2019年11月30日

【ダイヤ改正】相模鉄道新横浜線開業および東日本旅客鉄道埼京線との相互直通運転を開始

2019年11月30日のダイヤ改正より、相模鉄道本線の西谷(SO-08)から分岐する新たな路線である新横浜線が羽沢横浜国大(SO-51)まで暫定開業し、相模鉄道本線・新横浜線と東日本旅客鉄道埼京線が武蔵小杉(JO-15, JS-15)経由での相互直通運転を開始しました。また羽沢横浜国大(相模鉄道と東日本旅客鉄道との境界駅)が開業しました。
▲相模鉄道12000系が東日本旅客鉄道埼京線方面へ、東日本旅客鉄道E233系7000番台が相模鉄道本線方面へそれぞれ直通する。また一部は新横浜線内完結の区間列車も設定されている。



▲11月29日で見納めとなった『特急 湘南台(SO-37)』(写真は12000系と9000系9701Fのもの)。
▲いずれは東京急行電鉄新横浜線が開業する頃には自社の新横浜線方面に本格的に乗り入れることになるであろう20000系(20101F)。
▲今まで西谷を通過していた『特急』が同駅に停車。ただし『急行』のみ従来通り通過となる。また日中時間帯にも8両編成の急行、特急が設定されており、10000系10703F・10704F・10705F・10706F・10707F、7000系7715Fのいずれかが充当される。

相模鉄道本線・いずみ野線では新たに『通勤特急』『通勤急行』が設定され、鶴ヶ峰(SO-09)には通勤特急と通勤急行、西谷には特急、通勤特急、通勤急行、快速が新たに停車します(ただし急行のみ従来通り通過)。ただしいずみ野線の特急は運転取りやめとなっており、湘南台・いずみ野(SO-34)から二俣川(SO-10)・横浜(SO-01)方面へのアクセスがかなり悪くなったところが気になります。相模鉄道本線・新横浜線には新たに東日本旅客鉄道E233系7000番台が乗り入れます。女性専用車は従来の4号車(8両編成・10両編成共通)から10両編成では10号車、8両編成では8号車に変更され、夕方以降の横浜発の女性専用車の設定が取りやめとなりました。

また早朝深夜には羽沢横浜国大発着の完結列車(すなわち埼京線方面に直通しない列車)も設定されており、12000系やE233系7000番台以外の系列(7000系、8000系、9000系、10000系、11000系、20000系)が羽沢横浜国大にも乗り入れます。運賃で考えると横浜乗り継ぎのほうが安いように感じますが、海老名(SO-18)・大和(SO-14)~新宿(JA-11,JS-20)間は横浜乗り継ぎでの利用と直通列車の利用ではわずか1円の差にしかなりませんが、横浜乗り継ぎのほうが安いのは事実です。これは新横浜線建設にかかった加算運賃が設定されているためで、その回収の目途がついた頃には将来的な運賃引き下げも考えられますね。

新たな歴史が刻まれた2019年11月30日ですが、ダイヤ乱れが発生した場合の対応が気になりますが、西谷発着・羽沢横浜国大発着での折り返しなども想定されますね。