2019年8月8日

【中間車増備】小田急電鉄3000形の10両固定編成化改造で10両編成のE運用・8両編成のB運用にさらなる変化!?

2019年8月4日未明に、川崎重工業兵庫工場で製造された小田急電鉄3000形の中間増備車8両(新宿[OH01]寄りからサハ3387+デハ3437[3087F]+サハ3386+デハ3436[3086F]+サハ3385+デハ3435[3085F]+サハ3384+デハ3434[3084F])が海老名検車区に到着し、納入されました。これにより新たに8両固定編成×4本が10両固定編成化される計算になります。

▲3000形の8両固定編成×4本を10両固定編成化するため増備されたサハ3387+デハ3437+サハ3386+デハ3436+サハ3385+デハ3435+サハ3384+デハ3434。これらの車両は2017年度のサハ3381+デハ3431、昨年度のサハ3382+デハ3432、サハ3383+デハ3433と同じ10次車の仕様である。このため2号車・3号車のみの8両が連結された状態は貴重な姿である。

▲3000形8両固定編成で現時点でのラストナンバーとなっている、インペリアルブルー帯の3662F(日本車両製造6次車)。この編成を含む4編成が新たに10両固定編成化の対象になる可能性が出てきた。4編成が10両固定編成化されると同形式8両固定編成のラストナンバーは3658F(川崎重工業5次車)となる可能性がある。

私の予想では現在の3662Fのクハ3962(→クハ3484)とデハ3912(→デハ3334)の間にサハ3384+デハ3434を組み込んで3084F、現在の3661F(日本車両製造6次車)のクハ3961(→クハ3485)とデハ3911(→デハ3335)の間にサハ3385+デハ3435を組み込んで3085F、現在の3660F(日本車両製造6次車)のクハ3960(→クハ3486)とデハ3910(→デハ3336)の間にサハ3386+デハ3436を組み込んで3086F、現在の3659F(川崎重工業兵庫工場5次車)のクハ3959(→クハ3487)とデハ3909(→デハ3337)の間にサハ3387+デハ3437を組み込んで3087Fを組成するのでは・・・という考えです。これは3081Fの種車が元3665F(日本車両製造7次車)、3082Fの種車が元3664F(日本車両製造7次車)、3083Fの種車が元3663F(日本車両製造6次車)で、このままの法則でいくと3084Fの種車と考えられるのが3662Fだからです。残りも同様に考えると3659Fから3662Fまでの4編成が10両固定編成化改造の対象になるのだろう・・・と推測できるからです。

こうなると現在の10両編成のE運用と8両編成のB運用に変化が起こりそうなのです。現在の8両編成のB運用はB11(予備留置)~B32の22運用ですが、3000形の10両固定編成化改造が進捗すると8両編成が4編成減るので、現在42運用ある10両編成のE運用(E11~E46・E61~E66:このうち予備留置がいくつか存在)が増える可能性があります。2019年3月のダイヤ改正にて新宿発着の10両編成の各駅停車が登場したことから(主にE32運用・E33運用、一部には4000形の固定運用であるC運用にもある)、減る分の8両編成の運用で形式のやりくりをしてどのように賄うのかが気になりますが、8両編成の運用を10両編成で代走することは不可能ではないので(ダイヤ乱れの際にB運用に10両編成が入ったことがある。また、10両編成のE運用に8両編成が入ったこともある)、当面はダイヤ改正まで運用整理は行われなさそうな気がします。

【3000形の在籍数について】 ※2019年8月8日現在
6両固定編成・・・27編成(3251F3277F) 8両固定編成・・・12編成(3651F3662F
10両固定編成・・・8編成(3081F3083F3091F3095F

【中間増備車8両を組み込み4編成が10両固定編成に組成された場合】 ※予想です
6両固定編成・・・27編成(3251F3277F) 8両固定編成・・・8編成(3651F3658F
10両固定編成・・・12編成(3081F3087F3091F3095F

【今後の展望について】
・現行の3662Fにサハ3384+デハ3434を組み込み、3084Fに改番(帯は変更の必要なし)
・現行の3661Fにサハ3385+デハ3435を組み込み、3085Fに改番(帯は変更の必要なし)
・現行の3660Fにサハ3386+デハ3436を組み込み、3086Fに改番(帯の変更の必要あり)
・現行の3659Fにサハ3387+デハ3437を組み込み、3087Fに改番(帯の変更の必要あり)
・現行の3659F・3660F・3661F・3662Fに全密閉モーター化工事を施行か
・改造種車となる3659F・3660F・3661F・3662Fの種別行先案内表示器の交換をどうするか