2019年8月31日

【着席サービス拡大】京浜急行電鉄が2019年10月26日実施のダイヤ改正の一部概要を発表

2019年8月29日、京浜急行電鉄が同年10月26日(平日ダイヤは28日)実施のダイヤ改正の一部概要を発表しました。今回発表されたのは2100形による充当列車の着席サービス拡大が中心となっています。
▲ダイヤ改正を機に増加する2100形充当列車の着席サービス。『モーニング・ウィング』が新たに1本増発され、横須賀中央(KK-59)発品川(KK-01)行きが設定される。下りの『ウィング』(1992年から設定の愛称)は『イブニング・ウィング』に名称を変更する。
▲土曜休日の朝の一部下り快特列車の三崎口(KK-72)寄りから2両目(写真では手前から2両目)となる2号車で設定された『ウィング・シート』が、新たに土曜休日の日中時間帯に設定され、下り快特列車だけでなく、上り快特列車でも設定される。

平日朝の通勤時間帯(ラッシュ時)に運転される『モーニング・ウィング』は現行ダイヤで三浦海岸(KK-71)発の1号・2号の計2本(海0609→品0728、海0756→泉0922)が運転されていますが、好評であることから、今回のダイヤ改正では横須賀中央発品川行きの1本(須0605→品0657)を増発し、計3本で運転します。土曜休日の日中時間帯の上下の快特列車(下りは泉岳寺[A-07]9時55分発~15時15分発の9本、上りは三崎口11時16分発~15時56分発の8本)にて三崎口寄りから2両目の2号車に追加料金(300円)を払って着席移動できる座席指定の『ウィング・シート』を設定します。この『ウィング・シート』を設定した快特列車が上下線で運転されるため(年末年始など一部運転されない場合もある)、上り列車に奇数(平日と分けるため50を足して51号・53号・・・)、下り列車に偶数(平日と分けるため50を足して52号・54号・・・)を設定します。これに伴い平日朝の『モーニング・ウィング』についても上り列車の号数を現行の1号・2号から奇数(1号・3号・5号)に変更し、下り列車(のちの『イブニング・ウィング』)の号数を偶数(2号・4号・6号・・・)に変更します。他の鉄道会社では有料特急列車や座席指定列車でも上り列車が偶数、下り列車が奇数となるように設定されていますが、京浜急行電鉄では珍しく下り列車が偶数、上り列車が奇数で設定されるようです。それ以外のダイヤについては詳細が決まり次第発表される予定です。