2023年5月21日

【新形式車両導入にも言及】京成電鉄が2023年度鉄道設備投資事業計画を発表

2022年5月19日、京成電鉄が2023年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約193億円です。今回も簡単に紹介させていただきます。
▲【車両面】新製増備される3100形。現在は8両6編成(48両)が在籍しており、7編成目の3157Fが日本車両製造豊川製作所から登場するものとみられる。既存の3000形7次車(50番台1本)を京成本線向けに転用するかは不明だが、老朽化が進む3400形を置き換える可能性はある。
▲【設備面】耐震補強工事と併せて駅設備リニューアルが予定されている京成本線市川真間(KS-14)。この駅は普通列車のみの停車であるが、待避設備がある。

今年度の新製車両は3100形1編成(3157F)ですが、新形式車両として編成両数を変更できる3200形の設計を進めることを発表しました。3000形や3100形と異なるデザインになるのでしょうか。8両固定編成もしくは6両固定編成が基本になるのか分かりませんが、いずれは車両を短縮して4両固定編成にもできるような車両になるものとみられます。設備面では押上線押上(KS-45,A-20)へのホームドア設置完了、四ツ木(KS-48)~青砥(KS-09)間の連続立体交差事業の継続(仮下り線工事)、船橋競馬場(KS-24)などでのホーム改修工事、通勤形車両車内への防犯カメラ設置、京成本線の荒川橋梁架替工事、市川真間の駅舎と京成八幡(KS-16)などのホーム上家と千原線千葉寺(KS-61)~ちはら台(KS-65)間の高架橋の耐震補強工事(市川真間は駅施設リニューアルも予定されている)、谷津(KS-25)~京成津田沼(KS-26)間などでの法面補強工事、市川真間と青砥での駅施設リニューアル、八千代台(KS-29)のライナー用待合室のリニューアル、志津(KS-32)・京成酒々井(KS-37)の駅トイレのリニューアルなどが予定されています。