2020年1月17日から19日にかけて、東京地下鉄有楽町線・副都心線向けの新型車両17000系電車のトップナンバーが山口県下松市の日立製作所笠戸事業所を新製出場し、甲種輸送が行われています。配置先は和光検車区となる模様です。
▲和光検車区所属の7000系(写真は10両固定編成の7105F)。現在のところ8両固定編成は15編成(7103F・7109F・7113F・7115F・7116F・7119F・7120F・7127F・7128F・7129F・7130F・7131F・7132F・7133F・7134F)、10両固定編成は6編成(7101F・7102F・7104F・7105F・7110F・7118F)が在籍する。他はすでに10000系の置き換えで廃車となっており、一部はインドネシアで活躍する。
▲和光検車区所属の7000系(写真は8両固定編成の7109F)。貫通扉上部に『8 CARS』のステッカーが掲出されている8両固定編成は有楽町線には入らず、副都心線専任となっている。このため有楽町線に入線する7000系は10両固定編成の6編成のみとなっている。
同系列のトップナンバーは17101Fで、有楽町線・副都心線内基準で新木場(Y-24)・渋谷(F-16)寄りの10号車側から『17101』+『17201』(VVVFインバータ装置とパンタグラフ1基搭載)+『17301』+『17401』(VVVFインバータ装置とパンタグラフ1基搭載)+『17501』+『17601』+『17701』(VVVFインバータ装置パンタグラフ1基搭載)+『17801』+『17901』(VVVFインバータ装置とパンタグラフ1基搭載)+『17001』(女性専用車ステッカー貼付)となっており、『17201』『17401』『17701』『17901』にパンタグラフとVVVFインバータ装置が搭載されており、同系列の電動車と付随車の比率(MT比)は綾瀬検車区所属の16000系と同じ4M6Tになっているものと思われます。こうなると半蔵門線の18000系も同じベースで製造される可能性がありそうですね。7000系と同数の17000系を投入となると、先に10両固定編成を6編成投入してから、8両固定編成を15編成投入という順番が考えられますね。ただ乗り入れ範囲がかなり広いため、少なくとも西武鉄道、東武鉄道、東京急行電鉄と3社にわたって貸し出して試運転をするなど綿密にハンドル訓練をしないといけませんね。