2025年12月1日

【3656Fと入れ替わり?】小田急電鉄3000形3654F(旧東急車輛製造4次車・8両固定編成)の種別行先案内表示器がフルカラーLEDに

2025年11月30日、小田急電鉄3000形3654F(旧東急車輛製造4次車・8両固定編成)の前面部・側面部の種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に更新され、同日の6210レ(土曜休日B12運用・成0455→宿0518)より営業運転に入っています。今後3色LED式で残っている3655F3657F3658Fの動向が注目されます。
▲3000形8両固定編成では3656F以来で種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に更新された3654F。同形式8両固定編成で3色LED式は残り3編成で、6両固定編成は次回検査時にリニューアル更新工事が控える3275Fだけとなっている。
▲種別行先案内表示器が3色LED式だった3000形3656F。同形式8両固定編成の4次車以降では初めての更新であった(6両固定編成はリニューアル更新工事施工時に換装済み)。この形式の8両固定編成では半数以上がフルカラーLED式となった。

3000形8両固定編成の種別行先案内表示器の更新は11月下旬に3656F(旧東急車輛製造4次車)に施工されて以来となります。8両固定編成の4次車以降で急速に種別行先案内表示器の更新が進みそうですね。平日・土曜休日B11運用または平日・土曜休日B26運用で喜多見検車区に入庫させたあと、平日・土曜休日B12運用ないし平日・土曜休日B27運用で出庫させない限り予備編成に回して1000形1067F+1069Fで穴埋めすれば種別行先案内表示器の更新作業が可能になるので、こういう動きが続くものと思われます。この動きで8両固定編成のフルカラーLED式の編成が3色LED式の編成を逆転しました。残る3色LED式の編成は3655F3657F3658Fだけになってしまいました。このぐらいのペースでいったら年内に更新が終わる可能性も…?

【3000形8両固定編成の種別行先案内表示器交換状況】2025年11月30日現在
《3色LED式》
3655F3657F3658F
《フルカラーLED式》
3651F3652F3653F3654F3656F

【代走もちょこちょこ】小田急電鉄ロマンスカー“GSE”70000形の2026年1月分の運用を公表(2025年3月ダイヤ改正)

2025年12月1日、小田急電鉄が2025年3月15日ダイヤ改正時点における2026年1月の展望座席を備えるロマンスカー“GSE”70000形の運用予定表を公表しました。車両運用状況によっては土曜休日の固定1運用を除き“EXE”・“EXEα”30000形または“MSE”60000形が代走する場合があります。
▲展望席(1編成に32席)を備えるロマンスカー“GSE”70000形70051F70052F。基本的には展望席は争奪戦となるので、乗車予定日の1ヶ月前の10時からの購入を強く推奨する(展望席のみ事前予約は不可)
▲運用予定表に黒丸がない列車は“EXE”・“EXEα”30000形6両固定編成または『もころん』のヘッドマークを掲出した“MSE”60000形6両固定編成が代走で使用される。ちなみに充当車種は当該日程の約1ヶ月前から“e-Romancecar”空席照会で確認できる。

両先頭車に展望席(各先頭車に16席ずつ)を備えるロマンスカーは2018年3月のダイヤ改正から就役した“GSE”70000形70051F70052Fで運用され、予定表の黒丸マーク(●)のついている列車に充当されます。公式ホームページの時刻表では『展▲』または『展G』(土曜休日のみ)と記載のある列車に充当されますが、ほとんどに三角マークがありますので、予定表の当該列車に黒丸マークがない場合は他形式で代走になると考えてください。2021年3月に展望席を備える“VSE”50000形が定期営業運転を終了して以降、2編成2運用が基本で予備はなく、土曜休日の1運用は同形式固定運用となっています。2025年4月15日からは号車に子育て応援車両(車内にもころんの刺繍入りヘッドカバー、子育て応援車両のステッカーを掲出)が設定され、平日の0006レ0727レ0736レ(平日N31運用)・0729レ(平日N32運用)、土曜休日の0006レ0321レ0318レ(土曜休日N31運用/固定運用)・0002レ0315レ0010レ0025レ(土曜休日N32運用)で適用されています。なおリニューアル対象外となった“EXE”30000形(30055F+30255F30057F+30257F)の代替で、かつ“VSE”50000形の後継の位置づけとなる新型ロマンスカー(80000形)が登場する予定となっており、現在の“GSE”70000形70051F70052Fとの共通運用が期待されそうです。

12月の代走は4日・5日のみ、1月は16日・20日・22日のみですが、時々代走運用が出ることがあります。同形式を使用する特別団体専用列車は現時点で設定がなく、平日に運転される場合はN32運用充当編成が用いられます。年末年始特別ダイヤは2025年12月30日から2026年1月2日まで土曜休日ダイヤでの運転となります(実際には1月4日まで)。日程により代走となる場合は薄い灰色で表記します。代走運用の充当車種は当該日程の約1ヶ月前から“e-Romancecar”の空席照会で確認できます

◆ロマンスカー“GSE”70000形の運用予定表◆
青色…平日 赤色…土曜休日 灰色…“EXE”・“EXEα”または“MSE”で運転

【2025年12月】下線部は固定運用 ※12月30日以降は年末年始土曜休日ダイヤで運転
01日…平日N31運用 平日N32運用 17日…平日N31運用 平日N32運用
02日…平日N31運用 平日N32運用 18日…平日N31運用 平日N32運用
03日…平日N31運用 平日N32運用 19日…平日N31運用 平日N32運用
04日…平日N31運用 平日N32運用 20日…土休N31運用 土休N32運用
05日…平日N31運用 平日N32運用 21日…土休N31運用 土休N32運用
06日…土休N31運用 土休N32運用 22日…平日N31運用 平日N32運用
07日…土休N31運用 土休N32運用 23日…平日N31運用 平日N32運用
08日…平日N31運用 平日N32運用 24日…平日N31運用 平日N32運用
09日…平日N31運用 平日N32運用 25日…平日N31運用 平日N32運用
10日…平日N31運用 平日N32運用 26日…平日N31運用 平日N32運用
11日…平日N31運用 平日N32運用 27日…土休N31運用 土休N32運用
12日…平日N31運用 平日N32運用 28日…土休N31運用 土休N32運用
13日…土休N31運用 土休N32運用 29日…平日N31運用 平日N32運用
14日…土休N31運用 土休N32運用 30日…土休N31運用 土休N32運用
15日…平日N31運用 平日N32運用 31日…土休N31運用 土休N32運用
16日…平日N31運用 平日N32運用

【2026年1月】下線部は固定運用
01日…土休N31運用 土休N32運用 17日…土休N31運用 土休N32運用
02日…土休N31運用 土休N32運用 18日…土休N31運用 土休N32運用
03日…土休N31運用 土休N32運用 19日…平日N31運用 平日N32運用
04日…土休N31運用 土休N32運用 20日…平日N31運用 平日N32運用
05日…平日N31運用 平日N32運用 21日…平日N31運用 平日N32運用
06日…平日N31運用 平日N32運用 22日…平日N31運用 平日N32運用
07日…平日N31運用 平日N32運用 23日…平日N31運用 平日N32運用
08日…平日N31運用 平日N32運用 24日…土休N31運用 土休N32運用
09日…平日N31運用 平日N32運用 25日…土休N31運用 土休N32運用
10日…土休N31運用 土休N32運用 26日…平日N31運用 平日N32運用
11日…土休N31運用 土休N32運用 27日…平日N31運用 平日N32運用
12日…土休N31運用 土休N32運用 28日…平日N31運用 平日N32運用
13日…平日N31運用 平日N32運用 29日…平日N31運用 平日N32運用
14日…平日N31運用 平日N32運用 30日…平日N31運用 平日N32運用
15日…平日N31運用 平日N32運用 31日…土休N31運用 土休N32運用
16日…平日N31運用 平日N32運用

【駅名表記について】
宿…新宿(OH01)、成…成城学園前(OH14)、大…相模大野(OH28)、海…海老名(OH32)、厚…本厚木(OH34)、伊…伊勢原(OH36)、秦…秦野(OH39)、足…足柄(OH46)、小…小田原(OH47)、湯…箱根湯本(OH51)、藤…藤(OE13)、江…片瀬江ノ島(OE16)

★平日N31運用(“GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE”)★
注意…“EXE”・“EXEα”または“MSE”で運転される場合あり
喜多見検車区出庫
大0000←成0000 9005レ
大野総合車両所入庫/出庫
大0612→宿0648 0992レ
小0815←宿0700 0791レ
小0826→宿0945 0790レ
湯1127←宿1000 0003レ
湯1135→宿1305 0006レ
湯1456←宿1320 0727レ
湯1513→宿1646 0736レ
湯1828←宿1700 0601レ
湯1836→宿2006 0120レ
藤2120←宿2020 0687レ
藤0000→成0000 9040レ
喜多見検車区入庫

★平日N32運用(“GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE”)★
注意…2025年12月4日・5日・2026年1月16日・20日・22日は“EXE”・“EXEα”または“MSE”で運転
喜多見検車区出庫
秦0000←成0000 9011レ
秦0630→宿0741 0906レ
成0000←宿0000 9027レ
喜多見検車区入庫/出庫
成0000→宿0000 9026レ
湯1737←宿1600 0729レ
湯1746→宿1926 0018レ
秦2042←宿1940 0611レ
秦0000→宿0000 9036レ
秦2301←宿2200 0621レ
秦0000→成0000 9058レ
喜多見検車区入庫

★土曜休日N31運用(“GSE固定運用)★
喜多見検車区出庫
小0000←成0000 9013レ
小0827→宿0945 0790レ
湯1121←宿1000 0709レ
湯1138→宿1305 0006レ
湯1448←宿1320 0321レ
湯1514→宿1644 0318レ
湯1836←宿1700 0601レ
湯1845→宿2010 0126レ
江2120←宿2020 0687レ
江0000→成0000 9060レ
喜多見検車区入庫

★土曜休日N32運用(“GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE”)★
注意…“EXE”・“EXEα”または“MSE”で運転される場合あり
喜多見検車区出庫
厚0000←成0000 9003レ
厚0702→宿0745 0904レ
湯0924←宿0800 0003レ
湯0933→宿1107 0002レ
湯1301←宿1120 0315レ
湯1315→宿1445 0010レ
湯1628←宿1500 0025レ
湯1636→宿1805 0022レ
江1926←宿1820 0683レ
江2003→宿2105 0504レ
藤2217←宿2120 0689レ
藤0000→成0000 9070レ
喜多見検車区入庫

☆参考資料☆ “GSE”が充当される可能性のある列車のみ抜粋
《平日上り》
大0612→宿0648 0992レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
秦0630→宿0741 0906レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
小0826→宿0945 0790レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
湯1135→宿1305 0006レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
湯1513→宿1646 0736レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
湯1746→宿1926 0018レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1836→宿2006 0120レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)

《平日下り》
小0815←宿0700 0791レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
湯1127←宿1000 0003レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
湯1456←宿1320 0727レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
湯1737←宿1600 0729レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1828←宿1700 0601レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
秦2042←宿1940 0611レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
藤2120←宿2020 0687レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
秦2301←宿2200 0621レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)

《土曜休日上り》
厚0702→宿0745 0904レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
小0827→宿0945 0790レ “GSE固定運用(N31)
湯0933→宿1107 0002レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1138→宿1305 0006レ “GSE固定運用(N31)
湯1315→宿1445 0010レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1514→宿1644 0318レ “GSE固定運用(N31)
湯1636→宿1805 0022レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1845→宿2010 0126レ “GSE固定運用(N31)
江2003→宿2105 0504レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)

《土曜休日下り》
湯0924←宿0800 0003レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1121←宿1000 0709レ “GSE固定運用(N31)
湯1301←宿1120 0315レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1448←宿1320 0321レ “GSE固定運用(N31)
湯1628←宿1500 0025レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1836←宿1700 0601レ “GSE固定運用(N31)
江1926←宿1820 0683レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
江2120←宿2020 0687レ “GSE固定運用(N31)
藤2217←宿2120 0689レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)

2025年11月30日

【残り全体でも3編成に】東日本旅客鉄道E231系1000番台都ヤマU-590編成が大宮総合車両センター入場で機器更新工事か

2024年11月28日、東日本旅客鉄道小山車両センター所属のE231系1000番台基本編成で制御装置未更新で残っている都ヤマU-590編成が大宮総合車両センターに自走回送され入場しました。制御装置更新工事とホームドア対応工事のためと思われ、また1編成制御装置未更新の編成が消滅する可能性があります。
▲E231系1000番台で数少ない制御装置未更新編成の1本、都ヤマU-590編成が大宮総合車両センターに入場した。ドアエンジン以外の機器更新工事が実施され、未更新編成が減ることとなる。なおこの編成と現在更新済みだが都コツK-26編成では半導体不足の時代にドアエンジンだけ更新したことで、ドアエンジン更新で制御装置未更新の状態で注目されていた。
▲E231系1000番台で数少なくなった制御装置未更新編成の1本でもある都ヤマU-107編成が大宮総合車両センターに入場しており、こちらもドアエンジン以外での機器更新工事が実施される見込み。付属編成は衝突事故で大破した都コツS-14編成を除くと都ヤマU-111編成だけとなっている。
▲制御装置未更新で残っている3編成はこの都ヤマU-111編成都ヤマU-584編成(写真4枚目右側)・都ヤマU-584編成である。都ヤマU-111編成が大宮総合車両センターに入場する動きを見せた時点で、E231系1000番台付属編成の制御装置未更新編成は完全消滅となる。

E231系1000番台は制御装置の更新工事が進み、小山車両センター所属の初期車編成と国府津車両センター所属編成(衝突事故当該の付属1編成を除く)で完了済みで、今回入場した都ヤマU-590編成は制御装置更新など、ドアエンジン以外で制御装置更新工事やホームドア対応工事を受けるものと思われます。制御装置未更新編成は小山車両センターに所属する2006年度以降に増備された編成の一部のみで、都ヤマU-107編成都ヤマU-590編成が入場したことで、残っている制御装置未更新は都ヤマU-111編成都ヤマU-584編成都ヤマU-584編成のみとなりました。あくまで予想ですが、来年の初め頃あたりには完全消滅している可能性もゼロではありませんね。

【1両は静態保存?】東京地下鉄和光検車区新木場分室で保存の6000系6102F、クハ6102を残して廃車解体処分か

2025年11月、東京地下鉄千代田線や乗り入れ先路線の小田急電鉄小田原線・多摩線、東日本旅客鉄道常磐緩行線で2018年まで活躍し、和光検車区新木場分室に編成ごと保存されていた6000系6102F(1次車)のうち、クハ6102は東西線の深川検車区行徳分室へと陸送され、クモハ6002は側面部の車番と紋章が撤去された状態で陸送されました。
▲6000系6101Fがインドネシア譲渡となった関係で、最後まで残っていた最古参の6102Fが和光検車区新木場分室に編成ごと保存されていたが、引退から7年が経過してさらに老朽化が進んでおり、廃車解体処分となってしまうようだ。ただしクハ6102だけ深川検車区行徳分室に運ばれており、今後の動きが気になるが、どういう動きを見せるのだろうか。

6000系は2010年の16000系が登場するまでは千代田線の主力車両として活躍し、最盛期には10両固定編成が35編成、3両固定編成が1編成(ハイフン編成のみ)の全36編成353両が在籍していました。ハイフン編成は05系支線用車両とともに和光検車区新木場分室で訓練車両として活用されていました。6000系6102Fといえば6130Fとともに最後まで残っていた編成の1本で営業運転最終日に数日間限定で霞ケ関(C-08)~綾瀬(C-19)間を往復する特別運転に充当されていたことがありました。引退後は6130Fはインドネシアに譲渡、6102Fは和光検車区新木場分室で保存されていました。保存後も老朽化が進んでいたことから、クハ6102を残して廃車解体処分になるものと思われます。すなわち陸送されたクモハ6002は車番と紋章の撤去から廃車解体処分になる動きと思われます。それ以外の中間車も廃車解体処分になるでしょうか。

6000系の先頭車は制御車のイメージがあるかと思うのですが、実際にはそうではなく6101Fは双方とも制御電動車、今回廃車解体と思われる6102Fは10号車のクモハ6002が制御電動車であり、VVVFインバータ制御となった同系列でドア交換などが実施されなかった編成は制御電動車が10号車に残されており、大窓ドアへの交換などB修繕工事を施工されていた編成だけは制御電動車の電装解除が行われていただけとなっています。このため表現上は『クモハ』となるわけです。一方でクハ6102は和光検車区新木場分室から深川検車区行徳分室に移されてカバーがかけられていますので、動向が気になります。7000系や8000系とは違って、引退が7年前ですから、廃車となるのも致し方ない気がします…。

【コースは2つある】小田急電鉄1000形1066F(バーミリオンはこね塗装)の乗車&撮影会ツアーを開催へ

2025年11月26日の6827レ(小2402←伊2327・平日111運用)から『バーミリオンはこね』塗装で営業運転に復帰した小田急電鉄1000形の小田急箱根鉄道(平坦区間)専任編成である1066Fを使用する乗車&撮影会ツアーおよび撮影会ツアーが子会社の小田急トラベルより発売されています。乗車ツアー・撮影会ツアーは2026年1月10日に実施予定です。
▲1000形の『バーミリオンはこね塗装』となった1066Fの乗車&撮影会ツアーと撮影会ツアーのみの2つが組まれた。ツアー当日は同編成が114運用充当または111運用出庫前相当になる可能性は想像に難くない。なお乗車を含むツアーに参加される方は集合駅と時刻に注意だ。
▲1000形の『レーティッシュカラー』であった1058Fは引退直前に特別団体専用列車に使用されたことはあった。レーティッシュカラーが数を減らしていたときも海老名検車区で2編成を並べて撮影会を実施している。
▲塗装変更実施前(ワンマン運転対応工事施工前)の1000形1066F。このときは就役35周年の撮影会のために使用されていた。今回は姿と塗装を変えた同編成を見ることができる。

小田急箱根鉄道(平坦区間)専任の1000形は全4編成で『バーミリオンはこね』塗装への変更を発表しておりますが、今回は最初に塗装変更された1066Fを使用した乗車&撮影会ツアーおよび撮影会ツアーとなり、状況に応じて午後の撮影会のみ参加することが可能です。私も予定の都合を考慮した場合は時間帯をずらしたり、乗車なしで撮影会のみとするなど、工夫をしています。新たな赤い1000形は他形式との連結ができないので、1000形撮影会を実施した際の1065Fが参考になろうかと思います。

【小田急箱根鉄道(平坦区間)専任の1000形】※2025年11月30日現在
《インペリアルブルー塗装》 3編成12両 1063F1064F1065F
《バーミリオンはこね塗装》 1編成  4両 1066F

2025年11月29日

【新たな臨時列車も…?】小田急電鉄がニューイヤーエクスプレスなど年末年始の運転計画を発表

2025年11月28日、小田急電鉄が年末年始の運転計画を発表しました。2025年12月30日から2026年1月2日まで土曜休日ダイヤで運転(土曜休日ダイヤは1月4日まで)となり、大晦日から元日にかけての終夜運転はありません。詳しく見ていきます。
▲1月1日に新宿(OH01)~片瀬江ノ島(OE16)間を往復する特急『ニューイヤーエクスプレス』には土曜休日N44N64運用のロマンスカー“EXE”・“EXEα”30000形を充当。乗車には乗車券と特急券(500円~750円)が必要で、12月1日の10時から特急券が発売されるので早めに確保しておく必要がある。
▲2026年1月1日の江ノ島線は定期列車の行先延長や早朝の増発で片瀬江ノ島発着で運転する列車を増やす。このうち各駅停車は土曜休日A17運用・土曜休日A31運用(藤沢~片瀬江ノ島間シャトル運用)の充当編成を使用する。
▲急行・快速急行(2往復)の片瀬江ノ島延長運転は土曜休日E30運用・土曜休日E62運用の充当編成を使用するが、土曜休日E62運用の充当編成はなんと小田原線新百合ヶ丘(OH23)始発で小田原線内各駅停車・江ノ島線内急行として運転される。10両固定編成の充当では初めて『各駅停車片瀬江ノ島』→『急行片瀬江ノ島』が見られることになりそうか。

大晦日から元日にかけての終夜運転はありませんが、2026年1月1日に新宿~片瀬江ノ島間で臨時特急『ニューイヤーエクスプレス』が1往復設定され、土曜休日N44N64運用充当予定のロマンスカー“EXE”・“EXEα”30000形(10両編成)で運転されます。江ノ島線の臨時各駅停車は下り町田(OH27)始発(江0518←町0430)と相模大野(OH28)始発(江0530←大0446)の片瀬江ノ島行きが1本ずつ、上り相模大野行き(江0522→大0604)と藤沢行き(江0535→藤0542)が1本ずつで設定され、町田始発と相模大野行きは土曜休日A17運用充当編成(そのあと所定の5117レに繋がる)、相模大野始発と藤沢行きは土曜休日A31運用充当編成(所定回9111レから変更、そのあと所定の5701レに繋がる)。また江ノ島線の臨時急行は基本的に定期列車の延長運転が基本となるのですが、新たに新百合ヶ丘始発片瀬江ノ島行き1本(江0603←百0513・詳細は後述)と所定の定期列車の延長である相模大野始発片瀬江ノ島行き1本(江0638←大0606)で設定され、前者は土曜休日E62運用の充当編成を使用、小田原線内各駅停車、江ノ島線内急行として運転され、回9115レの旅客扱いと、1501レ(藤0555←大0530)と3500レ(藤0618→宿0715)の延長運転となります。後者は土曜休日E30運用の充当編成が使用され、1503レ(藤0629←大0605)と3502レ(藤0652→宿0754)の延長運転となります。新百合ヶ丘始発で設定されるのは異例のことで、急行通過駅の柿生(OH24)・鶴川(OH25)・玉川学園前(OH26)から1本で片瀬江ノ島へ行くことができます。10両固定編成で『各駅停車片瀬江ノ島』→『急行片瀬江ノ島』の変更が見られるのは異例ですね。江ノ島線内急行運転となったのは各駅停車のみ停車駅のホームの有効長の関係によるもので、末端区間にある本鵠沼(OE14)・鵠沼海岸(OE15)も通過となります。

【久しぶりの組み合わせ?】小田急電鉄3000形3656F(旧東急車輛製造4次車・8両固定編成)の種別行先案内表示器がフルカラーLEDに

2025年11月28日、小田急電鉄3000形3656F(旧東急車輛製造4次車・8両固定編成)の前面部・側面部の種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に更新され、同日の6210レ(平日B12運用・向0700→宿0744)より営業運転に入っています。今後3色LED式で残っている3654F3655F3657F3658Fの動向が注目されます。
▲3000形8両固定編成では約2年9ヶ月ぶりに種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に更新された3000形3656F。同形式8両固定編成でロイヤルブルーとフルカラーLEDの組み合わせは3次車の3編成だが、インペリアルブルーとフルカラーLEDの組み合わせは実に元3664F(現在の3082F)以来のこととなる。
▲種別行先案内表示器が3色LED式だった3000形3656F。同形式8両固定編成の4次車以降では初めての更新となった(6両固定編成はリニューアル更新工事施工時に換装済み)。この形式の8両固定編成では半数がフルカラーLED式となった。

3000形8両固定編成の種別行先案内表示器の更新は2023年2月に3653F(日本車両製造3次車・8両固定編成)に施工されて以来、約2年9ヶ月ぶりとなります。現存する3000形8両固定編成での種別行先案内表示器がフルカラーLED式になっているのはこれまでに日本車両製造3次車の3編成(3651F3652F3653F)だけとなっていましたが、今回の3656Fへの換装で4編成目となり、残るは3654F3655F3657F3658Fとなっています。3000形8両固定編成、帯色がインペリアルブルーで、フルカラーLED式は実に元3664F(現在の3082F)以来となります。

【3000形8両固定編成の種別行先案内表示器交換状況】2025年11月28日現在
《3色LED式》
3654F3655F3657F3658F
《フルカラーLED式》
3651F3652F3653F3656F

2025年11月28日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2025.11.28 通勤途中でまさかの衝撃的出会い~

2025年11月28日は小田急電鉄小田原線を撮影。今回は通勤時間帯の新宿(OH01)にて。
3000形3656F6210レ6201レ(平日B12運用)。なんと種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に更新された3656Fに遭遇。喜多見検車区での予備留置中に更新されたのでしょうか。今後この動きが他編成に広がることになるのでしょうか。

8両固定編成での種別行先案内表示器のフルカラーLED化は2023年2月に更新された3653F以来となります。ただし最初の3編成は登場当時から存在するロイヤルブルー帯ですので、現在のインペリアルブルー帯での同形式8両固定編成のフルカラーLED式も実に元3664F(現在の3082F)以来、久しぶりの組み合わせになりましたね。

今回はデジタルカメラを持ち合わせておりませんので、スマートフォンでの写真にて失礼します。撮影は以上です。

2025年11月27日

【小田急箱根鉄道の新たな色】小田急電鉄1000形1066F(4両固定編成)、バーミリオンはこね(『アレグラ』)塗装で初の営業運転に

2025年11月26日の6827レ(小2402←伊2327・平日111運用)より、小田急電鉄1000形の小田急箱根鉄道(平坦区間)専任編成である1066Fが『バーミリオンはこね』塗装となって営業運転に復帰し、同月27日から小田原(OH47)~箱根湯本(OH51)間の往復運用に入りました。今後は1063F1064F1065Fでも塗装変更が実施される見込みです。
▲1000形で最初にリニューアル更新工事(2014年度)を受けて約11年、リニューアル車両では初の『赤い1000形』となった1066F。小田急電鉄のブランドロゴマークと車番の数字は元の帯色(インペリアルブルー)を残す。基本的に111運用→112運用→113運用→114運用の順番で推移するが、114運用→111運用の兼任が可能で、3編成での運用にも対応している。
▲2009年から2022年まで存在した『赤い1000形』は『ベルニナ塗装』(写真は1058F)だが、約3年ぶりの『赤い1000形』は『アレグラ塗装』である。『アレグラ塗装』ではロゴマークと車番に以前の帯色のインペリアルブルーがアクセントのように残されている。
▲小田急箱根鉄道(山岳区間)で運用されている3000形“ALLEGRA(『アレグラ』)”は2両固定編成が2本、1両固定編成が4本あり、これらと2000形(2両固定編成のみ)を組み合わせて最長で3両を組む。昨年11月に就役10周年を迎えた。2028年に最古参形式3両(モハ1形・モハ2形)が引退することから、それらの代替車両がこの形式になるのだろうか。

小田急箱根鉄道(平坦区間)専任の1000形は全4編成で『バーミリオンはこね』塗装への変更を発表しておりますので、順次専任編成の1063F1064F1065Fでも2026年3月から開始予定の小田原(OH47)~箱根湯本(OH51)間でワンマン運転導入に伴うダイヤ改正までに塗装変更が予定されており、海老名検車区にて順次塗装変更が実施されるものと思われます。新たな赤い1000形は他形式との連結が異常時を除き完全に不可となったほか(スカート形状変更済み)、海老名検車区入出庫関連ないし大野総合車両所入出場時を除き、小田原線海老名(OH32)以東の区間を走行することはほとんどありませんので、アレグラ塗装となった1000形は海外旅行客(インバウンド)の方でも小田急箱根鉄道方面へ向かう車両であると認識されていきそうです。

【小田急箱根鉄道(平坦区間)専任の1000形】※2025年11月27日現在
《インペリアルブルー塗装》 3編成12両 1063F1064F1065F
《バーミリオンはこね塗装》 1編成  4両 1066F

2025年11月26日

【思わぬ形で中央線初入線!】東日本旅客鉄道E657系都カツK15編成が臨時特急『常磐高尾号』を代走する

2024年11月23日、東日本旅客鉄道常磐線日立と中央線高尾(JC-24)を武蔵野線経由で結ぶ臨時特急『常磐高尾号』(往路9022M列車、復路9021M列車が所定ではE653系1000番台都カツK71編成で運転されるところ、E657系都カツK15編成が代走で充当されました。
▲臨時特急『常磐高尾号』を急遽代走したことで思わぬ形で中央線に初入線となったE657系都カツK15編成。常磐線内は『ときわ』と同じ停車駅だが、柏(JJ-07)~高尾間は途中無停車であった。E653系1000番台には予備がほぼないため、今回のような車両不具合などでの離脱が響くとこのようにE657系で代走となることがありそうだ。
▲E653系1000番台都カツK70編成は特急『鎌倉』に充当させたため、特急『常磐高尾号』がE657系代走となったが、同系列が代走した臨時特急列車は停車駅すべてでホームの有効長が10両以上だったため実現した(横須賀線は逗子(JO-06)以東が15両、逗子以西11両、中央線は大月(JC-32)以東が12両)。武蔵野線内は8両以下だが、同線内無停車のため問題はなかった。

E657系は『常磐鎌倉号』『常磐高尾号』と所定ではE653系1000番台で運転される予定だった臨時特急列車を代走したので、東海道線品川(JT-03)以南、横須賀線(最遠では回送列車として横須賀(JO-03)まで)と武蔵野線・中央線(高尾まで)に入線した形となりました。代走した臨時特急列車は停車駅すべてでホームの有効長が10両以上分あるのと、『常磐高尾号』が経由した武蔵野線内に停車駅がなかったために、E657系で代走させても問題はなかったのでしょう。E653系1000番台には予備があまりありませんので、代走となるとやはりE657系になるんですねぇ。早めに都カツK71編成が運用復帰してくれることを願いますが…。