2025年9月17日、京浜急行電鉄のファインテック久里浜事業所を検査出場した1000形4両固定編成の1421編成ですが、同編成の座席がロングシートと(車端部のみ)ボックスシートから、転換クロスシートに変更されています。アルミ車体の1000形で転換クロスシート車両に変更されるのは異例で、『モーニング・ウィング3号』に充当可能になるものと思われます。.JPG)
▲ファインテック久里浜事業所を検査出場した際に座席がリクライニング機能を備える転換クロスシートに変更された1000形3次車の1421編成。一部の4両固定編成ではファインテック久里浜事業所で順次この転換クロスシート車両へと変わるのだろうか。こうなると三浦海岸(KK-71)始発の『モーニング・ウィング3号』に同編成が充当可能となりそうだ。.JPG)
▲転換クロスシートを備える1000形20次車・21次車は中間車に車椅子対応トイレと男性用の小便器トイレが設置されている。そのためトイレなしで転換クロスシート車両は1000形では初めてとなる。こうなると1421編成は今後同形式20次車・21次車の転換クロスシート車両と共通運用になりそう。
1000形の転換クロスシート車両は20次車・21次車、すなわち“Le Ciel(ルシエル)”にあたる4両固定編成の5本ですが、座席を倒すリクライニングの機能はありません(リクライニング機能の転換クロスシートは京王電鉄5000系で初めての採用となった)。は今回検査出場した3次車の1421編成では同社では初めてとなるリクライニング機能を備えた転換クロスシートに変更され、車端部ではロングシート状態ですが、転換クロスシートと同じタイプの座席へと変更されています。こうなると同形式3次車の1421編成が平日の三浦海岸始発で設定されている『モーニング・ウィング3号』に三浦海岸→金沢文庫(KK-49)間では単独で、金沢文庫→品川(KK-01)間では2100形8両と連結して(品川寄りが2100形、三崎口寄りが1000形になる)運用が可能になるものと思われます。今後一部の4両固定編成でロングシートとボックスシートから転換クロスシートへの変更が実施されることになるのでしょうか。なお今後『モーニング・ウィング3号』の充当編成が“Le Ciel(ルシエル)”であればリクライニングなしのトイレ付きですが、仮に1421編成であればトイレなしですが、リクライニング機能付きということになりそうです。