2017年11月8日

【新情報】小田急電鉄3000形3665Fが中間車2両を組み込み10両固定編成を組成

2017年11月7日ころ、小田急電鉄海老名検車区構内で3000形3665F(日本車両製造7次車)のクハ3965とデハ3915のあいだに川崎重工業兵庫工場で新製した中間車2両(サハ3381+デハ3431)が組み込まれ、10両固定編成を組成していたことが分かりました。
▲大野総合車両所での10両固定編成化工事が延期となっていた3000形3665F。前面帯・側面帯をインペリアルブルー帯に変更し10月11日から期間限定で運用に入っていた。今回は海老名検車区で長らく留置されていた中間車2両を組み込んで10両固定編成となったのである。
▲川崎重工業兵庫工場を新製出場したものの、3651Fの屋根焼損で3665Fの10両固定編成化が延期となり海老名検車区に長らく留置されていたサハ3381+デハ3431。優先席ステッカーはなぜか交換前の旧式タイプとなっている。運用開始前までには交換されるのだろうか。

しかし3665Fの車番は現時点で改番前のままとなっており、暫定的に上り方からクハ3665+デハ3615+デハ3715+サハ3765+サハ3865+デハ3815+デハ3915+サハ3381+デハ3431+クハ3965と組成された状態で留置されています(下線が新製車両、そのうちデハ3431が弱冷房車)。この3665Fは新『3081F』として改番されるものとみられます。クハ3965(新クハ3481)には女性専用車のステッカーが貼付されることでしょう。

【3665F 編成表】 ←新宿(OH01)寄り  小田原(OH47)寄り→
クハ3665+デハ3615+デハ3715+サハ3765+サハ3865+デハ3815+デハ3915+クハ3965

【新製中間車】
サハ3381+デハ3431

【3665F+新製中間車2両】 ※改番前
クハ3665+デハ3615+デハ3715+サハ3765+サハ3865+デハ3815+デハ3915+サハ3381+デハ3431+クハ3965

【3081F 編成表】 ※改番後
クハ3081+デハ3031+デハ3131+サハ3181+サハ3281+デハ3231+デハ3331+サハ3381+デハ3431+クハ3481

よく見ると、サハ3281~クハ3481の車番に見覚えがある方も多いのではないでしょうか。実は現在の10両固定編成である3092Fの種車が川崎重工業8次車の3281F(当時は6両固定編成)であり、その車番が上り方からクハ3281+デハ3231+デハ3331+サハ3381+デハ3431+クハ3481だったので、その車番が今回の新3081Fで復活(2代目)となるのです(ただし『3281』はクハではなくサハとなる)。同一形式(今回は3000形)が一度消滅した車番を再び名乗るのはかなり異例のことです