2019年10月27日

【就役19年で置き換え】舞浜ディズニーリゾートラインに新型車両「リゾートライナー(Type C)」

2001年にロープウェイに代わり東京ディズニーシーの開業とともに東京ディズニーリゾート周辺を反時計回りに周遊する鉄道として開業した舞浜ディズニーリゾートラインですが、2020年春から従来車両10形(11号編成〜51号編成)を置き換えるための新型車両「リゾートライナー(Type C)」を2024年度末までに5編成(30両)導入すると発表しました。
▲車両の置き換えが発表された現行の10形。年度ごとに1編成ずつが置き換えられていきそうだ。

これは2001年開業以来使用されてきた従来車両が2021年に就役20年を迎えるため、これと前後して新型車両を導入することとなったようです。舞浜ディズニーリゾートラインに新型車両が導入されるのは開業以来では初めてのことです。新型車両リゾートライナー(Type C)は2020年度から2024年度末にかけて1編成ずつを投入し、従来車両を置き換えていくようです。なおType CのCはローマ数字で100を表しており、私の予想では形式はそれに引っ掛けて「100形」になるものとみています。ディズニーリゾートラインの公式サイトではイエローが載っていましたが、トップナンバーの塗装が気になりますね。10形11号編成の時はブルーでしたので、カラーと番号のルールが踏襲されるのかも気になるところ。

今回の新型車両の開発コンセプトは「いつでも どこでも だれにでも ディズニーの世界観を提供したい」とし、車内はミッキーマウスのイメージカラーである赤色と黒色を用いるほか、背の低い人および子供たちや背の高い人および外国人観光客などに合わせてミッキーマウスの形をした吊革の高さを3段階とするほか、ミッキーマウスの形をした側面窓は従来車両よりも大きくします。車体の塗装は現在の10形の塗装を踏襲しつつも(10形では11号編成がブルー、21号編成がイエロー、31号編成がパープル、41号編成がグリーン、51号編成がピーチとなっている)、新型車両では波打ちで2色のグラデーションに変更します。従来車両の車内では進行方向の先頭車(本来は自動運転であり、運転台が埋め込まれている車両)の展望席は左右に2人掛け座席が2列ほど配置され、車端部はロングシート、旅客用扉間はロングシートベースで中間がクロスシート風となっており、通行の際には支障となっていました。新型車両では進行方向の先頭車の展望席のみロングシートとクロスシートを合わせた座席(ただしドライバーキャストの訓練などに備えて運転台が埋め込まれるものと予想)、それ以外はオールロングシートに変更するほか、各車両に車椅子やベビーカー、大量の土産を購入した人などが利用できるようなフリースペースを設置するほか、3号車・4号車にはワイドフリースペースを設け、バリアフリーに対応しています。車内照明はLED式に変更されます。