2019年11月16日、私は朝の用事を済ませ、東京都交通局浅草線の馬込車両検修場を目指すことにしました。時間の都合上、昼過ぎの一般の車両撮影のみに向かいます。
5300形5319F。土曜休日07T運用。泉岳寺(A-07)から西馬込(A-01)まではこれに乗車しました。5300形の廃車が進行していますが、どの編成も早めに記録したいところ。
馬込車両検修場に着いたのは12時半過ぎ。短い時間ですが、今回は一般の車両撮影のみに限定します。私はすぐさま直行し列に並びましたが、そのあとに一般向け車両撮影の列が打ち切られたので、ここで締め切り(一般撮影の入場が終了)となったわけです。ギリギリで撮影できることになり、制限時間5分のなかでどのくらい撮れるかを考えながらの勝負となりそうです。
まずは5分間のスタートの前に全景を1枚撮りました。
今回は以下の車両が使用されました。左側から順番に紹介すると、
1番:京浜急行電鉄2100形2117編成(2117~2124の8両)
2番:京成電鉄3000形3042編成(京成電鉄創立110周年ロゴマークのヘッドマーク付き)
3番:東京都交通局5500形5504F(『都営フェスタ2019 in 浅草線』ヘッドマーク付き)
4番:東京都交通局5300形5315F(『浅草』ヘッドマーク付き)
5番:東京都交通局5300形5314F(『浅草』ヘッドマーク付き)
6番:東京都交通局E5000形E5001+E5002(ただしE5003+E5004は親子向けに使用)
7番:東京都交通局12-000形12-111F(重要部検査明け)
となっています。
最初に目を付けたのはこのスカートの異なる5300形5315Fと5314Fの並び。いずれも『浅草』と書かれたオリジナルヘッドマークを掲出。
左端の2車種はゲスト展示車両。今回は京浜急行電鉄から2100形2117編成と京成電鉄からラストナンバーの3000形3042編成(京成電鉄創立110周年ロゴマークのヘッドマーク付き)が選ばれたようです。なお前面部の表示ですが、2117編成は『01H Wing 三崎口(KK-72)』、3042編成は『51K 快速特急 西馬込』となっていました。
このなかで京成電鉄3000形のラストナンバーである3042編成は日本車両製造豊川製作所で製造された14次車で列車番号表示器が白色LED、前照灯がLEDとなっているほか、京成電鉄110周年のヘッドマークを掲出しています。
この3車種は泉岳寺でのみ見ることができます。2100形は泉岳寺以外の浅草線には通常乗り入れませんが、今回はイベントのために泉岳寺~馬込車両検修場に入線しました。写真右側は5500形5504Fで『01T 特急 泉岳寺』を表示しています。
3000形3042編成のヘッドマーク。よく見ると右側は3100形(現在は3151F・3152Fが在籍)ではないでしょうか。左側は青電塗装で3300形3356編成に施工されたのが最後でした。
5500形はデビュー前に5501Fが展示されましたが、今年は5504Fでした。
5300形5315編成はなぜか『99T 通特 浅草橋(A-16)』の表示。『通特』とは京成本線および押上線内での種別『通勤特急』です。
浅草線で見られる5500形と5300形。右側の2タイプはそろそろ置き換えられますね…。
写真の5314編成まではスカートが短く、5315編成からがスカートが長いのが特徴です。
大江戸線の車両を検査入場させるのに使用されるE5000形電気機関車。一般用はE5001+E5002のみ、親子用はE5003+E5004のみが使用されました。
最後の大江戸線の12-000形は検査明けの12-111Fでした。同形式はその前のナンバーである12-101Fが廃車となっており、今後の動きが気になりますね。
2100形2117編成と3000形3042編成。
3000形3042編成と5500形5504F。
5500形5504Fと5300形5315F。世代交代を感じさせる並び。
5300形5315Fと5314F。番号が1つ変わるだけでスカートの形状が異なる両者。
5300形5314FとE5000形E5001+E5002。奥のほうにはE5003+E5004もいます。
並ぶと違和感のある5300形とE5000形と12-000形。
最後はE5000形と12-000形12-111Fを収めて約5分間の撮影を終えました。
改めて全車種が並ぶと圧巻ですね。5300形は来年の展示についてはどうなるのやら…。
別角度から全景を収めてわずか1時間と少々で会場を離れました。
なお車体洗浄体験には5500形5508編成(写真右)が使用されていました。
最後に西馬込で1枚。
5300形5308F。土曜休日11T運用。これで泉岳寺へ。
5300形5311F。土曜休日27T運用。5300形を狙うなら西馬込~泉岳寺間のシャトル運用がおススメ。
乗ってきた編成と顔を合わせた瞬間です。そして撮影を切り上げようと考えたとき、まさかのこんな編成も来ました。
京成電鉄3400形3418編成。土曜休日53K運用。こちらも3400形の京成電鉄創立110周年ロゴマーク付きのヘッドマーク車に遭遇。撮影は以上です。
今回このイベントを開催してくださった東京都交通局に感謝申し上げます。