2016年9月27日、西武鉄道池袋線・狭山線を中心に運用されていたVVVFインバータ試験車両である2000系2097F(8両固定編成)が所属先の小手指車両基地から横瀬車両基地に回送されました。
▲池袋線の2000系では唯一の3色LED式の種別行先案内表示器を保ちVVVFインバータ試験車となっていた2097Fがついに帰らぬ旅へ・・・。
同編成はこのまま廃車解体になるものと思われ、新2000系の廃車はこの2097Fが初めてのこととなります。2097Fの特徴は飯能(SI-26)寄りから2両目・3両目のモハ2197+モハ2198の制御装置が三菱電機製のGTO素子VVVFインバータ制御となっていることです。また同編成は廃車されるまで一度も種別行先案内表示器がフルカラーLEDに交換されることはありませんでした。私は池袋線を訪問してから2097Fによく遭遇しました。VVVFインバータの録音は当時の9000系9103Fの“RED LUCKY TRAIN”と9105Fを狭山線西武球場前(SI-41)の頭端式ホームで並べて行われた撮影会に参加した際の一度しかできませんでしたが、貴重な2000系の走行音を堪能できたことは思い出として十分に残っています。2097F、約24年間の活躍本当にお疲れ様でした。