2016年11月19日

東京地下鉄1000系のラスト2編成、1139F・1140Fは旧1000形モチーフの特別仕様に

東京地下鉄銀座線では1000系の増備が続いていますが、2017年1月に登場する1000系1139F・1140Fの最終2編成について、内外装のデザインを銀座線開通当初の旧1000形をモチーフとする特別仕様車両として導入することを発表しました。
▲[イメージ]銀座線主力車両の現行デザインの1000系。最後の2編成となる1139F・1140Fは特別仕様に。内装はLED照明や車内LCD旅客案内表示器(3画面)などの最新技術を取り入れつつも、旧1000形を彷彿とさせるようなレトロ調なものとなりそうだ。

最後に増備された現行仕様の1138FまではLED式の前照灯が2つ、運転席周りの窓枠が黒色で、車体は黄色をベースとして側面に01系の帯を引き継いだデザインとなっていますが、1139F・1140Fでは前照灯を1つに変更(ただしLED化される予定)、運転席周りの窓枠も黄色とし、側面は完全に01系と似た帯を廃して車体側面ほぼ全体が黄色となります。現行のデザインにさらに黄色を多く用いたデザインとなりそうです。内装は木目調とし、室内灯に調色機能の追加、手摺りやスタンションポールを優先席付近を除き真鍮(しんちゅう)色に変更、つり革の形状が三角タイプからリコ式風に変更、イベント列車向けに予備灯の設置、車内銘板のデザイン変更(製造は日本車両製造)、座席や床の色を変更(優先席付近は赤色、それ以外は緑色、床は茶色系)をするなど、旧1000形に極力近づけたデザインとなります。1139Fは2017年1月に運用を開始し、1140Fは2017年3月に運用を開始、1140Fの運用開始と01系の運用終了をもって、すべての01系の置き換えが完了する予定です(ただし1000系は01系よりも2編成多く導入されます)。