2019年8月5日、京王電鉄9000系9730F(ラストナンバー)が若葉台検車区に併設の若葉台工場を検査出場し、試運転を実施しました。実はこの編成には小変化が起きています。
▲9000系10両固定編成のラストナンバーである9730F。その前の編成が9749Fで一部車両の番号の下2桁が『99』のため、このままだとその次の番号の下2桁が『00(すなわち100)』になってしまい、インフレナンバー(5桁の番号)となってしまうため、それを防ぐために繰り上がりで『9730F』とされ、この編成のみ“KEIO”ロゴの位置が前照灯の下部に配置されていた。
▲比較用として9000系9748Fをご覧いただきたい。ロゴマークの位置は9730Fを除き、京王ワインレッドの帯の上半分に重なるように“KEIO”ロゴが配置されている。
この編成はインフレナンバーを避けるため番号を繰り上げた9000系10両固定編成のラストナンバーであるため、“KEIO”のロゴマークが従来編成とは異なり、前照灯の下部(京王ブルーの帯の下部)に配置されていましたが、今回の検査で従来編成と同じく京王ワインレッドの帯の上半分に重なるような配置に変更され、“KEIO”ロゴの位置が完全に統一されました。同編成の竣工からちょうど10年となりましたが、ついにその節目でロゴマークの位置が変更された形です。