2019年11月3日

【8両運用置き換え】小田急電鉄、2019年11月8日から8両編成運用を10両編成に変更へ

2019年11月8日から小田急電鉄小田原線などで運転されている8両編成の1運用が10両編成の運用に置き換えられることが明らかになりました。これは8両固定編成であった3000形3659F(川崎重工業5次車)を改造した3087Fの運用開始に伴う措置と思われます。

▲3000形3660F(日本車両製造6次車)を改造した3086F。3081F~3083Fと異なり全密閉モーターには改造されていない。
▲3000形3087Fの種車となった元3659F。これで3000形10両固定編成は10編成に。

対象となる運用は平日・土曜休日ともに現行のB30運用に該当し、喜多見検車区唐木田出張所を出入庫する運用なので予備となっているE42運用に置き換えられるものとみられます。その前には平日・土曜休日ともに旧B31運用がE41運用となって置き換えられているので、ダイヤ改正時点でE24(大野総合車両所予備留置、しかしながら実質はそれを飛ばしてE23→翌E25と流す場合も)・E41・E42(いずれも喜多見検車区唐木田出張所予備留置)と3運用あった10両編成のE運用のうち、2つがB運用から置き換わった形となります。この3運用の予備留置は8両編成の運用を10両編成に置き換える(すなわちB運用をE運用として組み込む)ことを想定して作成された可能性がありますね。そうなると8両編成の運用であったB30・旧B31が削られて、B29運用の充当編成の翌日の運用がB32運用(一気に飛ぶ形だが順当とみなす)、なんてことがありえますね。

今後も8両固定編成で残る3661F・3662Fを改造して3084F・3085Fを組成するため、予備留置のE24が新たに運用として設定される可能性が高いですね。ただB運用には大野総合車両所を入出庫する運用(つまり出庫と入庫をいずれも大野総合車両所としている運用)がなく、再出庫となるB運用の一部をE運用に振り替えて(この場合だとB18運用が大野総合車両所に一度入庫する運用で組まれており、10両編成ではE24運用の前のE23運用が大野総合車両所入庫となるため、B18運用の再出庫をE23運用の再出庫運用とし、現行のB19運用がE24運用になるというシナリオの可能性)、運用を組み込む可能性がありそうです。また2代目5000形電車が登場しているため、8両編成の運用はさらに10両編成によって削られるかもしれませんね(現在も1000形4両+4両の組成があるため、それを解消させる狙いか)。