2019年8月7日、東京急行電鉄が同年10月1日に実施する田園都市線・大井町線のダイヤ改正の概要を発表しました。今回は南町田(DT-25)の駅名改称および停車駅の追加、列車の行先延長など、南町田グランベリーパークのまちびらきに向けた改正内容となります。
【田園都市線】
▲駅名が『南町田グランベリーパーク』に改称される南町田。2面2線の相対式ホームの駅である。
▲現在は二子玉川(DT-07)を境に以西は通過運転(土曜休日の急行停車駅と同じ)、後者は各駅停車となる『準急』が早朝深夜以外の時間帯で運転されているが、その停車駅に新たにつくし野(DT-23)、すずかけ台(DT-24)、つきみ野(DT-26)が追加され、渋谷(DT-01)~二子玉川間だけでなく中央林間(DT-27)~長津田(DT-22)間も各駅停車となる。
▲現在の『準急』が長津田以西で各駅停車となるため、現行の『各駅停車』は一部が中央林間まで行かずに長津田で折り返しとなる。現行の長津田以西で各駅停車が8本運転されているが、準急が同駅以西で各駅停車となるため、各駅停車8本のうち2本は準急(すなわち2本分の各駅停車は長津田発着)に代替される。
今回のダイヤ改正では南町田が『南町田グランベリーパーク』に改称され、平日のみ通過していた田園都市線の急行列車が同駅に停車するようになります。また準急列車の停車駅につくし野、すずかけ台、つきみ野の各駅が追加され、長津田以西と二子玉川以東は各駅停車となり、通過運転区間は長津田~二子玉川間のみとなります。これは11月に控えた『南町田グランベリーパーク』のまちびらきに伴い、アクセス向上を図るためのものです。新たに準急列車が長津田以西で各駅停車となることから、同駅以西で8本運転されている各駅停車のうち、2本を『準急』に変更し(種別の格上げ)、その代わり2本の各駅停車は長津田発着に変更となります。
【大井町線】
▲土曜休日の日中時間帯を中心に長津田~大井町(OM-01)で運転されている大井町線の急行だが、今回の改正では中央林間まで延長し、南町田方面へのアクセス向上を図る。さらに平日の帰宅時間帯(18時台以降)に長津田まで運転される急行列車を3本増発し、利便性向上を図る。
大井町線では日中時間帯に大井町発中央林間行きを毎時2本設定し、南町田グランベリーパーク方面へのアクセス向上を図ります。また平日の帰宅時間帯(18時以降)に大井町発長津田行きの急行列車を3本増発し(長1852←大1812、長1946←大1904、長2125←大2045の3本、いずれも『Q SEAT』車両なしの6000系で運用か)、アクセス向上を図ります。