2025年12月25日

【残りの工事施工か?】西武鉄道7000系となる元東急電鉄9000系9005Fが武蔵丘車両検修場に入場する

2025年12月20日、西武鉄道7000系として譲渡された元東急電鉄9000系9005Fの4両が小手指車両基地から武蔵丘車両検修場に入場するため自走回送されました。この編成だけは譲渡前に東急テクノシステムで改造工事を受けているため、市松模様へのデザイン変更など残りの改造工事を受けるものと思われます。
▲西武鉄道武蔵丘車両検修場に入場した元東急電鉄9000系9005F。列車番号表示器の部分が埋められており、その痕跡があるようだ。これまでの譲渡編成とは異なるので、武蔵丘車両検修場での改造工事は最小限にとどまりそうか。

元9000系9005Fは譲渡対象外のデハ9405を除く4両に改造工事を施工され、列車番号表示器部分の穴埋めが行われたほか、スカートの形状が変更されています。外観上は大井町線時代のままとなっていますので、武蔵丘車両検修場にて市松模様デザインへの変更など最終形態に向けての改造工事が行われるものと思われます。ワンマン運転導入を見据えて車体側面部の安全確認カメラが設置されていますので、残りの工事で最終形態に近づけていくものと思われます。

2025年12月24日

【最古参の後継車両に】小田急箱根鉄道、山岳区間新型車両4000形の詳細が発表される

2025年12月23日、小田急箱根鉄道が2028年1月に営業運転を終了し引退することが決まっている山岳区間の最古参形式のモハ1形(モハ104号車+モハ106号車)・モハ2形(モハ108号車)の後継として、新型車両4000形を導入することを発表しました。
▲小田急箱根鉄道(山岳区間)の最古参のモハ1形(モハ104号車+モハ106号車)・モハ2形(モハ108号車)。2028年1月に引退となったあと、同形式の後継として2028年度には3両固定編成の新型車両の4000形が導入される。
▲小田急箱根鉄道山岳区間の新型車両の導入は3000形“ALLEGRA”以来で約14年ぶりとなり、久しぶりの3両固定編成となる。塗装には平坦区間で運用される小田急電鉄1000形1063F1066Fに採用されるバーミリオンはこね塗装で、トップナンバーはクモハ4001から成る3両となりそう。

新たに導入予定の新型車両4000形は3両固定編成となり、クモハ4001から成る3両になるものと思われます。最古参の引退が発表されたあと、その後継となる新型車両の導入が計画されていることは公表されていましたが、それが4000形となりました。先頭車前面部には大型曲面ガラスを採用し、小田急箱根鉄道山岳区間の車両では初めてとなる流面形となるほか、塗装にはバーミリオンはこね塗装が用いられます。内装は両先頭車ではボックスシートを基本に旅客用扉付近のみ2人掛けロングシート、さらには展望席が設けられます。中間車はボックスシートを1人掛けと2人掛けとすることと、一部にロングシートを採用することで、座席幅と通路幅を拡大し、多くの乗客が快適に過ごせるような配慮がなされます。両先頭車に車椅子やベビーカーが利用可能なスペースを設けるほか、同社車両では初めて大型の手荷物が収納可能なラゲッジスペースが設けられます。シングルアームパンタグラフ(一部予備)を搭載するほか、制御装置にVVVFインバータ制御が採用されます。

2025年12月23日

【まさかの展開?】東日本旅客鉄道幕張車両センターにE131系電車の3両固定編成追加導入の可能性は…?

2025年12月中旬から、東日本旅客鉄道千葉支社管内の千葉(JO-28,JB-39)と我孫子(JJ-08)でホームドア設置準備に向けたマーキング(FD基準帯)が実施されていますが、その中にE131系を示す『E131』と両数の『3両』『6両』の文字が確認されており、今後のE131系電車の追加導入の可能性があると噂になっています。幕張車両センター所属のE131系は0番台・80番台の2両固定編成(12編成)が在籍しますが、3両固定編成は0番台・80番台には存在しません。
▲中央本線でも試運転を実施したことがある幕張車両センターのE131系0番台(写真は都マリR06編成)。純粋な0番台が10編成、線路設備モニタリング装置を搭載する80番台が2編成の12編成が存在しており、内房線木更津以南、外房線上総一ノ宮以南、鹿島線で運用されている。
▲常磐線の直流電車区間(品川(JT-03)~上野(JJ-01)~取手(JJ-10)間)と成田線我孫子~成田(JO-35)間で運用されている松戸車両センター所属のE231系0番台。日中時間帯は1時間2本の運転であるが、1本は常磐線直通(10両)、1本は成田線内完結(5両)となっている

千葉は内房線・外房線・成田線・総武本線(快速線・緩行線を含む)が分岐する主要駅で、通常は特急形電車を除いてE231系0番台・500番台(都ミツ)、E235系1000番台(都クラ)のほかに209系2000番台・2100番台(都マリ)が乗り入れており、E131系0番台・80番台が走行するのは幕張車両センター入出庫が絡む回送のみであり、2両固定編成を基本に、4両・6両でも運用が可能となっています(現行では最大4両)。E131系0番台・80番台は2両固定編成3編成繋げて6両編成とすることは可能ですが、『3両』の表記も見られることから、同系列600番台・680番台をベースにした3両固定編成を追加する可能性が出てきています。3両固定編成であれば2編成で6両を組むことが可能です(実際に600番台・680番台で存在する)。E131系の3両固定編成を導入する仮定で話を進めますが、E131系3両固定編成は単独ないし2編成連結で内房線君津以北、外房線上総一ノ宮以北、成田線我孫子~成田間に投入することを想定しており、0番台・80番台の要素を継承しつつ、600番台と同じ組成(1.5M1.5T構造)とすることが考えられます。その場合ロングシートオンリーになるのか、ロングシートとセミクロスシートを組み合わせたものになるのかは予想できませんね。いずれは3両固定編成を多く導入してこれらの路線でもワンマン運転を導入することを見据えている可能性があります。

【最後の未更新車を堪能!】『音鉄ファン録音ツアー「轟けVVVFインバータ!」EXE未更新車録音ツアー』を発売中!

2025年12月15日より、小田急電鉄子会社の小田急トラベルより、2026年1月31日実施予定の新型ロマンスカーの80000形に置き換えられる予定のロマンスカー“EXE”30000形を使用する『音鉄ファン録音ツアー「轟けVVVFインバータ!」EXE未更新車録音ツアー』が発売されています。小田急電鉄で唯一の東芝IGBT素子VVVFインバータ制御となっていますね。
▲2026年1月最後の週末に『音鉄ファン録音ツアー「轟けVVVFインバータ!」EXE未更新車録音ツアー』に使用されるロマンスカー“EXE”30000形。側面部愛称行先表示器の更新により前面部愛称表示器を使用停止した『箱根そば60周年』ロゴマークを掲出する30055F+30255Fと登場当初からの外観を引き続き維持している30057F+30257Fが在籍する。

このロマンスカー“EXE”30000形はハーモニックパールブロンズを基調とした車両で、これのリニューアル車両が“EXEα”となっています。4両固定編成と6両固定編成の2種類で分割併合可能な10両の構成とし、基本的に同一番号同士で組んでいます。製造コストを抑えるため、電動車と付随車の割合は3.5M6.5Tとなり(9号車デハ30000は上り方が付随台車のため0.5M・0.5T構造)、電動車が少ない割合となりました(リニューアル車両の“EXEα”は3号車を電動車、9号車上り方を電動台車に変更したため5M5Tに変更された)。組成は4両固定編成がクハ30050+デハ30000+デハ30100+クハ30150、6両固定編成がクハ30250+デハ30200+サハ30350+サハ30450+デハ30500+クハ30550という構成になっています。リニューアル前の編成でもそうでしたが、制御装置に小田急電鉄の保有車両では唯一東芝製IGBT素子VVVFインバータ制御となっています。土曜休日N44N64運用相当の編成を使用し相武台前(OH30)→小田原(OH47)→新百合ヶ丘(OH23)→秦野(OH39)→海老名(OH32)と走行します。ツアー参加者はすべて電動車の2号車・5号車・8号車に乗車し、9号車は下り方のみ電動車であることから、録音専用車両となる予定です。区間によっては高速走行を堪能できることから音鉄にはぴったりな内容となっています

2025年12月21日

【暖色から寒色に?】東日本旅客鉄道253系1000番台のエクステリアデザインを変更へ

2025年12月19日、東日本旅客鉄道が2006年3月に東武鉄道(日光線・鬼怒川線)との相互直通運転を開始して2026年3月で20周年となることを記念して、特急『日光』『きぬがわ』で使用されている大宮総合車両センター東大宮センターに所属する253系1000番台の外観デザインを変更することを発表しました。
▲特急『日光』・『きぬがわ』で運用されている253系1000番台(都オオOM-N01編成都オオOM-N02編成)。赤色貴重の塗装から青色基調の塗装に変更されることとなった。1編成目は2026年6月に、2編成目は同年秋頃の運転を予定している。

253系1000番台はもともと2002年の輸送力増強で鎌倉車両センターに配属されていた同系列200番台を改造し、制御装置の東洋電機製IGBT素子VVVFインバータ制御への変更やトイレ位置の均等化で組成変更を実施し、栃木県日光市の名所である神橋と二社一寺(日光の社寺)をイメージした赤色・朱色と、ニッコウキスゲと紅葉をイメージした黄色の帯で日光を表現しています。この塗装を日光東照宮の東西透塀へ印象的に用いられる青色(群青色)を基本に、ニッコウキスゲと二社一寺の社殿などに見られる煌びやかな金をイメージした黄色の帯を配しています。黄色の帯は途中で2本に分かれて側面窓の上部・下部へと続くデザインとなっていますが、これは下今市(TN-23)から分岐する日光線方面の特急『日光』の東武日光(TN-25)行きと鬼怒川線方面の特急『きぬがわ』の鬼怒川温泉(TN-56)行きを象徴したものとなっています。

赤色基調から青色基調に変更される253系1000番台、ちょっと気になりますねぇ。

【東西線と千代田線だけ】東京地下鉄が2026年3月14日実施のダイヤ改正の概要を発表

2025年12月12日、東京地下鉄が2026年3月14日(平日は16日)実施のダイヤ改正の概要を発表しました。今回ダイヤ改正を実施するのは東日本旅客鉄道と相互直通運転を実施する東西線・千代田線です。

【東西線(T)】
▲東西線で運用される15000系。平日夕方の利用状況に合わせて、西船橋(JB-30,T-23)方面の16時台の1本を18時台に変更し、18時台を20本に増やし混雑緩和を図る。また相互直通運転を行う東日本旅客鉄道中央・総武線との直通運転の本数が変更となるため、乗り継ぎが発生する。

東西線は西船橋(T-23)方面の16時台の1本を18時台の運転に変更し、18時台の本数を19本から20本に増やして混雑緩和を図ります。また相互直通運転を行う東日本旅客鉄道中央・総武線との直通運転の本数を変更し、日中時間帯は中野(JB-07,T-01)~三鷹(JB-01)間で1時間あたり4本から2本に変更され、中野で乗り継ぎが発生します。人身事故発生など輸送障害時などの影響を小さくするための措置と思われます。その補填として中央・総武線完結列車を毎時1本増やしますが、三鷹発基準で運転本数自体は毎時12本から毎時11本に減りますのでご注意。また西船橋~津田沼(JB-33)間の運転本数も見直しとなり、西船橋での乗り継ぎが発生します。それ以外にも一部列車の時刻行先を変更します。

【千代田線(C)】
▲千代田線で運用される16000系と05系(支線専用)。千代田線では平日朝ラッシュ時間帯に代々木上原(OH05,C-01)発綾瀬(C-19)方面の9時台1本を7時台に運転するよう変更、土曜休日は北綾瀬(C-20)発綾瀬方面の列車(7時台に代々木上原方面の直通が2本、8時台に綾瀬行きが1本)を増発する。

千代田線では平日朝ラッシュ時間帯の利用状況を踏まえて代々木上原(OH05,C-01)発綾瀬(C-19)方面の9時台1本を7時台の運転に変更し混雑緩和を図ります。土曜休日は北綾瀬(C-20)発綾瀬方面の列車を増発、7時台に代々木上原方面直通2本、8時台に綾瀬行き1本がそれぞれ増発されます。それ以外にも一部列車の時刻行先を変更します。なお千代田線でのワンマン運転については言及がありませんでした。

2025年12月19日

【V1も交換するか】東日本旅客鉄道E127系0番台都ナハV2編成、前照灯がLED化される

2024年12月15日、東日本旅客鉄道南武線支線で活躍するE127系0番台都ナハV2編成(クモハE127-13+クハE126-13)の前照灯が転入前のハロゲン式から、LED式に交換された様子が確認されました。今後は都ナハV1編成(クモハE127-12+クハE126-12)でも交換されるでしょうか。
▲南武線支線で使用されるE127系0番台(写真は都ナハV1編成)に前照灯がLED化された編成が登場した。新潟車両センター在籍時代には前照灯が交換されなかったことから、2編成とも交換される可能性がある。

南武線支線のE127系0番台は最後まで新潟車両センターに残存していた2編成を転用し都ナハV1編成(元新ニイV12編成)、都ナハV2編成(元新ニイV13編成)に生まれ変わりました。205系1000番台都ナハW1編成都ナハW2編成を置き換え、205系1000番台都ナハW4編成と共通で運用されています(運用に入らない場合は予備)。新潟車両センター在籍時代には行われなかった前照灯のLED化にびっくりした方もいるかと思います。都ナハV1編成でも交換さるかもしれません。

【緩行線はワンマン運転導入】東武鉄道が2026年3月14日実施のダイヤ改正の概要を発表

2025年12月12日、東武鉄道が2026年3月14日(平日は16日)に実施するダイヤ改正の概要を発表しました。メインは伊勢崎線系統となります。
▲伊勢崎線系統では500系“Revaty”を使用する特急列車の両数増加や運転区間の延長、増発が実施される。春日部(TS-27,TD-10)始発の特急1本が日光線南栗橋(TN-03)始発に変更される。
▲春日部を9時台・10時台に発車する急行・区間急行を増発し(急行は東京地下鉄半蔵門線直通のみで、準急からの格上げを含む)、都心方面への利便性向上が図られるが、急行通過駅にも配慮して普通列車・区間準急も設定される。
▲館林(TI-10)~伊勢崎(TI-25)間では朝ラッシュ時間帯の館林発太田(TI-18)行き普通列車1本を伊勢崎まで延長し、太田~伊勢崎間を増発するが、8000系3両固定編成から10000系2両固定編成(写真では手前2両)での運転に変更となるので注意だ。
▲北千住(TS-09,H-22)~北越谷(TS-22)間の東京地下鉄日比谷線直通列車ではワンマン運転が導入される。ただし有料座席指定列車の『THライナー』は対象外となる。

【有料特急列車】
伊勢崎線有料特急列車では下り1109レ1027レ(『きぬ』の増発を含む)・1049レ、上り1008レ(日光線南栗橋発の『リバティけごん』に変更)・1124レ1046レ(『きぬ』の増発を含む)が3両単独から6両に増強されるほか、500系では初めての『リバティきぬ』『リバティけごん』併結列車が1往復分登場します。また春日部始発で設定されている1008レは日光線南栗橋始発に変更し、6両の『リバティけごん』に変更します。なお同列車は東武日光(TN-25)発の初電車の発車時刻を1分繰り上げ、南栗橋で接続させることで、都心方面の利便性が向上します。また1027レ1046レは6両に増強すると同時に、『リバティきぬ』を増発します。この2列車が貴重な『きぬ』・『けごん』併結列車となります。

【一般種別列車】
一般種別列車では春日部を9時台・10時台に発車する急行・区間急行を増発し、一部では準急から格上げとなるため、急行通過駅にも配慮して普通列車・区間準急の設定があります。時差通勤される方にはぴったりな増発といえそうです。また朝ラッシュ時間帯に401Eレが太田行きとなっていますが、これを伊勢崎行きに変更し、太田~伊勢崎間を増発しますが、8000系3両から10000系2両に変更されます。また同区間では利用状況に応じて10000系2両固定編成で運転される列車が増えます。また新桐生(TI-55)ではICの簡易改札機が設置されている改札口が設置されている上りの1番ホームに列車交換をしない下り列車を入線させるように変更し、階段を用いずに改札口に移動することができるようになります。伊勢崎線北千住~北越谷間では日比谷線直通列車でワンマン運転を導入します。ただし有料座席指定列車の『THライナー』は引き続き車掌乗務となります。

2025年12月18日

【横浜線ワンマン導入】東日本旅客鉄道が2026年3月14日実施のダイヤ改正の概要を発表

2025年12月12日、東日本旅客鉄道が2026年3月14日(平日ダイヤは16日)に実施予定のダイヤ改正の概要を発表しました。今回も【新幹線】と【在来線特急列車】・【在来線一般列車】(メインは首都圏エリア)に分けて紹介します。また支社別のプレスリリースでも詳しい紹介がありますので、各最寄路線の管轄支社の発表も併せてご参照ください。

【新幹線】
▲新幹線では東北新幹線『はやぶさ』の増発、『かがやき』・『つばさ』の所要時間短縮、一部『やまびこ』の運転区間短縮、夜間作業時間拡大に伴う東北新幹線・上越新幹線の最終列車繰り上げが予定されている。
▲『つばさ』はこのダイヤ改正でE3系2000番台が引退し、E8系に統一されることから、一部列車で宇都宮~福島間の最高速度が275km/hから300km/hに引き上げられるため所要時間が短縮される。

東北新幹線では『はやぶさ』の東京11時台発の下り1本(青1507←東1156)と東京18時台着の上り1本(青1536→東1844)を増発するほか、盛岡始発で運転されている東京18時台着の『はやぶさ』については新青森始発に変更して新青森→盛岡間を増発することで、首都圏エリアと東北エリアとの観光・ビジネス利用が便利になります。『つばさ』はE8系への統一と宇都宮~福島間での最高速度の引き上げ(275km/h→300km/h)により、上下1本ずつの列車の所要時間が約4分短縮されます。北陸新幹線では『かがやき』の所要時間短縮により、東京~福井間の所要時間は最速で2時間49分、東京~敦賀間の所要時間は最速で3時間6分となり、首都圏エリアと北陸エリアのアクセスが良くなるほか、東京発敦賀行き最終の『かがやき』の発車時刻を20時00分発(敦2316←東2000)に変更することで、首都圏への滞在時間が少し長くなります。さらには東北新幹線の  215B列車(仙2008←東1736)について、利用状況から運転区間を郡山まで短縮し(『やまびこ』から『なすの』(265号)に変更)、その代替として現行の  153B列車(福島まで  153M列車と併結)の停車駅に白石蔵王を加えることで、郡山以北は  215B列車(仙2008←東1736)に近い発車時刻となります。

また東北新幹線と上越新幹線では夜間作業時間を拡大するため、最終新幹線を繰り上げます。現行の盛岡までの最終    69B列車(盛2331←東2020)は東京20時08分発に、仙台までの最終  223B列車(仙2346←東2144)は東京21時24分発に、東北新幹線の最終  281B列車(那2352←東2244)は運転取りやめ、上越新幹線の越後湯沢までの最終  417C列車(越2352←東2228)は東京22時12分発にそれぞれ変更され、発車時刻が繰り上がります。なお東北新幹線の『なすの』の最終は  279B列車(那2324←東2216)の発車時刻を少し繰り下げて東京22時24分発となりますのでご注意願います。

【在来線特急列車】
在来線特急列車では特急『湘南』の下り1本の増発と、土曜休日の『あずさ』の両数の変更、平日の特急『しおさい』の充当車両変更などが挙げられます。
▲増発される特急『湘南』は東京(JT-01)21時35分発の平塚(JT-11)行きとなる。品川(JT-03)・大船(JT-07)と大船以西の各駅に停車する。このため現行の3087M列車以降の列車では号数が変更される。もともと下りの『湘南』は小田原(JT-16)行きのみだったが、現在のダイヤでは平塚以西の削減で平塚行きの設定が数本ある。
▲中央線特急では土曜休日の5008M列車17M列車が9両から12両に増強され、上り方には付属編成(1号車~3号車)が連結される。3両分増えるだけでもだいぶ違う。
▲特急『しおさい』は平日朝に運転される佐倉(JO-33)始発2本のうち、4004M列車がE257系500番台からE259系に、4006M列車がE259系からE257系500番台に変更され、着席サービスの向上を図る。

首都圏を発着する特急列車では増発や車両両数変更などがあります。

東海道線特急では『湘南』下り1本(17号・平2231←東2135)を増発し、東京17時30分発の3071M列車から現行の3087M列車(改正後19号に変更)まで約30分間隔での運転となり、東京および品川から大船以西の各駅への着席サービスの向上を図ります。9両単独での運転になるものと思われます。中央線特急では土曜休日に多くの利用者が見込まれる5008M列車17M列車で基本編成単独の9両から付属編成連結の12両に増強し、こちらも着席サービスの向上を図ります。総武本線特急『しおさい』では平日朝方に佐倉始発で設定されている2本のうち、4004M列車がE257系500番台からE259系に、4006M列車がE259系からE257系500番台に変更されます。後者は5両単独運転となります。それ以外では東海道線で運転されている寝台特急『サンライズ出雲・瀬戸』の東京発車時刻が繰り上がります

【在来線普通列車】
▲埼京線では川越始発新宿(JA-11)行きの通勤快速1本を増発。現行の  644K列車(平日45運用)を格上げする形となるため、通勤快速通過駅へは大宮(JA-26)・武蔵浦和(JA-21)での乗り継ぎが必要になる。
▲中央線では高尾(JC-24)以東でのホームドア設置を見越して、ホームドアの開閉時間を考慮した停車時間とするため、一部列車行先が変更となるほか、甲府(CO-43)方面から運転される211系充当列車については高尾発着に完全統一し、八王子(JC-22)・豊田(JC-21)・立川(JC-19)への乗り入れが廃止される(ただし豊田車両センターへの回送はあり得る)。
▲京葉線・武蔵野線では土曜休日朝に武蔵野線内始発の京葉線東京(JE-01)行きの直通列車を増やす。また一部は新習志野(JE-12)行き・海浜幕張(JE-14)行きから東京方面への直通列車に変更することから、西船橋(JM-10)始発を含めた海浜幕張行きも増便することで、混雑緩和と利便性が向上される。
▲常磐線では一部列車の運転区間の変更・延長、運転時分の変更などが実施され、上野(JJ-01)始発勝田行き1本は日立行きに、品川始発勝田行き1本は高萩行きにそれぞれ延長となる。またE501系10両で運転されている一部列車はE531系5両単独のワンマン運転となる。
▲横浜線では根岸線直通区間を含めてワンマン運転が導入され、発車メロディは車載の車外スピーカーから流れる。また早朝時間帯の根岸線直通列車を増発して、東神奈川(JH-13)での乗り継ぎを無くして利便性を向上する。
▲南武線(本線)では停車時間調整や折り返し時間の拡大などでダイヤを見直す。

在来線では埼京線の通勤快速増発、中央線のホームドア設置を見据えたダイヤへの変更および211系の高尾以東乗り入れの終了、E233系6000番台で運転される横浜線・根岸線列車でのワンマン運転の開始、常磐線での運転区間変更と車両変更と接続改善、京葉線・武蔵野線の増発などが挙げられます。仙石線では205系3100番台からE131系800番台に統一してワンマン運転に変更しますが、列車本数が増えます。

埼京線では川越6時09分発の通勤快速1本(新宿行き・川0609→宿0703)を増発し、利便性向上を図ります。これ以外の発表はありませんが、相模鉄道直通列車などに変更はあるのでしょうか。来年の時刻表が公表されれば分かってくるかと思います。

中央線では高尾以東の一部駅でホームドア設置を見越して、ホームドア設置予定駅でホームドアの開閉時間を考慮した停車時間とするため発着時刻変更を行うほか、211系1000番台・3000番台(3両固定編成)、0番台・2000番台(6両固定編成)の普通列車の高尾~立川間での乗り入れが終了し、高尾発着に統一されます。ただし豊田車両センターへの自走回送はあるかもしれません。また立川の下り5番線・6番線ホームの混雑緩和を図るため、平日の1735T列車(平日35T運用・青1852←東1717)を豊田行きに変更し、立川で同駅始発の青梅(JC-62)行きに乗り継ぎさせる方法に変更します。ただしその豊田行きは三鷹(JC-12)で通勤快速(現行の1753T列車に相当)との接続がとられます。

京葉線・武蔵野線では武蔵野線内始発・西船橋始発の京葉線直通を増発し、土曜休日朝方に武蔵野線方面から東京ディズニーリゾートなど東京方面に向かう列車を増やすことで利便性を向上します。一部は南船橋(JE-11)・海浜幕張行きからの変更となるため、南船橋・海浜幕張方面でも増発や行先延長でその分を補填します。

常磐線では現行の321M列車が日立行きに、1187M列車が高萩行きにそれぞれ変更され、上野からの日立行きは初めての設定となります。また529M列車563M列車の両数がE501系10両からE531系0番台・3000番台の5両ワンマン運転に変更され、E501系10両の運用がまた削減される可能性があります。土曜休日の土浦発の上野・品川方面の上り列車で運転時刻の変更で利用しやすい時間帯の本数を増やします。さらに一部列車の運転時分を変更し、列車接続の改善を図るほか、水戸線では宇都宮線上下の最終列車から水戸線最終列車(下館行き)への乗り継ぎを改善します。

横浜線では車掌が乗務しないワンマン運転を開始し、根岸線直通区間でもE233系6000番台の充当列車ではワンマン運転となります。また乗り換えの手間を少なくするため、現行の平日の  503K列車(平日03K運用)・土曜休日の  545K列車(土曜休日45K運用)、平日の  639K列車(平日39K運用)・土曜休日の  545K列車(土曜休日45K運用)、平日の  412K列車(平日13K運用)・土曜休日の  436K列車(土曜休日37K運用)を根岸線桜木町(JK-11)発着に変更、乗り継ぎの不便性を解消します。

これ以外に中央・総武線ではワンマン運転導入を見据えてか、東京地下鉄東西線直通列車の津田沼(JB-33)発着列車を中心に運転本数を見直します。南武線では停車時間調整や折り返し時間の拡大などでダイヤを見直すほか、新潟地区では羽越本線新発田~村上間、信越本線直江津~長岡間、越後線柏崎~吉田間、上越線越後中里~長岡間ではワンマン運転の乗降方式をすべてのドアから乗降可能にできる信用乗車方式に変更します。仙石線では205系3100番台からE131系800番台のワンマン運転に統一し、運転本数を増やします。

なお2026年3月14日のダイヤ改正からは普通旅客運賃が改定され、値上げが実施されます。普通乗車券類を購入される際はご注意願います。なお改定後の運賃はホームページで検索が可能です。

2025年12月16日

【改正内容は小規模?】相模鉄道が2026年3月14日実施のダイヤ改正の概要を発表

2025年12月12日、相模鉄道が2026年3月14日(平日は3月16日)実施のダイヤ改正の概要を発表しました。詳細は来年に発表される可能性があるため、簡潔に紹介します。
▲相模鉄道のダイヤ改正は小規模になる可能性があるが、朝方のラッシュ時間帯の遅延抑制や平日夕方ラッシュ前の時間帯、土曜休日の優等種別列車の混雑緩和などのため、行先変更や時刻変更がある程度である。

詳細は2026年に発表となる可能性がありますので、詳細を待ちましょう。朝ラッシュ時間帯の遅延抑制や平日の夕方ラッシュ前の時間帯と、土曜休日の優等種別列車の混雑緩和のために一部列車の時刻変更や行先変更などを行うようです。かつては横浜(SO-01)~二俣川(SO-10)間を途中無停車、二俣川以西の本線は各駅に停車する急行もありましたが、メインの種別は特急と快速となっており(通勤急行・通勤特急は朝のみ運転)、これらの優等種別の混雑緩和を図るダイヤ改正が予定されています。他路線への直通列車の種別行先にも変更が生じる可能性も十分あり得ます。東急電鉄保有車両の相模鉄道完結運用はどうなりますやら…。

【変化はロマンスカーだけ?】小田急電鉄が2026年3月14日実施のダイヤ改正の概要を発表

2025年12月12日、小田急電鉄が2026年3月14日に実施のダイヤ改正の概要を発表しました。現行ダイヤを基本ベースとして、特急ロマンスカーの増発と長編成化、回送列車のワンマン運転化などが挙げられます。一般種別列車よりもロマンスカーの改正が目立ちます。
▲ロマンスカーは平日朝方に新宿(OH01)発藤沢(OE13)行き『えのしま1号』、新宿発伊勢原(OH36)行き『さがみ93号』を増発する。いずれも現行ダイヤの『モーニングウェイ』2本の折り返しが回送列車となっているが、これを正式に客扱いする定期列車として運転される。新宿発伊勢原行きのロマンスカーは初登場である。
▲一般種別列車はおおむね変更なしとなる。ということは町田(OH27)・相模大野(OH28)以西を中心に運転されている小田原線の6両固定編成の急行⇔各駅停車(新松田(OH41)で種別変更)の単独運用も存続されることに。ただし平日夜間の小田原線各駅停車はホームウェイとの接続の都合で発車時刻が変更に。

今回は【有料特急ロマンスカー】を中心に紹介します。

【有料特急ロマンスカー】
ロマンスカーは平日朝方に新宿発藤沢行き『えのしま1号』(藤0803←宿0710)・新宿発伊勢原行き『さがみ93号』(伊0812←宿0718)を増発します。いずれも現行の『モーニングウェイ』の折り返し定期回送列車となっている2本を新たに客扱いするものとなります。現行ダイヤでは0902レ(厚0608→宿0700・平日N21N71運用)の折り返しが回9019レで、0904レ(秦0606→宿0709・平日N46N66運用)の折り返しが回9025レとなっていますが、改正後はどちらも定期列車として客扱いを行う列車となります。新宿発藤沢行き『えのしま』と新宿発伊勢原行き『さがみ』は初登場となります。前者の藤沢行きは2025年10月の平日に臨時51号(0851レ・藤0803←宿0710)として運転され(2026年1月の平日にも運転予定)、『えのしま』停車駅のうち大和(OE05)が通過となっていますが、定期列車化されると臨時運転時には通過していた大和にも停車します。後者の伊勢原行きは初登場で、小田原線内完結となることから『さがみ』となりました。伊勢原では折り返しの都合から1番ホームに到着となります。

また平日夜間の『ホームウェイ』について、新宿22時20分発以降の0623レ(厚2305←宿2220・平日N44N64運用)・0625レ(厚2325←宿2240・平日N74運用)・0627レ(厚2348←宿2300・平日N41N61運用)の3本の停車駅に新百合ヶ丘(OH23)を追加するほか、新百合ヶ丘以西停車駅の到着時分は可能な限り現行ダイヤを維持するようにします(ただし改正前0625レ、改正後33号のみ町田到着時分は1分遅くなります)。また0625レ(厚2325←宿2240・平日N74運用)は乗車率が高いため、6両から10両に増やします。さらに現行の0623レ(厚2305←宿2220・平日N44N64運用)、改正後の31号・現行の0627レ(厚2348←宿2300・平日N41N61運用)、改正後の35号については、どちらも本厚木(OH34)で各駅停車小田原(OH47)行きに接続するダイヤとすることで、本厚木以西の利便性が確保されます。前者は本厚木で先行していた6825レ(平日A17運用)が現行の0623レの接続待ちをして同駅23時06分発に変更することで、小田原到着が約14分早まるほか、後者は6829レ(平日A12運用)の発車時刻を変更して、海老名(OH32)と本厚木で接続させる(現行の6829レは海老名23時47分発、本厚木23時52分発とする)ことで小田原到着が約22分早まります。

土曜休日については秦野(OH39)始発『さがみ50号』(秦1125→宿1228)と箱根湯本(OH51)行き『はこね61号』(湯1408←宿1240)を増発するほか、現行の0792レ(小1130→宿1246・土曜休日N23N73運用)・0353レ(小1745←宿1620・土曜休日N23N73運用)・0050レ(小1833→宿1945・土曜休日N44N64運用)を箱根湯本発着に変更し、『さがみ』ではなく『はこね』として運転します。また現行の0623レ(厚2314←宿2230・土曜休日N42N62運用)、改正後の31号・現行の0627レ(厚2349←宿2307・土曜休日N44N64運用)、改正後の35号の停車駅に新百合ヶ丘を追加し、新百合ヶ丘以西停車駅の到着時分は可能な限り現行ダイヤを維持するようにします(ただし改正前0627レ、改正後35号のみ町田到着時分は1分遅くなります)。また土曜休日に2本だけ運転されている小田原線内途中無停車の『スーパーはこね』について、新宿9時00分発の現行の0705レ(湯1015←宿0900・土曜休日N42N62運用)は小田原線内途中無停車で小田原まで60分で結んでいますが、足柄(OH46)付近での久野川橋梁架け替え工事の完了に伴い小田原線内1時間切り(59分)の運転を実現します。

一般種別列車については現行ダイヤがベースとなるため、ほぼ変更はないものと思った方がいいでしょう。ただし運用番号が変わる可能性は高いです。なお小田急箱根鉄道の平坦区間ではすでに発表済みですが車掌が乗務しないワンマン運転が導入される予定です(ダイヤ改正後はすべて1000形バーミリオンはこね塗装編成の専任運用)。

2025年12月13日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2025.12.13 年内最後の撮影で思わぬ出会いが…~

2025年12月13日は小田急電鉄小田原線を撮影。まずは海老名(OH32)にて。
ロマンスカー“EXE”30000形30255F0334レ(土曜休日N65運用)。側面部の愛称行先表示器の更新によって愛称表示器の使用が停止された『箱根そば60周年』記念のロゴマークを掲出したこの編成をようやく撮れました。相方の30055F0534レ(土曜休日N45運用)に充当されていたため、相模大野(OH28)以西は単独となっています。

そのあと一気に移動し、小田原(OH47)にて。
1000形1066F7244レ7247レ(土曜休日112運用)。小田原まで移動したのはこれが目当てだったからです。1000形では2代目となる『赤い1000形』のバーミリオンはこね塗装です。山岳区間を走る3000形“ALLEGRA(アレグラ)”と同じ塗装となり、従来のインペリアルブルーは車番と小田急電鉄のロゴマークで残されています。現在は1063Fが海老名検車区でバーミリオンはこね塗装への変更作業のため運用を離脱しており、114運用と111運用を兼務する形で3編成で4運用を回しています。

最後は伊勢原(OH36)にて。
移動中にすれ違った定期検測運転の8000形8066F+クヤ31形を伊勢原で出迎えました。クヤ31形のパンタグラフは下がったままですので、架線検測はありませんでした。年内最後の検測になるものと思われます。これはこれでいい出会いでした。撮影は以上となります。

2025年12月11日

【まさかの50番台?】東武鉄道80000系81551F・81552F(ともに1両欠車)が近畿車輛製造を出場、甲種輸送される

2025年12月9日、近畿車輛製造で製造された東武鉄道野田線(アーバンパークライン)向け新型車両80000系のうち、3号車欠車となる81551F81552Fが南栗橋車両管区(配置は七光台支所)に向けて甲種輸送されています。
▲80000系に新たに3号車欠車の編成の甲種輸送が実施された。3号車は60000系中間付随車を80000系に改造編入することから、車番はなぜか50番代に区分されている。60000系18編成分の中間付随車を編入するため、81568Fまで登場するのだろうか。

編成はクハ81551+モハ82551+モハ84551+クハ85551から成る81551Fと、クハ81552+モハ82552+モハ84552+クハ85552から成る81552Fとなります。このうち、3号車のサハ83551・サハ83552が欠車となっていますが、60000系61502F(元61602F)から抜き取られた元サハ64602がサハ83551に、60000系61503F(元61603F)から抜き取られた元サハ64603がサハ83552として改造されており、これらの車両を中央に組み込んで5両固定編成を組成するものと思われます。60000系は18編成分ありますので、81568Fまで登場することが予想されます。純粋な5両固定編成は0番代、60000系の改造編入車両を組み込む編成は50番代となったようです。

2025年12月10日

【元都トタT71編成を改造】東日本旅客鉄道E233系0番台都マリC1編成(クハE233-71以下6両)が東京総合車両センターを出場

2025年12月9日、東日本旅客鉄道東京総合車両センターに入場していた、E233系0番台都トタT71編成を6両固定編成に転用改造した都マリC1編成(クハE233-71以下6両)が出場し、新たな配属先となる幕張車両センターへ自走回送されました。今後の動向が注目されます。
▲E233系0番台で初の房総地区仕様となった都マリC1編成。種車は元都トタT71編成のうちクハE233-71・モハE233-71・モハE232-71・モハE233-271・モハE232-271・クハE232-68の6両を種車としている。新たに1号車となったクハE232-68には209系2000番台・2100番台やE131系0番台・80番台と同じく車椅子対応トイレが設置された
▲房総地区のE131系0番台・80番台。E233系0番台の房総地区編成はE131系0番台・80番台と同じく扉部分に側面帯が入っていない。車体側面部に乗降安全確認カメラが設置されているようで、将来的なワンマン運転導入を見据えている。

編成は内房線・外房線内基準でどちらも安房鴨川寄りからクハE233-71(6号車)+モハE233-71(5号車)+モハE232-71(4号車)+モハE233-271(3号車)+モハE232-271(2号車)+クハE232-68(1号車)で組成されており(元1号車~元5号車・元10号車)、MT比は209系2000・2100番台と同じ4M2T構成と思われます。座席モケットは元都トタT71編成時代の橙色のままですが、車内案内表示器は15インチワイドのLCD式2画面から、E233系3000番台(都コツ・都ヤマ)と同じ2段LED式旅客案内表示器に交換され、E131系0番台・80番台のLCD式旅客案内表示器の配置に合わせて千鳥配置になっている可能があります。元の編成からはサハE233-543+サハE233-43、モハE233-443+モハE232-443のユニットが抜かれていて、中間電動車の1ユニットは転用されるものと思われます。一方で入場中の元都トタH49編成は6両固定編成が編成そのまま活用、4両固定編成が元都トタT71編成から抜き取られたモハE233-443+モハE232-443を組み込み、6両固定編成に組み替えるものと推測されます。余剰車両はどうなりますやら…?

2025年12月9日

【9両は廃車へ】小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形50001F、部品撤去により廃車解体処分の作業が開始に

2025年12月8日から、小田急電鉄での全運用終了後に留置されていた喜多見検車区から大野総合車両所89番構内留置線に自走回送され、5日深夜から7日にかけて最後の撮影会イベントに使用されていたロマンスカー“VSE”50000形50001Fの部品撤去などが開始され、廃車解体処分に伴う動きが始まりました。デハ50001のみロマンスカーミュージアムに保存予定です。
▲ついに廃車解体処分の動きを見せたロマンスカー“VSE”50000形50001F。保存展示が決定しているロマンスカーミュージアムに納車するデハ50001と連接台車を残す必要があるため、廃車はデハ50101~デハ50901の9両となる。床下カバー撤去で制御装置など今まで見えなかった部分があらわに。

ロマンスカー“VSE”50000形の最後の撮影会は抽選販売となったため、私は見送りましたが、多くのファンが廃車作業開始前最後の雄姿を収めたことでしょうね。最初に解体作業が開始されたは50001Fはデハ50001を除く9両が解体されるので、前面部・側面部の引退記念装飾も撤去されることでしょうね。連接台車をもつ最後のロマンスカーであったため、車両を切り離すときの作業も一苦労でしょうね。完全引退から約2年、ついに廃車解体作業が開始となりましたが、今まで見ることがなかった床下機器もあらわになっているようです。同編成の廃車作業がひと段落したら、50002Fの廃車作業が待っていることでしょう。しかし50001F50002Fもかなり思い出のある車両ですから、何かしらの形で残してほしい思いもあるでしょうね。デハ50001が海老名検車区に移動するまでは、廃車解体処分の作業が続けられることでしょうね。車両の陸送となったらどうするのでしょうか?