2017年11月22日

西武鉄道新宿線・拝島線で40000系を使用した有料座席指定列車『拝島ライナー』運転へ

2017年11月20日に西武鉄道が2018年春にロングシート・クロスシートに転換できる40000系を使用した有料座席指定列車の『拝島ライナー』を導入すると発表しました。新宿線・拝島線系統で有料座席指定列車が定期列車で導入されるのは初めてのことです。

▲現時点で小手指車両基地に所属する40000系が新宿線・拝島線の有料座席指定列車『拝島ライナー』として新たに西武新宿(SS-01)→拝島(SS-36)で営業運転することとなった。なお40000系は現時点で4編成(40両)が在籍しており、いずれも小手指車両基地に配置されているようだが、一部が玉川上水車両基地に貸出または転属となる編成が出るのだろうか(写真は40103F)。

▲本来の新宿線だけでなく拝島線の臨時特急として運用されたことがある南入曽車両基地所属の10000系(写真は10104F)。同系列による臨時特急が度々運転されてきた経緯から40000系の有料座席指定列車が登場したものと思われる。こうなると臨時特急は運転されなくなるのだろうか。

運転区間は西武新宿→拝島(小平[SS-19]まで新宿線、小平から拝島線)の片道で夕方・夜間の帰宅時間帯にのみ運転されます。拝島線では南入曽車両基地(まれに小手指車両基地)所属の10000系を使用した全席座席指定の臨時特急を走らせたことがありましたが(そのときの停車駅は拝島線内では小平、東大和市[SS-32]、玉川上水[SS-33]、拝島)、40000系による有料座席指定列車は初めてです。また同系列が新宿線・拝島線でも初めて運用を開始することになります。なお現時点で運転ダイヤ・停車駅・指定席料金は未定です。40000系の種別行先案内表示器には現在の『S-TRAIN』と同じく『拝島ライナー』と『拝島ライナー 拝島』の交互表示と予想しております。

私の停車駅の予想ですが、西武新宿、高田馬場(SS-02)、小平、東大和市、玉川上水、拝島ではないか・・・と考えています(西武新宿・高田馬場が乗車専用駅、それ以外は降車専用駅と予想)。上石神井(SS-13)では西武新宿寄りに上石神井車両基地があるのですが、通常の特急『小江戸』が停車しないため『拝島ライナー』は通過と予想、田無では拝島線との分岐である小平まではあと2駅(あいだに花小金井[SS-18])である、上石神井と同じく特急『小江戸』が停車しないため『拝島ライナー』は通過と予想おります。ただし田無は臨時特急『おくちちぶ』が停車したことがあったことから、降車専用として停車させる可能性はなきにしもあらずかとも思っております。小平では所沢(SS-22, SI-17)・本川越(SS-29)方面への接続を考慮しての停車も考えられますが、拝島線内では臨時特急の停車駅に停車するのではないかと予想しています。