2023年5月20日

【元8両固定編成を優先?】小田急電鉄3000形3082F(元3664F・10両固定編成)、既存車の客室照明がLED化される

2023年5月19日に小田急電鉄3000形の10両固定編成で初めて車内照明をLEDタイプに交換した3081F(元3665F)が運用復帰しましたが、20日から同じく車内照明を蛍光灯からLEDに交換を行った3082F(元3664F)が運用復帰しました。
▲既存車側の車内照明を蛍光灯からLEDに交換して運用復帰した3000形3082F。この編成は8両固定編成の元3664F(日本車両製造7次車)を改造種車としており、前回の3081Fと同じく車内照明は改造種車では蛍光灯、中間増備車ではコイト電工製のLEDタイプであった。
▲元8両固定編成から改造の10両固定編成で、全車フルカラーLED車2編成の交換は完了しているが、3色LED式を存置した3083F以降の交換はあるのだろうか。

3000形全体での車内照明交換は3次車以降で進められており、6両固定編成の一部は大野総合車両所でリニューアル更新工事を受けた際に交換されています(該当は3265F3266F3267F3268F)。車内照明の交換は3081Fに続くものとなります。元8両固定編成の10両固定編成から交換するとは思いもしませんでしたね。8両固定編成から改造の10両固定編成がもしも海老名検車区または大野総合車両所に入庫した翌日に出庫をしなければ、予備留置となって車内照明の交換が実施される可能性があります。8両固定編成で落成した7次車では2本とも10両固定編成に改造済みで、その両方の種車で交換が完了しましたが、同じ7次車となっている6両固定編成では2本とも蛍光灯のまま、7次車となっている6両固定編成から改造された10両固定編成2本も引き続き未交換となっていますので、こちらの交換も進むのでしょうか。

ちなみに改造種車側のLED照明は3081Fと同じく川崎車両テクノ製のものとなっています。LED照明でもメーカーが2種類混ざっていると面白いですね。

【3000形の照明交換状況】
※2023年5月20日時点、交換完了の1次車・2次車と中間増備車の10次車を除く
※次車ごとに表記するため、9次車以外は編成登場時の車番で記載
《LED照明に交換済》※下線部はリニューアル車
3次車…3265F3266F3651F3652F3653F
4次車…3267F(リニューアル入場中)・3268F3654F3655F
5次車…なし
6次車…3273F3274F
7次車…元3665F・元3664F
8次車…なし
9次車…なし

《蛍光灯のまま未交換》
3次車…3263F3264F
4次車…3656F3657F
5次車…3269F3270F3271F3272F3658F・元3659F
6次車…3275F・元3660F・元3661F・元3662F・元3662F
7次車…3276F3277F・元3278F・元3279F
8次車…元3280F・元3281F・元3282F
9次車…3091F3092F3093F3094F3095F(すべて中間増備車のみ)