東日本旅客鉄道東海道線・上野東京ラインでの『ホリデー快速あたみ号』の撮影の後は相模線で北上。すると厚木~海老名間で相模鉄道の新型車両20000系が停車しているのを発見。海老名で下車し、即座に徒歩で移動。
歩いて厚木第三踏切にたどり着くと、『YOKOHAMA NAVYBLUE』の20000系20101Fの姿がありました。多くの乗務員たちがいらっしゃったので床下機器類の説明を受けていたものと思われます。
20000系の横浜(SO-01)寄り先頭車の『20101』。なぜか窓が2箇所開いていました。
こちらは旅客用扉付近の様子です。側面には相模鉄道の車両では初めてとなる半自動ドア機能の『個別ドアスイッチ』が設置されており、海老名(SO-18)での冬季の長時間停車や瀬谷(SO-13)での特急待避などの際に使用されるものと思われます。ドアステッカーは9000系リニューアル車の9702F・9703F・9705Fと同じものとなっているほか、袖仕切り板の形状と旅客用扉横の手すりの形状が独特です。また11000系と同じく車外スピーカーがついています。
種別行先案内表示器はフルカラーLED式が採用されています。日本語と英語の表記がどうなっているのか注目ですね。
乗務員扉横のロゴマーク。20000系の車体全体が『YOKOHAMA NAVYBLUE』一色となっているためロゴマークの色が変更されています。20000系が厚木付近の留置線に長時間停車している状態だったので車両を1両ずつ撮影してみることに。
まずは『20101』から。先頭車であるため制御車の『クハ20101』となります。
車番の『20101』。11000系と同じく百の位の数字が変化するようになっています。ホームドア設置に対応するため側面上部に記載されていますね。
こちらは『20201』。パンタグラフと制御装置がついているため、この車両は電動車のようです。そのため『モハ20201』になります。
『モハ20201』に搭載されている制御装置。『VVVF』の上部には『HITACHI』と書かれてあるため、日立製作所製のSiC素子VVVFインバータ制御と思われます。
こちらは『20301』。床下機器として東洋電機製造のSIV装置が搭載されていますが、『モハ20201』とは異なりパンタグラフがないので付随車(『サハ20301』)の可能性がありそうです。
こちらがそのSIV装置です。この機器は『20801』にも搭載されていることを確認しました。
クーラーの形状はこんな感じです。また相模鉄道の車両で初めて空気清浄機が搭載されています。
こちらは『20401』。女性専用車にあたる車両です。こちらは制御装置とパンタグラフが搭載されているので、電動車の『モハ20401』になりますね。
こちらは『20501』。こちらも同じように制御装置とパンタグラフが搭載されているので、電動車の『モハ20501』になりますね。
こちらは『20601』。床下の搭載機器が少なく、パンタグラフがないために付随車とみられ、『サハ20601』になるものとみられます。
こちらは『20701』。制御装置とパンタグラフが搭載されているため『モハ20701』になりますね。
こちらは『20801』。SIV装置が搭載されていますが、パンタグラフが搭載されていないため付随車(『サハ20801』)の可能性がありそうです。
こちらは『20901』。制御装置とパンタグラフが搭載されているため『モハ20901』になりますね。
こちらは『20001』。先頭車であるため制御車の『クハ20001』となります。
搭載機器は『ATC』『ATS』『ATO』の3つが一体化したものと思われます(表記上は『ATC/S/O装置』)。東京急行電鉄などへの乗り入れを考慮して車体幅が(東日本旅客鉄道E231系ベース)の10000系や(東日本旅客鉄道E233系ベースの)11000系よりも狭まっているほか、乗り入れ路線へのワンマン運転対応にも対応していそうです。
連結器の形状は従来車と同じで車両故障時の連結に対応するものと思われます。
全景を少し撮影してみましたが、車両までの距離が遠くこんな感じに・・・。クハの貫通扉寄りにある前面部の列車番号表示器は『00』と表示されており、その隣の貫通扉に種別、運転台上部に行先が表示されるものと思われます。ちなみに右側は車両番号で小さくて見づらかったですが『20001』と書いてあります。
こちらは台車。新日鉄住金製造で電動車は『SS184M』、制御車・付随車は『SS184T』の表記が確認できました。
このあと構内往復での走行試験を頻繁に実施したので動画で収めて終了としました。20000系の実車を見れてよかったぁ。