2016年10月27日を最後に東日本旅客鉄道埼京線で唯一の205系0番台宮ハエ28編成が定期運用に入っていません。E233系7000番台の全編成にATACSが設置されたために運用を離脱した可能性が高いようです。
▲ATACS設置の都合で予備車両として残っていた205系0番台宮ハエ28編成がついに運用離脱。ドアステッカーや車内広告や一部のパンタグラフが撤去されていたことから今後は廃車となる可能性が。
私が最後に撮影したのは2016年5月8日、485系仙センA-1・A-2編成や719系仙センS-27編成(元仙センH-27編成)の『フルーティアふくしま』などをお目当てに会津若松へ旅行に行った時の帰りに遭遇したときで、かつ大宮(JA-26)から乗り換えの都合で武蔵浦和(JA-21)まで乗車したのが最後です。一時期には編成番号札が白地のもので運転されていましたが、赤地のものに戻されて不定期ながらも運転を続けていました。E233系7000番台の全31編成にATACSが設置されたことに伴って予備車両の役割を終え、ついに自社の埼京線と乗り入れ先の東京臨海高速鉄道りんかい線から完全に撤退することになりそうです。現在のところ川越車両センターで留置が続いていますが、今後は廃車のための配給輸送が実施されるものと思われ、動向が注目されます。なお10月15日には川越車両センター一般公開で元0番台宮ハエ16編成から改造された600番台宮ヤマY12編成とともに展示され、かつての仲間と隣同士で並ぶ姿がありましたね。