2019年11月に入り、東日本旅客鉄道で駅ナンバリング放送の追加やROMの更新が行われていなかった埼京線、中央・総武線、南武線でもついに駅ナンバリング放送追加や車内LCD旅客案内表示器のROM更新などが行われています。
▲自動放送の駅ナンバリング追加と車内LCD旅客案内表示器などのROM更新が進められるE233系7000番台。乗り入れ相手の東京臨海高速鉄道70-000形でも自動放送の搭載とともにROM更新が実施されているが、駅ナンバリングが追加された自動放送にはなっていない。
▲私が11月8日に遭遇した宮ハエ101編成では車内LCD旅客案内表示器の駅ナンバリングが追加されていたが、車内自動放送は駅ナンバリング未対応のままだった。
▲自動放送の駅ナンバリング追加が進められているE231系0番台とE231系500番台(写真)。今後は車内LCD旅客案内表示器のROM更新が行われそうだ。山手線時代に駅ナンバリングの追加とROM更新が実施されたにもかかわらず、中央・総武線への転属で駅ナンバリング追加前に戻った編成もいるはずだ。
▲自動放送の駅ナンバリング追加と車内LCD旅客案内表示器などのROM更新が進められるE233系8000番台。中央線からの転属車である元0番台八トタ青670編成の8500番台横ナハN36編成(クハE233-8570以下6両)でも行われるのだろう。
最初に確認できたのは埼京線でE233系7000番台の現在の運用範囲である埼京線大宮(JA-26)以南と乗り入れ先のりんかい線で駅ナンバリング放送の追加と車内LCD旅客案内表示器のROM更新が確認されています。これは11月30日に直通運転を開始する相模鉄道方面との関連があるものと思われます。快速停車駅も変更になりますし、大崎(JA-08,R-08)から分岐する武蔵小杉(JO-15,JS-15)方面や乗り入れ先となる相模鉄道新横浜線内・本線内での駅ナンバリングも追加されていそうです。
さらに中央・総武線では自動放送導入当初から駅名を読み上げるときの放送が英語読みとなっていましたが、ROM更新とともに日本語読みに変更され、駅ナンバリング放送も追加されています。E231系0番台・500番台(八ミツ)では三鷹(JC12,JB-01)以西の中央線での運用もあるため、『JB』だけでなく『JC』の放送も追加されていそうです。
南武線でもE233系8000番台でROM更新が行われており、駅ナンバリング放送の追加や社内LCD旅客案内表示器の駅ナンバリング追加が確認されています。
このため車内案内表示器や自動放送のROM更新が行われていない路線は中央線(大月[JC-32]まで)・青梅線・五日市線(E233系0番台)、京浜東北線・根岸線(E233系1000番台)、京葉線(E233系5000番台)、武蔵野線(209系500番台・E231系0番台)のみとなります。