C”100形121号編成(ピーチ)が検査入場のため陸送されました。同形式の検査は京成電鉄グループが行っていることから、宗吾車両基地に入場するものと思われます。
▲舞浜ディズニーリゾートライン“Type C”100形121号編成(ピーチ)が初の検査入場実施のため陸送作業が行われた。同編成は昨年にこの形式で初めての『ディズニー・クリスマス・ライナー』に起用されていた。
▲昨年同形式で初めて検査入場を果たした111号編成(イエロー)。

2020年に初めて登場した“Type C”100形は昨年に初めてトップナンバーが検査を受け、その翌年に登場した121号編成(ピーチ)が今回初検査となりそうです。同編成は昨年12月25日まで『ディズニー・クリスマス・ライナー』に充当され、内装がクリスマス仕様となっていました。私も昨年12月の訪問時にこの車両に当たっていました。昨年はハロウィンイベントが11月上旬まで延びていたことから、クリスマスの期間は所定よりも短めとなっていました。リゾートラインは当面の間残る4編成で運用を回すことになりそうです。

2025年1月30日

【ラスト検測!】東海旅客鉄道923形0番台幹トウT4編成『ドクターイエロー』、現役最後の検測運転を終える

2025年1月29日、東海旅客鉄道923形0番台幹トウT4編成(『ドクターイエロー』)の最後の検測運転が実施されました。同編成はリニア・鉄道館で東京方先頭車の『923-7』が保存展示される予定となっており、浜松工場への自走回送など動きが注目されます。
▲現役最後の検測運転を終えた923形0番台幹トウT4編成。両先頭車の窓部分には1文字ずつ『ありがとうT4』と書かれた紙が貼付されており、同車両がいかに長く愛されていたことが分かる。
▲ドクターイエロー自体は923形3000番台幹ハカT5編成が残るので、この編成がまだ数年は検測運転を行うことになる。

この923形0番台幹トウT4編成は本当に最後の検測運転となりました。両先頭車の窓部分には『ありがとうT4』と書かれた紙が掲出されていましたので、同車両がいかに愛されていたかがよくわかる光景となりました。同編成は7号車の『923-7』がリニア・鉄道館にて先代のドクターイエローの先頭車に代わって展示されることとなっていますので、浜松工場への自走回送などの動きが注目されます。約24年間、東海旅客鉄道東海道新幹線の安全を見守ってきた車両ですので、種車の700系とは別の場所になりますが、保存展示されることは喜ばしいことです。リニア・鉄道館で再会できる日を首を長くして待ちましょう。

2025年1月29日

【市松模様デザイン】西武鉄道8000系8103F(元小田急電鉄8000形8261F)、新宿線で試運転を実施

2025年1月29日、西武鉄道国分寺線向け8000系8103F(元小田急電鉄8000形8261F)(6両固定編成)が南入曽車両基地~本川越(SS-29)間の新宿線で性能確認試運転を実施しました。
▲元小田急電鉄8000形8261F改め西武鉄道8000系8103Fが新宿線内を試運転し、本川越には初入線となった。国分寺線専用の車両ではあるが実際は新宿線系統の車両になる。実際の出入庫は拝島線玉川上水車両基地と予想されるが、新宿線での試運転は南入曽車両基地の入出庫を想定しての可能性もあり得そう。

西武鉄道8000系8103Fは2025年5月から国分寺線で営業運転を行う予定であり、それに向けた性能確認試運転と思われます。制御装置は全密閉モーター仕様になることなく、譲渡時のままとなっていますので、小田急電鉄時代の三菱電機製IGBT素子VVVFインバータ制御音を西武鉄道国分寺線でも聞くことができます。1985年に製造され、2006年のリニューアルを経て約40年、私も今まで乗り慣れたこの車両が西武鉄道で再び活躍するようになるので、機会があればぜひとも見に行きたいと考えております。

【平日は増発も】首都圏新都市鉄道が2025年3月15日実施のダイヤ改正の概要を発表

2025年1月28日、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが2025年3月15日実施のダイヤ改正の概要を発表しました。今回のダイヤ改正では平日朝夕の通勤通学時間帯の増発、土曜休日の運転間隔と列車種別の変更などが挙げられます。
▲(イメージ)首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの全種別列車で運用されているTX-3000系TX-3185F

首都圏新都市鉄道の前回のダイヤ改正で停車駅の少ない快速の停車駅に八潮(TX-08)が追加されて快速と普通列車が緩急接続を取ることで快速が通過する各駅へと、八潮から乗り継ぎなしで移動でき、各地への速達性が向上しました。

今回の改正では平日朝の通勤通学時間帯に秋葉原(TX-01)~八潮間の普通列車を上下1本ずつ増発し、混雑がピークとなる時間帯の1時間(北千住(TX-05)7時29分発~8時29分発の1時間)の発着本数が26本に増えます。また夕方ラッシュ時間帯に秋葉原を発車する下りについて、17時台の下り普通列車1本(5337レ(守1812←秋1727)・TX-1000系でも運用可能)を18時13分発の普通つくば(TX-20)行き(TX-2000系・TX-3000系で運用)に変更し、通勤快速1本を増発したうえで、18時台の通勤快速は2本から4本になり(そのぶん区間快速が4本から3本になる)、18時台の列車は2本増加となります。なお19時台は00分発の通勤快速が区間快速に格下げ変更されます。

土曜休日では北千住を6時台~9時台に到着する上り列車の運転本数を変更し、7時台~9時台を中心に30分ヘッドのパターンダイヤとします。6時台・7時台の北千住到着便はつくば発の区間快速1本がつくば発の普通列車に、8時台の北千住到着便の区間快速1本が減便、9時台の北千住到着便の快速1本が増便となります。さらに8時台の北千住到着便では守谷発の普通列車1本が増便となるほか、八潮始発の普通列車1本(5506レ(八0740→秋0800))は8時08分発に変更となります。八潮始発の普通列車の北千住到着が7時台から8時台になっているのはこのためです。

2025年1月28日

【牽引はまさかの】東日本旅客鉄道209系1000番台都トタ82編成が長野総合車両センターへ配給輸送される

2025年1月27日から28日にかけて、東日本旅客鉄道豊田車両センターに所属していた209系1000番台都トタ82編成(クハ209-1002以下10両)が東大宮操車場から長野総合車両センターへ配給輸送されました。動向が注目されますが、廃車除籍処分になるものと思われます。
▲E233系0番台へのグリーン車組み込みに関連した予備車確保のため松戸車両センターから豊田車両センターに機器更新せずに転入していた209系1000番台(都トタ82編成)。E493系都オク02編成に牽引されて旅立った。E493系が廃車解体処分となるであろう通勤形電車の配給輸送を担当するのはこれが初めてのこととなる。
▲通勤形電車の配給輸送に伴う初の牽引が少数派の209系1000番台となったE493系(写真は都オク01編成)。東大宮操車場で両者の連結試験が行われていた。
▲昨年9月上旬からTASC使用開始に伴い、209系1000番台とE233系0番台の一部編成が運用を離脱している。10月13日からE233系0番台のグリーン車の先行運用が開始されるが、そのあとも同系列へのグリーン車連結が進み、予備車としての役割はすでに終了していたものとみられる。

209系1000番台はもともと1999年に常磐緩行線と相互直通運転を行う東京地下鉄千代田線で運用される車両として松戸車両センターに配属され、側面帯にエメラルドグリーンの帯を巻いて2018年まで使用され(晩年は小田急電鉄に乗り入れない車両の“E”ステッカー掲出)、そのあと中央線へのグリーン車導入が明らかになり、E233系0番台へのグリーン車組み込み準備対応工事を施すため、その予備車確保のために豊田車両センターに転属、制御装置更新は受けずにオレンジバーミリオンの帯を(転属時には幕板部にも)まとって、活躍をしてきました。平日は97T運用・99T運用、土曜休日は97T運用の限定となっていました。今回この系列の配給輸送を担当したのがなんとE493系都オク02編成であり、東大宮操車場で連結試験を実施していました。今後はこのE493系がEF64形に代わる配給輸送の担当になる可能性があり得ます。残る都トタ81編成の動向が注目されますが、同編成も近いうちに廃車になるでしょうね。

2025年1月26日

【懐かしい2色…!】東日本旅客鉄道鎌倉車両センターでE217系のリバイバルカラー撮影会が行われる

2025年1月25日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センターでE217系都クラY-101編成(クハE217-2001以下4両)と都クラY-102編成(クハE217-2002以下4両)を使用したリバイバルカラーの撮影会が行われ、都クラY-102編成については東海道線時代(元横コツF-52編成として)の姿が再現されました。
▲鎌倉車両センターでの撮影会に再び使用されたE217系都クラY-101編成。登場当初の帯と前面部の『E217』のロゴマークが復刻された編成となっているが、現段階でトラブル防止の観点から大船(JO-09)~千葉(JO-28)を1往復しただけで以降は営業運転には入っていない。
▲E217系都クラY-102編成(元横コツF-52編成)は現在でも横須賀線・総武快速線を中心に営業運転に入ることがあるが、同編成も先は長くない。東海道線での運用経験がある編成は今回の撮影会に使用された2編成だけで、撮影会では機器未更新時代(鎌倉車両センターへ最初に復帰する直前)の姿が再現された。

これは鎌倉車両センターで『E217リバイバルシリーズ 旧カラー・湘南色コラボ撮影会2』に伴うもので、登場当時の帯とロゴに復刻されたE217系都クラY-101編成と、2回の転属と東海道線での運用を経験した都クラY-102編成に湘南色をまとい、当時の横コツF-52編成として運用されていたときの姿を再現しました。東海道線で運用経験のある2編成は増1号車に東海道線時代に使用した電気連結器が残されている(トイレ付車両組み換えの際に付属編成の先頭車となった車両とは異なる)ほか、都クラY-102編成は一部の旅客用扉に『ドアに足を挟まれないようご注意ください』というドアステッカーが残されています(都クラY-101編成は撤去済み)。この撮影会は昼の部と夜の部に分かれて行われました。

【ラッピングは解除】京王電鉄9000系9731Fが制御装置更新工事施工後の誘導障害試験を実施

2024年8月27日に運用を離脱し京王電鉄若葉台検車区に入場していた9000系9731F(10両固定編成)ですが、サンリオのラッピングが解除された状態で2025年1月25日に誘導障害試験による試運転を相模原線内で実施しました。
▲9000系10両固定編成のトップナンバーの9731Fの制御装置が日立製作所製から更新され相模原線内を初自走した。これ以外にも大規模工事を行った箇所があり、車端部の優先席の一部を撤去し全車両に車椅子・ベビーカーが利用可能なフリースペースを設置した。

この編成は昨年夏から若葉台検車区併設の若葉台工場に入場し、制御装置を交換、この時にサンリオのラッピングを解除した状態で改造工事が進められていました。フルカラーLED式の種別行先案内表示器はそのままと思われますが、制御装置と旅客用扉が交換されたほか、既存の2号車・5号車・7号車・9号車の車椅子・ベビーカーなどが利用可能なフリースペースを他の号車に追加で設置し(10号車以外は新宿(KO-01)・本八幡(S-21)寄りに設置)、車体の側面部にあった優先席マークと車椅子マーク・ベビーカーマークを撤去し、車椅子マーク・ベビーカーマークは位置が変更されました。このため全車両にフリースペースが設置されたものと思われます。車内案内表示器は初期編成はLED式ですが、2画面のLCD式に更新されている可能性があります。車内防犯カメラは設置されているものと思われます。静かな走行音であったことから、制御装置は日立製作所製から東芝製へと更新された可能性があります。京王電鉄の10両固定編成では初めてのPMSMモーターなのでしょうか(京王電鉄のPMSMモーター(東芝製IGBT素子)は8000系8両固定編成のみのため、10両固定編成となれば9000系が初だと思われる)。

9000系10両固定編成は20編成(9731F9749F9730F)なので、すぐに消滅というわけではありませんが、あの独特な日立製作所製IGBT素子が聞けなくなると寂しさを感じます。録音をしておいた方がいいかもしれませんね。なお9000系で初めて制御装置が更新されたこともあって、東京都交通局新宿線には当面の間は入線しない(誘導障害試験などを除く)ものと思われます(京王本線新宿発着列車中心の充当と予想される)。

2025年1月25日

【行先延長や始発駅変更も】西武鉄道が2025年3月15日実施のダイヤ改正の概要を発表

2025年1月23日、西武鉄道が同年3月15日に実施予定のダイヤ改正の概要を発表しました。今回の改正では多摩川線以外での実施となります。今回も【有料座席指定列車】【一般種別列車】に分けて紹介します。

【有料座席指定列車】
▲新宿線の特急『小江戸』では平日の朝から日中時間帯、土曜休日の日中時間帯の西武新宿(SS-01)発が毎時40分発から毎時30分発に変更して分かりやすくする。また同列車の直後を急行本川越(SS-29)行きが走るようになるため、現行で西武新宿を約10分前に発車した急行本川越行きの東村山(SS-21)での階段移動を伴う接続待避が無くなりそうか。
▲池袋線の特急『むさし』は上り1本の発車時刻を6分~7分ほど繰り下げ、所要時間を短縮するほか、有料座席指定列車の『S-TRAIN』では平日の東京地下鉄有楽町線豊洲(Y-22)発の発車時刻を現行よりも30分繰り上げ、帰宅が早まる時間帯にも利用しやすくする。

有料座席指定列車では新宿線特急『小江戸』の西武新宿発車時刻を平日の7時台~16時台、土曜休日の11時台~16時台で毎時40分発から毎時30分発へと変更するほか、池袋線特急『むさし』・『ちちぶ』について、平日の20レ(飯0845→池0933)の飯能(SI-26)・入間市(SI-23)・所沢(SI-17,SS-22)の各駅の発車時刻を約6分~7分繰り下げて所要時間を短縮します(飯0852→池0933)、また小手指車両基地所属の40000系転換クロスシート車を使用する『S-TRAIN』について、平日の豊洲発の(池袋線内は)下り列車で発車時刻を約30分繰り上げ(豊洲では毎時30分発に変更)、帰宅が少し早まる時間帯にも利用できるようにします。

【一般種別列車】
▲池袋線の優等種別列車は2000系(基本的に2編成以上)・20000系・30000系で運転されることもあるが6000系・40000系が主力となっている。このうち地下鉄に直通しない編成(40000系8両固定編成を含む)には貫通扉に黄色のテープが貼付されている。

一般種別列車では池袋線系統・新宿線系統ともに、利用状況に応じた変更が実施されます。系統路線別に見ていきます。

《池袋線系統》
池袋線系統路線では平日に小手指(SI-19)始発池袋(SI-01)行きで運転される通勤準急の一部を準急に変更し、石神井公園(SI-10)に停車することで、混雑の平準化を図ります。また所沢での上り3番ホームの混雑緩和のため、朝ラッシュ時間帯での所沢始発の上り一部列車で始発駅が変更になります。現行の6452レ(平日22M運用・所0638→木0802)は清瀬(SI-15)始発、現行の4502レ(平日24M運用・所0659→木0822)および4302レ(所0752→池0832)は小手指始発にそれぞれ変更し、4302レ(所0752→池0832)については通勤準急に変更されて石神井公園通過となります。また利用状況を鑑みて飯能始発の3702レ(平日32M運用・飯0645→元0849)については小手指始発に変更します(飯能→小手指間減便)。また西武秩父(SI-36)から池袋までのアクセス向上のため、飯能で接続する急行・快速急行の発車時刻を変更し、現行の5008レ(秩0556→飯0643)から現行の2110レ(飯0641→池0742、飯能発を6時43分発に変更)へ、現行の5010レ(秩0618→飯0704)から現行の1102レ(飯0702→池0757、飯能発を7時04分発に変更)へそれぞれ接続・乗り継ぎができるよう改善します(ダイヤが乱れた場合などはその限りではない)。平日の日中時間帯は現行の1823レ(平日60K運用・所1635←元1518)が小手指行きに変更(延長)となります。夕夜間帯は混雑緩和や利便性向上のため、池袋発の一部列車の種別行先を変更します。現行の4157レ(飯1822←池1720)は急行飯能行きに格上げ、現行の2251レ(指1756←池1725)は快速飯能行きに格下げ(一部停車駅を増やして行先を延長)、現行の4159レ(飯2258←池2202)は急行飯能行きに格上げ、現行の2205レ(飯2327←池2232)は快速飯能行きに格下げ(実質停車駅の増加)、現行の2211レ(飯2419←池2326)は快速飯能行きに格下げし(実質停車駅の増加)、池袋発車は23時23分発に繰り上げとなります。土曜休日では朝から夜にかけて、優等種別列車のうち8両で運転されている列車の一部を10両編成に増強・変更します。また飯能~西武秩父間では4000系を2編成分繋げた8両で運転されている列車がありますが、秩父鉄道直通列車を除き、すべて4両単独での運転となります。4扉車8両の飯能~西武秩父間の入線はほぼ無くなりますね(臨時列車、土曜休日の『S-TRAIN』を除く)。

《新宿線系統》
新宿線系統路線では拝島線拝島(SS-36)発の上り初電車である5402レ(拝0512→小0534、小平(SS-19)で5802レ(新0522→宿0614)に接続、2602レ(川0513→宿0610)へ乗り継ぎするにはホームで待つことになる)を準急西武新宿行きに変更(拝0512→宿0604)、小平での乗り継ぎを無くして利便性を向上します。また本川越発の終電である5668レ(川2312→所2332、所沢で23時33分発準急池袋行き最終に接続)のあとにもう1本の本川越始発所沢行き各駅停車を増便し(川2331→所2352)、本川越発の終電を繰り下げるとともに、所沢で小手指・飯能行きに接続します。なお東村山での連続立体交差事業の進捗に伴い、東村山~所沢間では初電車から2本~3本の各駅停車・準急を中心に減速運転を実施しています。さらには土曜休日夕夜間に不定期で設定のある多摩湖線多摩湖(ST-07,SY-01)発西武新宿行きの急行4本(18時34分発、19時04分発、20時04分発、20時24分発)はすべて国分寺(SK-01,ST-01)行きに変更し、多摩湖線内発着列車となります(多摩湖から西武新宿行き直通列車は平日の多摩湖6時55分発の5502レ(湖0655→宿0754)のみ)。

また既存の8500系の全3編成の置き換えのため東京臨海新交通ゆりかもめ(7300系・7500系)や東京都交通局日暮里・舎人ライナー(300形)に類似した新型車両の投入を発表した山口線(レオライナー)では狭山線および多摩湖線のダイヤ改正に合わせた時刻変更を実施し、接続を改善します。

2025年1月24日

【時刻・行先変更のみ】東急電鉄が2025年3月15日実施のダイヤ改正の概要を発表

2025年1月23日、東急電鉄が2025年3月15日実施予定のダイヤ改正の概要を発表しました。なお田園都市線・大井町線・こどもの国線以外の路線で改正が行われます。
▲東横線では目黒線・新横浜線とともに横浜高速鉄道みなとみらい線直通以外の直通列車で行先が変更になる。また利用状況に合わせて時刻変更がある。運転区間が短縮される可能性もあるので十分注意しよう。
▲池上線・多摩川線では世田谷線とともに一部列車の時刻が変更される。このうち池上線では五反田(IK-01)で同線初のホームドアが設置され、稼働を開始することに伴い、多摩川線とともにホームドアの開閉時間を考慮した時刻変更となる。

今回改正される路線は田園都市線・大井町線・こどもの国線以外の路線で、各々の利用状況に合わせた時刻変更や行先変更が実施され、東横線側は東京地下鉄副都心線直通列車、相模鉄道直通列車、目黒線側は南北線直通列車、東京都交通局三田線直通列車、相模鉄道直通列車の行先が変更になります。行先が短縮される場合もあるので注意してください。池上線・多摩川線ではこれまでのセンサー設置のホーム柵に代わって五反田にホームドア本体が設置されたことから、同駅でのホームドア稼働時間に合わせた時刻変更が池上線だけでなく多摩川線でも行われます。また世田谷線でも利用状況に合わせた時刻変更があります。

2025年1月23日

【まさかの5063Fよりも先に】小田急電鉄5000形5064F(10両固定編成)が定期営業運転を開始

2025年1月23日の1519レ(平日E31運用)より、小田急電鉄喜多見検車区に留置されていた5000形の最新鋭編成の5064Fが定期営業運転を開始しました。この編成は大野総合車両所に入庫して解放されていた1000形1067F+3000形3277Fに代わって大野総合車両所に自走で臨時回送され、急遽営業運転に入った形です。
▲2024年度導入の5000形5064Fが鉄道線路設備モニタリング装置を搭載する5063Fよりも早くデビューを果たした。5063Fは引き続き海老名検車区に留置中である。営業運転を開始した編成は鉄道線路設備モニタリング装置の準備工事がなされている。

同編成は2024年度導入編成で、5063Fとは異なり鉄道線路設備モニタリング装置と架線検測装置が準備工事とされており、何らかの理由で5063Fが使用できない(運用ない)場合に代替が利きます。大野総合車両所に5000形が83番構内留置線に留置されていることからちょっと怪しんでいましたが、ようやくデビューを果たしたことになります。残るは5063Fだけですが、検測装置を設置していることから、この先も何らかの訓練を行ったあとに営業運転に入ることが予想されます。

【小田急電鉄5000形の在籍】※2025年1月23日現在
<川崎車両株式会社(旧川崎重工業兵庫工場)>
5051F5052F5055F5056F5060F5061F5062F
<総合車両製作所横浜事業所>
5053F5054F5063F5064F
<日本車両製造豊川製作所>
5057F5058F5059F

【E217系消滅迫る】東日本旅客鉄道E217系都クラY-33編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2025年1月22日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系都クラY-33編成(クハE217-33以下11両)が新潟車両センター所属のEF64形1030号機の牽引で所属先から南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分と思われます。
▲E217系都クラY-33編成がEF64形1030号機に導かれて帰らぬ旅へ。まだまだ活躍中の編成もいるが、E235系1000番台が大半を占めるようになったため、見かける機会は激減した。
▲今回も牽引を担当したEF64形1030号機。E493系の配給輸送担当がキハE130系100番台のみとなっているため、まだまだ活躍しそう?

配給輸送された都クラY-33編成は1998年度前半に製造された6次車であり、約27年間の活躍でした。この系列は2025年3月のダイヤ改正を前に運用を離脱すると予想され、早めの記録を推奨します。なお同編成はグリーン車以外は現在の総合車両製作所新津事業所(旧新津車両製作所)で製造されていました。グリーン車は新津事業所では製造していないため、現在の総合車両製作所横浜事業所(旧東急車輛製造)で製造されたグリーン車(サロE217-33+サロE216-33)を連結していました。

2025年1月22日

【変化は車内に】小田急電鉄1000形1069F(4両固定編成)が大野総合車両所を検査出場

2025年1月21日、小田急電鉄1000形1069F(4両固定編成)が大野総合車両所で重要部検査を受けて出場、小田原線で試運転を実施しました。その際に車内に変化がありました。
▲1000形1069Fが年跨ぎで大野総合車両所を検査出場した。同形式の4両固定編成(7編成)のうち自社全線で使用するのは3編成のみで、4両(小田急箱根鉄道専任の代走)・8両・10両(相手は3000形6両固定編成の6次車・7次車限定)の穴埋めの役割を果たしている。
▲検査出場した1000形1069Fには車内防犯カメラが設置された。八幡電気産業株式会社のものと思われる。

小田急電鉄では車内での傷害事件を受けて防犯カメラの設置を進めており、LED照明に取り付けるタイプのものは3000形のリニューアル車の初期ではアンデス電気株式会社のものでしたが、八幡電気産業株式会社のものの設置数が逆転しています。今回の車内防犯カメラについてもこのタイプと思われます。なお車内防犯カメラの設置は1000形1063Fを除き、ワンマン運転対応改造工事の際に同時に行われるものと見込まれます。

【事前計画を推奨!】東日本旅客鉄道が2025年春(3月~6月)の臨時列車の運転概要を発表

2025年1月17日、東日本旅客鉄道が2025年春(2025年3月~6月)の臨時列車の運転概要を発表しました。注目すべき首都圏の臨時列車を中心に抜粋して紹介します。全車指定席の特急列車が多いです。乗車日の1ヶ月前の10時から指定席特急券が取れますので、事前に特急券の確保などの綿密な計画を立てておきましょう。

【新幹線】
▲新幹線は『はやぶさ』『かがやき』『つばさ』など全車指定席の列車が多いので、事前に新幹線特急券の確保などをお勧めする。
▲5月上旬のGWまでは上越線ガーラ湯沢発着列車の『たにがわ』の設定がある。北陸新幹線は東京7時台発『かがやき』の臨時設定がある(金沢行き)。『かがやき』では敦賀発着設定もある(E2系1000番台は『やまびこ』中心の運用)。

新幹線では上越新幹線がガーラ湯沢発着の『たにがわ』、北陸新幹線が金沢・敦賀発着の『かがやき』、東北新幹線が『はやぶさ』『こまち』(一部の日程で併結運転されない場合がある)を中心に運転するほか、これ以外にも臨時列車の設定があります。また北陸新幹線の『はくたか570号』のみ3月は飯山に臨時停車します。東北新幹線・北陸新幹線の最速達列車や『つばさ』、臨時の『とき』は全車指定席での運転であるため、乗車日の1ヶ月前の10時から新幹線特急券を買えることを考慮して計画を立てましょう。

【在来線】
在来線では土曜休日を中心に多数の臨時列車(主に特急列車)が設定されます。首都圏地区は波動輸送向けのE257系5000番台・5500番台、E653系1000番台での充当列車があります。ただし編成数に限りがあり、5500番台は定期運用と兼用のため、車両状況次第ではそれぞれの線区の定期特急列車に使用される系列が使用されます。
▲臨時特急列車は波動輸送向けのE257系5000番台・5500番台で運転されることが多いが、前者は3編成、後者は5編成のみで、後者は特急『草津・四万』などの定期運用があるため、使用車両はそれぞれの定期特急列車に投入された車両となることもある。
▲各路線と常磐線を直通する臨時特急はE653系1000番台の充当が多いが、上野東京ライン経由で直通する東海道線平塚(JT-11)発着はE657系が充当されている。昨秋には所定の平塚8時10分発のところを8時08分発に変更して茅ケ崎(JT-10)・藤沢(JT-08)にも停車したが、ダイヤ改正後は平塚8時12分発で、茅ケ崎・藤沢が再び通過となる可能性がある。
▲E353系の臨時特急列車は『あずさ』『かいじ』『富士回遊』が中心だが、平日の通勤特急として『信州』のほか、大糸線を運転する『はくば』があるほか、ダイヤ改正で特急『はちおうじ』『おうめ』が廃止されることに伴う代替として『かいじ70号』の東京(JC-01)行きが設定される。

首都圏エリア(在来線)の春の臨時列車はE257系5000番台・5500番台(都オオ)およびE653系1000番台都カツK70編成都カツK71編成の臨時特急がありますが、編成数が限られているため日程や車両都合などによりそれぞれの定期特急列車に投入されている車両(信州方面はE353系、房総特急はE257系500番台とE259系(『しおさい』のみ)、伊豆方面はE257系2000番台・2500番台など)が使用されます。

E257系を使用する臨時特急列車は波動輸送向けの5000番台や5500番台が多く、5000番台は『あずさ』が多く『踊り子』に入ることもあります。5500番台は一部日程での特急『富士回遊』や特殊な列車名の臨時特急列車への充当が中心で、『草津・四万』の一部日程は1号車にグリーン車を連結するE653系1000番台での運転となります。ただし房総地区方面の列車となる『新宿さざなみ』『新宿わかしお』などは500番台で運転されることがあるほか、5500番台は波動輸送に限らず定期列車にも使用される関係で、定期運用の一部を2500番台で代走することも見込まれます。

E653系1000番台の充当列車は『E653系7両』と書かれた列車で、新潟~酒田・秋田の特急『いなほ』を除き、国鉄特急色都カツK70編成または水色の都カツK71編成の臨時特急列車となっています。特急『鎌倉』のほか一部『草津・四万』や『ときわ』に充当されることがあります。また各路線区から常磐線に直通する臨時特急列車にも充当されますが、東海道線平塚(JT-11)発着だけは上野東京ライン経由で定期的に直通するE657系が使用されています(詳細は後述)。

E657系の臨時特急列車はマラソン関係での特急『ときわ』や原ノ町発着で設定される特急『相馬野馬追号』のほか、東海道線平塚発着で上野東京ライン経由で常磐線に直通する臨時特急列車があります。平塚発着列車は3月に『水戸偕楽園平塚号』・4月に『絶景ネモフィラ平塚号』があり、昨秋の『海浜公園コキア平塚号』ではこれまでの停車駅(平塚・大船(JT-07)・横浜(JT-05)・水戸・勝田)に茅ケ崎・藤沢が追加されましたので、3月運転分では平塚・茅ケ崎・藤沢・大船・横浜・水戸・勝田に停車するものと思われますが、4月運転分では平塚発車が8時12分となるので、再び茅ケ崎・藤沢が通過となる可能性があります。編成はE653系0番台の復刻塗装編成(都カツK1編成都カツK2編成都カツK3編成都カツK12編成都カツK17編成)以外となりそうです。

最後にE353系を使用する臨時特急列車ですが、注目は平日のみ運転の『中央ライナー』・『青梅ライナー』を引き継いだ特急『はちおうじ』・『おうめ』廃止に伴う代替の『かいじ70号』です。始発駅の甲府(CO-43)発車は5時40分と早いですが、東京到着は通勤ラッシュ時間帯の7時45分ということで、通勤利用にはピッタリの『かいじ』といえそうです。臨時列車ではありますが、平日運転なので普通列車グリーン車料金をICカードで購入した場合のグリーン料金とほぼ変わらない特急料金760円(50kmまで・東京~八王子間は約47km)があれば八王子(JC-22)・立川(JC-19)→新宿(JC-05)・東京の利用も可能です。

これらの列車の乗車には乗車券(土曜休日のみ休日おでかけパスなどのフリーきっぷ(青春18きっぷを除く)でもOKだが、範囲外にまたがる場合はフリーきっぷ範囲内の末端駅から範囲外の下車駅までの乗車券も必要、区間によりICカード)のほか指定席特急券(首都圏エリアに限らず有料快速の場合は指定席券)が必要になるので、乗車予定日の約1ヶ月前に購入することをお勧めします。また座席ランプ不使用(東海道線⇔常磐線の臨時特急列車)または未設置(特にE257系5000番台・5500番台の特殊名称の列車およびE653系1000番台)の臨時特急列車では券面の号車・座席に正しく着席したとしても、特急券確認のために車内改札が行われることがありますので、車内改札が終了・通過するまでは特急券などを紛失しないように注意してください。

2025年1月21日

【展示が決まった】東海旅客鉄道923形幹トウT4編成『ドクターイエロー』、保存展示が決定

2025年1月18日から19日にかけて、東海旅客鉄道923形0番台幹トウT4編成(『ドクターイエロー』)の最後の検測運転と思われる『のぞみ』ダイヤでの検測運転を実施しました。この編成はこの検測運転が最後の充当になるものと思われます。
▲リニア・鉄道館に保存展示が決まった923形0番台幹トウT4編成。ただし保存車両は東京寄り先頭車の7号車の『923-7』に当たる車両で、700系と似た客室が再現されている。
▲ドクターイエロー自体は923形3000番台幹ハカT5編成が残るが、この編成も数年後の引退が決定している。前回は東海ツアーズによる見学ツアーで初めてゲスト展示された同車両、今年はどうなるのだろうか。

この923形0番台幹トウT4編成は1月に引退となることが決まっているため、今回の検測運転が最後になるものと思われます。同編成は7号車の客室部分が再現された車両のみ、リニア・鉄道館の先代のドクターイエローの先頭車に代わって展示されることとなっています。なお先代車両は西日本旅客鉄道に返却となり、石川県で展示保管されることとなっています。それ以外の残り6両(923-1、923-2、923-3、923-4、923-5、923-6)は廃車解体処分となるものと見込まれます。せめて923-1を浜松工場内に保存することは出来なかったのでしょうか…。

2025年1月20日

【車両不足で緊急代走】小田急電鉄1000形1057F(4両固定編成)が小田急箱根専任運用を代走する

2024年1月17日の平日111運用から、小田急電鉄1000形1057F(4両固定編成)が所定で専任編成による小田急箱根鉄道専任運用を代走し、18日は土曜休日112運用、19日は土曜休日113運用にそれぞれ充当されました。20日は平日114運用なので、平日111運用の充当編成が注目されています。
▲1000形4両固定編成の1057Fが2021年12月以来、約3年1か月ぶりに小田急箱根鉄道区間に入線した。これはワンマン運転対応車両の1000形1066Fが故障で運用を離脱している関係から、急遽代走運用に入ったものと思われる。
▲1000形1065Fはワンマン運転対応改造工事のため、1066Fは故障により運用を離脱しており、1057F1063F1064Fの3編成で4運用をやりくりする必要がある(ただし111運用と114運用は兼任ができる)。

小田急箱根鉄道では小田原(OH47)~箱根湯本(OH51)間で実施する予定のワンマン運転準備のため、大野総合車両所に入場した編成からワンマン運転対応工事が施工されており、電気連結器の撤去(スカート形状変更)と側面部乗降安全確認カメラの設置(乗務員室への乗降確認モニターの設置)などが行われています。現在は1066Fに施工済みで、1065Fが入場中で、3編成で4運用を賄う必要がある中で1066Fが故障という事態に見舞われたことから、1057Fの代走で補填された形です。もしも1066Fが復帰できれば、111運用になるものと思われますが、復帰が長引くと引き続き1057Fの代走が数日間続きそうです。

2025年1月17日

【いろいろ問題が…】東急電鉄多摩川線の延長となる新空港線(仮称)整備に向けた営業構想の認定を申請

2025年1月17日、東急電鉄が多摩川線矢口渡(TM-06)付近から蒲田(IK-15,TM-07)の区間を地下化し、蒲田から京浜急行電鉄本線・空港線の京急蒲田(KK-11)付近まで(仮称)新空港線の0.8kmを新設、同線を経由して多摩川線と直通運転を行う営業構想の認定を申請したことを発表しました。この構想が認可されれば、多摩川線と東横線の直通運転も期待されます。
▲池上線と多摩川線のみで活躍中の雪が谷検車区所属の7000系(写真は7114F)と1000系1500番台(写真は1505F)。このうち多摩川線は多摩川(TY-09,MG-09,TM-01)と蒲田を結ぶ鉄道路線であるが、それを京急蒲田付近まで延長するというものだ。なお多摩川で東横線・目黒線と線路自体は繋がっており、長津田車両工場への入出場に使用されている。
▲多摩川線との直通運転が想定されている東横線はワンマン運転でありながら8両編成または10両編成で運転されており、多摩川線で運転されている3両編成とは輸送量が異なる。直通運転を想定しているのであれば、諸問題を解決しなければならない。

東急電鉄多摩川線は東横線・目黒線と接続する多摩川の5番線ホーム・6番線ホームから蒲田方面に伸びており、蒲田では頭端式ホームに到着することとなっており、池上線⇔多摩川線の折り返し直通列車を除き、同駅3番線ホーム・4番線ホームを中心に発着しています。これが京急蒲田付近まで延長されるとなると、蒲田の多摩川線ホームのみが地下化され、池上線と別ホームになることが予想されます。すべて1000系0番台・1500番台、7000系の3両編成で運転されていますが、ホームの有効長自体は鵜の木(TM-03)以外は4両分あり(1両分は柵で仕切られて立入禁止になっている)、かつて4両で運転されていた名残があります。一方の東横線は東京地下鉄副都心線との相互直通運転開始前は全列車が8両固定編成で運転されていましたが、現在は各駅停車・急行で8両固定編成、急行・通勤特急・特急(Fライナー含む)は10両固定編成で運転されています。多摩川付近で地下に入る線路がありますが、池上線・多摩川線車両が長津田車両工場に入出場する際に使用されるのみとなっています。構想では多摩川線の京急蒲田付近までの実質延長(新空港線の新設)と、東横線との直通運転を考慮しているようですが、それまでに問題が多数ありそうです。

両路線は車掌がいないワンマン運転を実施していますが、輸送量の違いがあります。東横線は最低でも8両ですが、多摩川線は池上線と共通なので3両です。そのため東横線は多摩川線の2倍以上の両数を連結しています。しかも扉の数が東横線は4扉に対して、多摩川線は3扉となっており、他社に譲渡されなかった元東横線の1000系が活躍中です。また多摩川線と新空港線を地下で繋ぐので、蒲田の大規模な地下化工事が必要になります。途中駅での折り返し設備がないため、多摩川線全線を止めてでも工事を行う必要性があります。車両数が異なるのもそうですが、使用車両の問題もあります。多摩川線は1000系と7000系の2系列ありますが、東横線は5000・5050系0番台・4000番台や横浜高速鉄道Y500系など、多種多様な車両を使用しています。東横線方面と多摩川線経由で新空港線に直通するとしても、車両面や整備面などでいろいろな問題が浮き彫りになってくるのではないかと思っています。

それでも東日本旅客鉄道京浜東北線と東急電鉄多摩川線・池上線の蒲田と、京浜急行電鉄本線・空港線の京急蒲田とは800mほど離れており、両者を結ぶ交通網が課題になっていたことは間違いありません。この構想が本当に実現するのかどうか、長い目で見守る必要があります。