2023年5月15日

【6両固定編成は初】東武鉄道10000・10030系50番台11666F(6両固定編成)が廃車除籍処分に

2023年3月14日に東武鉄道南栗橋車両管区春日部支所から北館林荷扱所に自走回送された10000・10030系50番台の11666F(6両固定編成)ですが、5月10日に前照灯・車内の座席・種別行先案内表示器が撤去されたことが確認されたようです。廃車除籍処分になる模様です。
▲10000・10030系50番台(写真は11668F)の6両固定編成に廃車がついに出てしまった。最初の廃車となった11666F(6両固定編成)新製配置は森林公園検修区で2013年まで東上線で運用され、そのあと転属してきた30000系と入れ替わる形で南栗橋車両管区春日部支所に転配され、2014年から約9年間、伊勢崎線などで運用された。

10000・10030系50番台の6両固定編成に廃車が出るのは初めてのこととなります。この区分番台では南栗橋車両管区七光台支所に配属されている編成を含めて、リニューアルされた編成はなく(ただし2023年度は2両固定編成7本がリニューアル対象となり、ワンマン運転区間に投入される見通し)、今回の11666F(6両固定編成)ではリニューアルの対象外になったものと思われます。多くの首都圏の大手私鉄の鉄道車両の種別行先案内表示器は3色LED式やフルカラーLED式が多いなか、現在でも英語非対応の字幕式を維持するほど、種別行先案内表示器などの更新が進まない印象があります。50番台の6両固定編成に廃車が出たことで、今後の車両動向が気になるところではあります。2両固定編成は6両固定編成や4両固定編成を連結して運用されるケースが多いですが、リニューアルとなると基本的にはワンマン運転区間での投入になるため、リニューアル前にワンマン運転区間に投入される前に記録したほうがいいでしょうね。