2017年11月29日

東京急行電鉄田園都市線の新型車両2020系2121Fが甲種輸送される

2017年11月28日から30日にかけて、総合車両製作所横浜事業所で落成した東京急行電鉄田園都市線向けの新型車両2020系(10両編成)の甲種輸送が実施されました。新鶴見信号場から途中の東日本旅客鉄道中央線八王子(JC-22, JH-32)まではEF65形2065号機が牽引を担当しました。
▲国鉄特急色に復元されたEF65形2065号機が新型車両2020系の牽引という大役をこなした。
▲動向が注目されている2000系・8500系。前者は平日の朝夕ラッシュ時間帯のみに活躍し、後者は現在の田園都市線の主力車両となっている。

今回輸送された10両は機関車次位から7号車『2721』+6号車『2621』+5号車『2521』+10号車『2021』+9号車『2921』+8号車『2821』+4号車『2421』+3号車『2321』+2号車『2221』+1号車『2121』となっており、『2021』と『2121』が先頭車で女性専用車ステッカーが貼付されているほか、シングルアームパンタグラフは中間車の『2921』と『2321』に2基ずつ、『2621』に1基が搭載されていました。田園都市線内基準では1号車側が編成番号となるので、『2121F』になるものとみられます。なお車体には『sustina』(サスティナ)が採用されています。29日には7号車~5号車と10号車~8号車の6両、30日には4号車~1号車の4両が長津田検車区まで輸送されます。現段階では3編成の導入(のちに増備予定)となることから、まずは2000系の置き換えに充て、そのあと8500系の置き換えに充てるものと思われます。2020系2121Fの登場で2000系と8500系の動向が注目されます。