2023年5月8日

【撮影会で引退に華添えた】小田急電鉄8000形8060F(4両固定編成・2012年度リニューアル車)、ついに廃車除籍処分に

2023年4月22日に小田急電鉄海老名検車区での撮影会で展示された8000形8060F(4両固定編成・2012年度リニューアル車)が、5月8日に大野総合車両所89番構内留置線で空調装置、シングルアームパンタグラフ、種別行先案内表示器などの撤去作業を受けています。同編成は廃車除籍処分となる見通しです。
▲8000形4両固定編成で5編成目の廃車除籍処分となった8060F。1986年に登場しており、約37年間、2012年度にリニューアル更新工事を受けて約11年の活躍であった。4月22日の海老名検車区での撮影会では懐かしい種別行先表示やオリジナルヘッドマークが掲出され、退役に華を添えた。イベント終了後に大野総合車両所に戻り、休車状態となっていた。
▲8000形8060Fは2012年度にリニューアル更新工事を施工されており、同年度より本格的にLED照明を採用するが、2012年度に施工の3編成(8055F8060F8062F)が先に消滅することとなった。写真は本厚木(OH34)でのリニューアル出場後の試運転、伊勢原(OH36)での8060F8056Fの並びを捉えているが、どちらも廃車除籍処分となった。
▲長らくの相方と離別した8000形8260F。単独運用では大野総合車両所入出庫の運用中心となっているが、10両編成のE運用に入る場合の相方がどうなるのだろうか。6両固定編成では3色LED式の8259Fが廃車除籍処分となったのみだが、動向に注目する必要はある。

これまでに8000形は8054F8055F8056F8062F8251F8255F8259F8264Fの8編成40両が廃車除籍処分となりましたが、今回の8060Fの動きで4両固定編成の廃車除籍処分は8054Fに続いて5編成目で、合計9編成44両の廃車となります(8052Fも5月のイベント終了後に廃車除籍処分が見込まれる)。8060Fのリニューアルは2012年度の施工となっており、同年度からはリニューアル更新工事の施工と同時に車内LED照明が本格採用されたため、2012年度にリニューアル更新工事を受けた3編成(8055F8060F8062F)がすべて廃車除籍処分となりました。なお今回の8060Fでは4月22日に私も参加した撮影会が海老名検車区で行われ、3種類のオリジナルヘッドマークと、かつて存在した種別行先表示を出して38番構内留置線で展示され、引退に華を添えていました。海老名検車区での撮影会開催の関係から、8052Fよりも後の休車状態となっていましたが、廃車除籍処分は8060Fが先となりました。これで残る8000形は6両12編成(72両)と4両11編成(44両・ただし1編成が休車中)の合計23編成116両(休車中の8052Fを除くと22編成112両)となりました。

【8000形の在籍状況】※2023年5月8日現在 全体…23編成116両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…10編成(40両) ※注意…一時運用離脱中の編成も運用中の扱いで表記します
8051F8053F8057F8058F8059F8061F8063F8064F8065F8066F
休車中…  1編成(  4両) ※8052Fは撮影会終了後に廃車除籍処分の見込み
8052F
廃車済…  5編成(20両)
8054F8055F8056F8060F8062F
《6両固定編成》
運用中…12編成(72両)
8252F8253F8254F8256F8257F8258F8259F8260F8261F8262F8263F8265F8266F
休車中…  0編成(  0両)

廃車済…  4編成(24両)
8251F8255F8259F8264F