2023年5月15日

【新製車両投入や機器更新も】京王電鉄が2023年度鉄道設備投資事業計画を発表

2023年5月12日、京王電鉄が2023年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約380億円となります。
▲8000系は10両固定編成の3本が制御装置更新工事を受ける。日立製作所製GTO素子が徐々に消滅しつつある。昨年度は8703Fに施工された。
▲5000系も引き続き1編成の増備が予定されており、リクライニング機能をもつ5738Fの導入が予想されている。

車両面では座席のリクライニング機能を備える転換クロスシートを設置する5000系(5738F)の増備と8000系の3編成(10両固定編成1本・8両固定編成2本)のVVVFインバータ制御装置の更新工事を実施します。10両固定編成は日立製作所製に、8両固定編成は東芝製にそれぞれ更新されるものとみられます。また今年度で自社保有全車両への車内防犯カメラ、全駅へのホーム上の防犯カメラの設置を完了します。設備面では笹塚(KO-04)~仙川(KO-13)間の連続立体交差事業の推進、ホームドア本体とホームと車両の隙間を埋める転落防止ゴムの設置を京王本線笹塚の新線側ホーム(2番ホーム・3番ホーム)と井の頭線神泉(IN-02)に、踏切障害物検知装置の更新、新宿(KO-01,S-01)~笹塚間のトンネル部などの耐震補強工事、多言語に対応する駅構内情報提供ディスプレイの設置を聖蹟桜ヶ丘(KO-27)など20駅、府中(KO-24)・京王多摩センター(KO-41)での種別行先案内表示器のフルカラーLED化、新宿の新線側のエスカレーター更新工事、下北沢(IN-05)のホーム上家改修工事、南大沢(KO-43)・府中競馬正門前(KO-46)・神泉でのトイレリニューアル工事、南大沢・永福町(IN-09)での照明のLED化などを実施します。