2019年12月14日

【いよいよ復帰へ】小田急電鉄1000形1094Fがリニューアル更新工事&重要部検査終了に伴う試運転を実施

2019年12月14日、小田急電鉄大野総合車両所でリニューアル更新工事および重要部検査を受けた1000形1094F(10両固定編成)が出場し、試運転を行いました。この編成は近く運用に復帰するものとみられます。
▲2019年度リニューアル更新工事の対象となった1000形1094F(10両固定編成)。スカートは大形化されたが連結器自体は上下とも1096Fのクハ1496(元1252Fの元クハ1452)と同じタイプのままである。なお新製当初からの10両固定編成への施工はこれで3編成目である。
▲リニューアル更新工事を受ける前の1000形1094F。4000形に置き換えられる前は千代田線直通列車としても活躍していた。

このとき痛恨にもデジタルカメラを持参するのを失念し、携帯電話での撮影でトリミングをした旨をお許しください。この編成のリニューアル内容は先にリニューアル更新工事を受けていた10両固定編成の1091F・1093F・1095F・1096Fと同じで1号車(山側)・6号車(上り方海側)・7号車(下り方山側)・10号車(海側)への車椅子兼ベビーカースペースの設置、車掌スイッチの間接制御化がなされているものと思われます。なお小田急電鉄では現在のところ一部編成で全線の運行情報を確認できるバーコードが描かれたステッカーを車内案内表示器付近に千鳥配置で貼付して掲出しているようですが、同編成での確認はできませんでした。なお現時点で1069Fの目撃がないため、同編成が大野総合車両所に入場中のようですが、リニューアル更新工事を兼ねているかどうかまでは把握しきれていません。なお今年度の事業計画では具体的な両数は明らかにされなかったものの、2編成の施工が発表されていることから、1094Fはそのうちの1編成だったわけです。残る1編成は1069Fとなるのでしょうか。それとも別の編成?

【1000形リニューアル車の状況】 ※2019年12月14日現在
施工済み…4両5編成、10両5編成 合計10編成70両 
2014年度…1057F1066F
2015年度…1063F
2016年度…1095F(元1056F+元1256F)
1096F(元1052F+元1252F)
2017年度…1064F
1091F
2018年度…1067F
1093F
2019年度…1094F・????