2017年11月14日から15日にかけて、総合車両製作所横浜事業所を新製出場した東京急行電鉄7000系7108F・7109Fの甲種輸送が長津田検車区まで行われました。7000系の増備は7107F以来のこととなります。新鶴見信号場から東日本旅客鉄道中央線の八王子(JC-22, JH-32)までの牽引はEF65形2138号機でした。
▲7000系が増備されるのはなんと2011年度の7107Fで6年ぶりとなる。元東横線向け1000系から改造された1000系1500番台で置き換えきれなかった7700系の分を7000系の増備車で置き換えとなるのだろうか。
今回導入された7108F・7109Fの座席配置など基本的な仕様は従来の7000系に合わせているようですが、全車両に車椅子兼ベビーカースペースが設けられているほか、一部の車端部がロングシートとなりました。さらに前照灯と車内照明のLED化がなされているほか、袖仕切り板の形状が少し変更されているのを確認しました。車内LCD旅客案内表示器は17インチワイドタイプの2画面になっているものと思われます。またクハ7300の付随台車は前身の『東急車輛』の文字と現在の『総合車両製作所』が記載されており、田園都市線向け5000系(6扉車か)の廃車発生品を再利用していたものと思われます。いずれにせよ残りの7700系を置き換えるためにも7000系の増備を継続してほしいものです。