2019年12月7日

【まさかの】相模鉄道12000系が新宿(JA-11)以北・東日本旅客鉄道E233系7000番台がいずみ野線と本線西谷(SO-08)以東にそれぞれ入線

2019年11月30日に相模鉄道・東日本旅客鉄道が相互直通運転開始に伴うダイヤ改正を実施しましたが、平日ダイヤの初日である12月2日、まさかの展開が起こりました。
▲平日ダイヤの初日にダイヤ乱れが発生。相模鉄道12000系12101Fが所定のE233系7000番台の運用を代走し、いきなり埼京線新宿(JA-11)以北を走行するという事例があった。下りは963K列車(平日63運用、宮0951←宿0908)、上りは1000K列車(平日01運用、宮1002→宿1052)に入って新宿~大宮(JA-26)間を往復し、そのあと海老名(SO-18)方面の135M列車3135レ(平日92運用、本来はE233系7000番台の運用、海1200←宿1055)に運用された。
▲平日ダイヤの初日にダイヤ乱れが発生。E233系7000番台宮ハエ131編成(ID-61、クハE233-7031以下10両)が所定12000系の運用を代走し、普段は入線しない相模鉄道いずみ野線全線や本線の西谷(SO-08)~横浜(SO-01)間に入線するという珍事が。なお相模鉄道の運用番号で70番の運用が12000系、80番・90番の運用がE233系7000番台となっており、80番は相模鉄道側から出庫の運用、90番が東日本旅客鉄道側から出庫の運用となっている。

平日初日のダイヤでダイヤ乱れが発生し、湘南新宿ラインや埼京線にも影響を及ぼしたことから、相模鉄道本線方面の直通列車にも影響が生じ、12000系12101Fが本来は走行しない埼京線の新宿~大宮間で運用され(しかも本来は相模鉄道方面に行かない運用)、そのあと急遽相模鉄道本線への直通列車に充当されるという珍事がありました。なお本来この12000系は相模鉄道の運用番号でいうと70番代に充当されており、そのなかには横浜発着の各駅停車・快速列車・急行列車・特急列車も含まれているため、一部の横浜発着の列車は同系列の固定で運用されるようですね。

また逆にE233系7000番台の宮ハエ131編成が所定12000系が充当される平日72運用を代走しいずみ野線や本線西谷以東にも入線しました。前述のとおり、平日72運用には横浜発着の各駅停車・快速列車・急行列車・特急列車も含まれているため、同系列がいずみ野線や横浜方面に入線していたというわけです。E233系7000番台というと、総合車両製作所横浜事業所を新製出場した宮ハエ122編成以降については相模鉄道本線の真横である横須賀線を自走して川越車両センターまで回送されていましたが、まさかその系列が相模鉄道本線で横浜まで走行するとは思いもしなかったでしょうね。いずれにしても今後のダイヤ乱れの状況次第ではこういうことがあり得ますので、参考にしておきましょう。