2016年11月25日

小田急電鉄ロマンスカー『EXEα』の30000形30251Fが重要部検査入場へ

2016年11月23日ころより、日本車両製造豊川製作所にてリニューアル更新工事を受けて出場した小田急電鉄ロマンスカー『EXEα(エクセ アルファ)』こと30000形トップナンバーの30051F+30251Fのうち、小田原(OH47)寄り6両の30251Fが大野総合車両所に検査入場しています。

▲日本車両製造豊川製作所から甲種輸送され大野総合車両所構内で留置が続くロマンスカー『EXEα』の30000形30251F(写真左側)と30051F(写真右側)。そのうちの30251Fが営業運転復帰に向け重要部検査を受けることとなった(小田原線の列車車内より撮影)。

リニューアル更新工事を受けた30051Fと30251Fは一部台車が古いままでしたので、重要部検査を通すことは想定していました。今回は制御装置が交換されているほか、中間車両3号車は『30451』から『30401』に改番されており、電動車と付随車のMT比率が変更されていることから、30251Fが検査出場しても営業運転開始の2017年3月までは小田原線内(相模大野[OH28]以西か)を中心に性能確認試運転を繰り返し行うものと予想されます。ちなみにリニューアル更新工事を受けた際に制御装置が交換された8000形8061Fと1000形1066Fは両形式とも初めてSiC素子を採用したことから、制御装置の試験を度々行っていたこともあり、両編成の営業運転復帰までにはかなりの時間がかかっています。