2019年8月3日

【4編成が10両固定編成化】小田急電鉄3000形の中間増備車8両が川崎重工業兵庫工場を出場、甲種輸送される

2019年8月2日から4日にかけて、川崎重工業兵庫工場にて新製された小田急電鉄3000形の中間増備車8両(インペリアルブルー帯:電動車・付随車の2両×4編成分)の甲種輸送が海老名検車区まで行われています。
▲3000形8両固定編成×4編成を10両固定編成化するために川崎重工業兵庫工場にて製造されたサハ3387+デハ3437+サハ3386+デハ3436+サハ3385+デハ3435+サハ3384+デハ3434。これまでに8両固定編成を10両固定編成に増強するための中間増備車は3編成分6両(サハ3381+デハ3431、サハ3382+デハ3432、サハ3383+デハ3433)が出場している。

▲写真は本厚木(OH34)に進入する3000形8両固定編成でインペリアルブルー帯をまとう3662F(日本車両製造6次車)。この編成は新3084Fになるものと思われ、この編成を含めた4編成(予想は3659F・3660F・3661F・3662F)が新たに10両固定編成化の対象になりそう

川崎重工業兵庫工場を出場した中間増備車8両は『新3084F』のサハ3384+デハ3434『新3085F』のサハ3385+デハ3435『新3086F』のサハ3386+デハ3436『新3087F』のサハ3387+デハ3437であり、現行の8両固定編成4本に組み込むための中間車(新2号車・新3号車)です。私の予想では現在の3662Fにサハ3384+デハ3434を組み込んで『新3084F』、現在の3661F(日本車両製造6次車)にサハ3385+デハ3435を組み込んで『新3085F』、現在の3660F(日本車両製造6次車)にサハ3386+デハ3436を組み込んで『新3086F』、現在の3659F(川崎重工業兵庫工場5次車)にサハ3387+デハ3437を組み込んで『新3087F』を組成するのではないか・・・とみています。

▲10両固定編成化されることが予想される3661F。新3085Fになるものと思われる。

▲10両固定編成化されることが予想される3660F。新3086Fになるものと思われる。

10両固定編成化されることが予想される3659F。新3087Fになるものと思われる。

こうなると3083F(元3663F)と同様に3659F・3660F・3661F・3662Fの制御装置を全密閉モーター式に更新したうえで、種別行先案内表示器が交換されない限りは、3色LED式とフルカラーLED式が混在する10両固定編成が4本組成される形になります。また3661F・3662Fはインペリアルブルー帯をまとうのに対し3659F・3660Fはロイヤルブルー帯をまとうままですので、3659F・3660Fの2編成については前面帯・側面帯の変更も行われそうですね。同形式の10両固定編成は『新3087F』までにすべて組成されると最終的に3081F(元3665F)・3082F(元3664F)・3083F(元3663F)・『新3084F』(現行の3662F)・『新3085F』(現行の3661F)・『新3086F』(現行の3660F)・『新3087F』(現行の3659F)・3091F(元3280F)・3092F(元3281F)・3093F(元3282F)・3094F(元3278F)・3095F(元3279F)の10両12編成(120両)となります。

【3000形の在籍数について】 ※2019年7月1日現在
6両固定編成・・・27編成(3251F3277F) 8両固定編成・・・12編成(3651F3662F
10両固定編成・・・8編成(3081F3083F3091F3095F

【中間増備車8両を組み込み4編成が10両固定編成に組成された場合】 ※予想です
6両固定編成・・・27編成(3251F3277F) 8両固定編成・・・8編成(3651F3658F
10両固定編成・・・12編成(3081F3087F3091F3095F

【今後の展望について】
・現行の3662Fにサハ3384+デハ3434を組み込み、3084Fに改番(帯は変更の必要なし)
・現行の3661Fにサハ3385+デハ3435を組み込み、3085Fに改番(帯は変更の必要なし)
・現行の3660Fにサハ3386+デハ3436を組み込み、3086Fに改番(帯の変更の必要あり)
・現行の3659Fにサハ3387+デハ3437を組み込み、3087Fに改番(帯の変更の必要あり)
・現行の3659F・3660F・3661F・3662Fに全密閉モーター化工事を施行か
・改造種車となる3659F・3660F・3661F・3662Fの種別行先案内表示器の交換をどうするか

※8月5日、写真を更新しました