2021年2月13日

【踊り子付属編成に?】東日本旅客鉄道E257系500番台千マリNB-09編成が秋田総合車両センターに入場

2021年2月9日、東日本旅客鉄道幕張車両センター(千マリ)所属のE257系500番台千マリNB-09編成(クハE257-509以下5両)が長岡車両センター所属のEF81形134号機に牽引され秋田総合車両センターに入場しました。同編成は2月7日に京葉車両センターに自走回送されており、配給輸送の準備をしていたものとみられます。
▲EF81形134号機に導かれ秋田総合車両センターに入場したE257系500番台千マリNB-09編成。この編成は大宮総合車両センターに転属となり2500番台に生まれ変わりそうか。これまでに秋田総合車両センターに配給輸送されて入場した編成はすべて2500番台に改造されている。

この編成はE257系2000番台と併結の付属編成となる2500番台に改造され(側面部の番号のハイフン以下の下2桁は09が維持される)、順番でいくと『宮オオNC-34編成』に改造されるものと思われます。2500番台付属編成は全車指定席特急となる『踊り子』、新設の通勤特急となる『湘南』の東京(JT-01)方に連結され、『踊り子』は伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺(IS-13)発着の列車にも使用される予定です。

E257系は臨時列車及び団体専用列車向けに残した長モトM-105編成・長モトM-107編成・長モトM-111編成の9両3編成(27両)を除き、すべて2000番台に改造されました。全16編成のうち13編成が転用されましたが、これは特急『踊り子』に使用される基本編成側の185系0番台6編成・200番台3編成の9編成分を合わせても4編成分多いです。信憑性はかなり低いですが、主に団体専用列車のみに使用されている185系0番台・200番台(4両固定編成・6両固定編成)の置き換えも含まれていそうですね。逆にE257系500番台は入場した千マリNB-09編成の分を含めるとしても現時点では4編成(20両)のみの転用にとどまっていて、既存の185系0番台の既存の付属編成よりも2編成少ないため、E257系2000番台(基本編成)がその置き換え分を補っているとも考えられそうです。

2021年3月12日に『湘南ライナー17号』(3737M列車)をもって東日本旅客鉄道最後の国鉄特急形車両である185系の定期営業運転がすべて終了するわけですが、2021年も臨時運転で設定される可能性はあり得るので、ダイヤ改正以降の185系の廃車がどのくらい進められるのかは不透明ですが、数えられる程度にまで185系を減らしそうな気はします。臨時快速『ムーンライトながら』の廃止や185系を2022年に全廃することも明らかになっており、団体専用で生き延びていた185系もいよいよお役御免となるかもしれません。

【E257系0番台から2000番台への転用状況】  ※2021年2月10日現在
長モトM-101編成→宮オオNA-01編成
長モトM-102編成→宮オオNA-02編成
長モトM-103編成→宮オオNA-03編成
長モトM-104編成→宮オオNA-04編成
長モトM-105編成→臨時列車用に残存
長モトM-106編成→宮オオNA-05編成
長モトM-107編成→臨時列車用に残存
長モトM-108編成→宮オオNA-06編成
長モトM-109編成→宮オオNA-07編成
長モトM-110編成→宮オオNA-08編成
長モトM-111編成→臨時列車用に残存
長モトM-112編成→宮オオNA-09編成
長モトM-113編成→宮オオNA-10編成
長モトM-114編成→宮オオNA-11編成
長モトM-115編成→宮オオNA-12編成
長モトM-116編成→宮オオNA-13編成

【E257系500番台から2500番台への転用状況】  ※2021年2月10日現在
千マリNB-06編成→宮オオNC-31編成
千マリNB-07編成→宮オオNC-32編成
千マリNB-13編成→宮オオNC-33編成
千マリNB-09編成→宮オオNC-34編成(?)

2021年2月11日

【外観も変化!】東急電鉄5000系5101Fの種別行先案内表示器と列車番号表示器が白色LED式に

2021年2月9日、東急電鉄長津田検車区所属の5000系5101Fのクハ5101(田園都市線内基準で渋谷(DT-01,Z-01)寄りの先頭車)のみの列車番号表示器と行先案内表示器が白色LED化されています。それ以外の車両は存置されていますが、いずれは交換される可能性があります。
▲1号車のクハ5101のみの行先案内表示器と列車番号表示器が白色LED化された5000系5101F。この系列では初期の5101F~5106Fまでと当時の6扉車3両組み込みに伴う東横線向け同系列に転用された付随車は種別表示器がフルカラーLED式、列車番号表示器と行先表示器はLED式だった。

5000系のトップナンバーである5101Fは量産先行車(試作的)要素が強く、種別表示器が丸みを帯びたものであったり、電動車と付随車の連結位置が異なるなどの点があります。クハ5101のみの試験ではありますが、いずれは可視性向上のために普及していくものと思われ、5101Fの残りの車両、5102F~5106Fの各編成、目黒線向け同系列の5181F・5182F、横浜高速鉄道Y500系(元5156FのY517Fを除く)に拡大することが予想されます。

【代替車両の動向に注意】小田急電鉄5000形5055F(川崎重工業兵庫工場製造)の営業運転開始

2021年2月11日、川崎重工業兵庫工場製造の小田急電鉄5000形5055F(10両固定編成)が1507レ(藤0712←大0649・土曜休日E71運用)から営業運転を開始しました。
▲2代目5000形(写真)の最新編成である5055Fが営業運転に投入された。この編成の投入で1000形4両固定編成の未更新編成、6両固定編成のワイドドア車、唯一チョッパ制御更新車で残る8000形8251Fの動向が注目されそうだ。

川崎重工業兵庫工場製造の5000形は5052F以来で3編成目(同形式全体では5編成目)となり、見かける機会がだいぶ増えましたね。これにより1000形4両固定編成(特に未更新編成)、6両固定編成のワイドドア車、8000形8251Fの動向が注目されます。2代目5000形の導入で置き換えられたのは1000形1054F・1068F・1751F、8000形8255F(いずれも編成ごと廃車)となっています。さらに5000形の導入による関連かは分かりかねますが、1000形の元1055Fおよび元1255F(クハ1155・クハ1255を除く)と元1081Fの付随車2両の10両で新1097Fへのリニューアル改造が引き続き進められています。この改造工事施工で元1081Fの制御車と電動車(合計6両)、元1055Fのクハ1155と元1255Fのクハ1255の合計8両がいずれも余剰で廃車となっています。このためリニューアルされていない1000形やワイドドア車、チョッパ制御更新車で残る8000形8251Fの動きを注視しなければならなくなりそうです。4両固定編成でリニューアルされていないのは1000形では1051F・1053F・1062F(レーティッシュカラーを除く)となっていますから、1000形はリニューアル車以外の動向に注意が必要といっても過言ではありません。

2021年2月10日

【ラストナンバー】舞浜ディズニーリゾートライン“Type X”10形51号編成(ピーチ)が廃車除籍処分に

2021年2月8日、舞浜ディズニーリゾートラインの“Type X”10形51号編成(ピーチ)が廃車除籍処分となり陸送されました。解体処分されるものと思われます。同車両は“Type C”100形121号編成(ピーチ)が1月23日から営業運転に投入されたことにより置き換えられました。
▲就役から20年となる節目に“夢の国”を去った“Type X”10形51号編成(ピーチ)。来年度に登場する“Type C”100形の塗装が注目される。
▲2016年には『ダッフィー&フレンズ・ライナー』に起用された“Type X”10形51号編成。座席モケットがふわふわのものに変更され、大きな反響を呼んだ。このときはダッフィー、シェリーメイ、ジェラトーニの3種類が2両ずつであった。なお昨年に復活した『ダッフィー&フレンズ・ライナー』は31号編成(パープル)が起用され、ステラルーとクッキーアンが追加された。
▲(イメージ)2編成目はピーチとなった“Type C”100形(写真は111号編成のイエロー)。。

今回廃車除籍となった“Type X”10形51号編成は過去に期間限定ライナーとして2012年および2013年の『ディズニー・クリスマス・ライナー』(基本は内装が中心だった。2014年以降は外装のラッピングはなく内装のみ)、2016年の『ダッフィー&フレンズ・ライナー』に起用されました。既存車両のなかでは期間限定ライナーに起用されているイメージはあまりなかったような気がします。しかしそのなかでも2016年に運転された『ダッフィー&フレンズ・ライナー』では内装のインパクトが印象に残っていますね。その当時は座席モケットが初めてふわふわのものに換装されたこともあり、その車内に多くの撮影者がいたのを思い出します。2016年に脚光を浴びた当該編成が廃車除籍となったことで残る“Type X”10形は11号編成(ブルー)・31号編成(パープル)・41号編成(グリーン)の3編成16両となりました。次の“Type C”である100形131号編成のときの塗装に注目が集まりそうです。

【現存する“Type X”10形】※2021年2月10日現在
11号編成(ブルー)…11+12+13+14+15+16
31号編成(パープル)…31+32+33+34+35+36
41号編成(グリーン)…41+42+43+44+45+46

【新型車両“Type C”100形】
111号編成(イエロー)…111+112+113+114+115+116
121号編成(ピーチ)…121+122+123+124+125+126

【廃車となった“Type X”10形】
21号編成(イエロー)…21+22+23+24+25+26
51号編成(ピーチ)…51+52+53+54+55+56

2021年2月9日

【駅開業へ前進】東日本旅客鉄道東海道線大船(JT-07)~藤沢(JT-08)間に『村岡新駅』(仮称)を設置へ

2021年2月8日、東日本旅客鉄道と神奈川県・藤沢市・鎌倉市は東海道線大船(JT-07)~大船(JT-08)間に『村岡新駅』(仮称)を設置する覚書を締結したことが分かりました。同駅は2032年頃(2032年3月か)の開業を目指すとしています。
▲(イメージ)東日本旅客鉄道東海道線の主力はE231系1000番台・E233系3000番台である。

新駅は藤沢市内に整備され、その費用は約150億円とされ、1日あたり約6万5000人の利用を見込んでいます。東海道線の新駅は東日本旅客鉄道管内ではなんと静岡県の熱海(JT-21,CA00)以来のこととなります。あくまで予想ではありますが、駅番号は現在の藤沢がつけている“JT-08”(藤沢以西は今後駅番号が1つずれるものと思われる)、快速アクティー(2021年3月のダイヤ改正以降は廃止となる通勤快速から格下げの下り3本のみ)・湘南新宿ラインの特別快速を含む普通列車・快速列車が停車するものとみています。そうなると駅ホームの構造などさらに気になる部分はありますが、ここでは割愛します。一時は藤沢市・鎌倉市の各市民団体が新駅設置中止の署名を提出したことが明らかになったことから、新駅開業の動きがどうなるのか気にはなっていたところに覚書締結のニュースが入ってきましたので、新駅設置に向けて歩み始めたところでしょうかね。

2021年2月6日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2021.02.06 東京五輪ラッピング車に出会う~

2021年2月6日は小田急電鉄小田原線を1枚だけ。久しぶりのあの場所へ。
1000形1096F。1254レ(土曜休日E14運用)。伊勢原(OH36)~愛甲石田(OH35)間で東京オリンピック・パラリンピックのラッピング電車となった1096Fをキャッチしました。帯から下の部分がラッピングされているほか、ソメイティとミライトワがラッピングされています。白色のラッピングが8000形に似ているのは気のせいでしょうか。撮影は以上です。

【臨時運転】東日本旅客鉄道651系1000番台の特急『草津』を茅ヶ崎(JT-10)でキャッチ

2021年2月6日、私は茅ヶ崎市内での朝の用事を済ませ、藤沢市内で少しお買い物をするため、東日本旅客鉄道東海道線・上野東京ラインへ。茅ヶ崎(JT-10)での出来事です。
651系1000番台宮オオOM206編成。1月30日と2月6日に臨時で設定された特急『草津71号』(9071M列車)の送り込み回送をキャッチ。平塚(JT-11)まで回送の折り返しがこれです。昨年の宮オオOM204編成のときはなぜか『特急』表示でしたが、今回はちゃんとした『回送』表示でした。

今度はホームの東京(JT-01)寄りへ。
185系0番台宮オオA1編成。3065M列車。3月12日で定期営業運転を終える185系を記録しました。撮影はここで切り上げましたが、この直後になんと9時54分に宇都宮線の蓮田~白岡間で人身事故が起きたとの情報が入り、宇都宮線直通列車のみ東京経由での直通運転が中止に。結果として『普通 東京』・『快速アクティー 東京』を見ることができたようです。ちなみに快速アクティーは2021年3月13日のダイヤ改正で大減便となり、通勤快速から格下げの東京発小田原行きの下り3本になりそうなので、これはぜひとも見たかったし、自動放送で録音しておきたかった!

【相方も無事出場】小田急電鉄ロマンスカー“EXEα”30000形30053F(4両固定編成)が大野総合車両所を出場、試運転を実施

2021年2月5日、小田急電鉄ロマンスカー“EXEα”30000形30053F(4両固定編成)が大野総合車両所を検査出場し、試運転を実施しました。この編成と30253F(6両固定編成)は2020年度の“EXEα”リニューアル対象編成です。
▲“EXEα”となり検査を通した30000形30053F(手前の4両)が営業運転復帰に向けて足慣らし。30253Fとの10両編成での試運転が期待される。

検査出場の際にクハ30053の連結器カバーが外されており、その連結器がむき出しの状態で試運転が実施されました。車内銘板は『日本車両 2020』に交換されたものと思われます。前回の30056F+30256Fでは年を跨ぎましたが、30053F+30253Fでは30056F+30256Fの復帰のタイミングでリニューアル入場し、年内に出場したため、西暦表記では『2021』ではなく『2020』になっているものと思われます。前回の30256Fでは1回目の緊急事態宣言下でのロマンスカー運休と重なったこともあり、性能確認試運転は念入りに行われていたので今度は30053F+30253Fの10両編成での試運転も実施される可能性がありそうです。同編成の運用復帰が近づいてきました。貴重な“EXE”である30055F+30255F・30057F+30257Fの動向には注意です。

【ロマンスカー”EXE/EXEα”30000形電車 在籍状況】※2021年2月1日現在
《EXE》2編成
30055F+30255F30057F+30257F
《EXE→EXEα》0編成
《EXEα》5編成
30051F+30251F30052F+30252F30053F+30253F30054F+30254F30056F+30256F

【リニューアル更新工事の動き】
《2016年度》30051F+30251F 《2017年度》30052F+30252F
《2018年度》30054F+30254F 《2019年度》30056F+30256F
《2020年度》30053F+30253F 《2021年度》????????

【ロマンスカーEXEからEXEαへのリニューアルに伴う編成組成】
《リニューアル前》
クハ30053+デハ30003+デハ30103+クハ30153+クハ30253+デハ30203+サハ30353+サハ30453+デハ30503+クハ30553
《リニューアル後》
クハ30053+デハ30003+デハ30103+クハ30153+クハ30253+デハ30203+サハ30353+デハ30403+デハ30503+クハ30553

2021年2月5日

【フォントも変更?】東急電鉄9000系9001Fの列車番号表示器が白色LED化される

2021年2月4日、東急電鉄大井町線の各駅停車で運用される9000系9001Fのクハ9001とクハ9101の列車番号表示器が橙色のLEDから白色のLEDに変更されて運用されています。東急電鉄での白色LEDの列車番号表示器は2020系列(3020系・6020系を含む)が初めての採用となっていますので、今後他の9000・9020系にも普及するのか注目されます。
▲列車番号表示器が橙色のLEDから白色のLEDに変更された9000系9001F。列車番号表示器のフォントも変更されているようで、数字はやや小さめだが橙色のLEDよりは見やすいだろうか。写真の列車番号表示器は東横線から撤退し大井町線へ本格的に転属した当時から使用されている。

9000系の列車番号表示器が白色LED化されるのは初めてのことと思われます。長津田検車区で交換を行ったのでしょうか。なお交換前の列車番号表示器は東横線(元住吉検車区の所属)から大井町線(長津田検車区の所属)へ移籍するときに採用されたものであり、橙色のLED式となっていました。9000系は全15編成(合計45両)、元2000系から改造の9000・9020系が全3編成(合計9両)の合計18編成が在籍していますが、9001F以外の列車番号表示器は橙色のLED式ですので、交換される可能性はありそうです。ただ大井町線急行専用車両の6000系のものは列車番号表示器自体が小さいので交換ができるかどうかが気になりますが…。

【まさかの経路変更】東日本旅客鉄道E217系横クラY-48編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2021年2月4日、東日本旅客鉄道E217系横クラY-48編成(クハE217-48以下11両)が所属先の鎌倉車両センターから長野総合車両センターまで配給輸送されました。廃車除籍処分に伴うものと思われ、全車解体処分となりそうです。牽引機は長岡車両センター所属のEF64形1032号機でした。
▲本格的な廃車除籍が始まったE217系、基本編成では横クラY-44編成に続いて横クラY-48編成が帰らぬ旅路へ。これまでは夜間の時間帯に運転されていたが、横クラY-48編成からは初めて日中時間帯に運転され、配給輸送の経路が変更されている。

いままでE217系の廃車除籍に伴う配給輸送列車は夜間から深夜の時間帯に新宿(JS-20)経由で運転され(横須賀線・中央本線経由)、日付を跨いで長野総合車両センターという経路でしたが、今回分から初めて日中時間帯に運転されたほか、運転経路が大きく変更され、大船(JO-09)6番線→横浜(JT-05)7番線→新鶴見信号場→立川(JC-19,JN-26)→長野という経路で運転されました。新鶴見信号場を経由する関係で東海道線と南武線を通過しており、結果として新宿を経由せずに配給輸送されたことになります。翌々考えたら新宿経由では新鶴見信号場経由よりも大回りとなり(途中武蔵小杉(JO-15,JS-15)や大崎(JA-08,JS-17)を通るため)、新鶴見信号場や南武線を用いる方がショートカットになりますので、その方が良さそうな気もしますが、このご時世のなかで鉄道ファンの密集を避ける、という意味では夜間帯の新宿経由の方がいいかもしれませんね。配給輸送が夜間の時間帯となる場合は新宿経由で、日中時間帯の場合は新鶴見信号場経由でそれぞれ運転されると考えるのがよさそうです。同編成の廃車でE217系の在籍数は11両49編成(539両)と4両44編成(176両)の合計715両となりました。

【E217系の在籍状況】※2021年2月4日現在
 基本編成(11両)…49編成(−1) 付属編成(4両)…44編成(±0)
 廃車除籍(11両)…  2編成(+1) 廃車除籍(4両)…  2編成(±0)