2025年11月20日

【本当に最後の雄姿を!】小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形50001Fの最後の編成姿を目に焼き付けるチャンスです!

2025年11月17日より、小田急電鉄子会社の小田急トラベルより、2025年12月6日・7日に予定されているロマンスカー“VSE”50000形50001Fを使用して、デハ50001の保存展示とそれ以外の車両の廃車解体処分前に実施する2つのイベントが抽選申込となっています。同形式を最後に見納めしたい方にはお勧めですが、料金と集合時間に注意してください
▲ロマンスカーミュージアムで展示する前に2023年12月引退のロマンスカー“VSE”50000形50001Fを使用したイベントが用意された。ただし喜多見検車区から大野総合車両所への自走回送はイベント送り込みと廃車解体処分の動きを兼ねる可能性があるので要注意だ。自走となれば約2年ぶりに小田原線の線路を走行することになる。

ロマンスカー“VSE”50000形のイベントは2023年12月以来約2年ぶりとなります。料金が高めとなっておりますので、十分にご注意ください。留置中の喜多見検車区から大野総合車両所に回送されて留置された50001Fの解体開始前最後のイベントになることが考えられますので抽選申込形式となっています。先に引退した50002Fは全車両解体が予想されますので、それの絡む動きにも注意が必要になってきます。しかしながら特殊な車体構造がゆえに車体修理などが難しい(高度な技術が必要である)ことから、どのように車両を解体していくのか、東武鉄道経理部資材管理センター北館林車両解体場へ輸送するのかなど、イベントに向けて準備が進められることになりそうです。

2025年11月18日

【まさに“GSE”の水色版?】小田急電鉄の新型ロマンスカー『80000形』(7両固定編成)の導入概要を発表

2025年11月17日、小田急電鉄がリニューアル対象から外れたロマンスカー“EXE”30000形の置き換えとして、2029年3月に就役する予定の新型ロマンスカーの概要を発表しました。車両開発コンセプトは『きらめき走れ、ロマンスカー』、形式は『80000形電車』で、ボギー台車の7両固定編成となります(ロマンスカー“GSE”70000形と同じ)。
▲展望席を備えるロマンスカーは“GSE”70000形(70051F70052F)である。2029年3月から就役予定の80000形は展望席を備えるロマンスカーで、前面部・側面部のデザインが“GSE”と類似しており、まさにGSE”の水色版ともいえる。就役すると今後“GSE”70000形と共通運用になる可能性がある。
▲置き換えられる予定のロマンスカー“EXE”30000形。30055F+30255F30057F+30257Fだけは“EXEα”へのリニューアルが見送られたことで、80000形に代替されることとなった。なお30055F+30255Fは側面部愛称行先案内表示器が“EXEα”と同じタイプに更新されたことにより、前面部の愛称表示器が使用停止となっている。

小田急電鉄では2027年4月に開業100周年を迎えます。2029年3月(ダイヤ改正のタイミングか)に導入される新型ロマンスカーの80000形は2021年3月に定期営業運転を終えて2023年12月に引退したロマンスカー“VSE”50000形の後継として、先頭車に展望席を備え、車体部塗装には水色を用いて、展望席と2階部分に設けられる運転席部分には雫のような大型の曲面ガラスを採用して、一体的に包むような構成とします。車両間の連結部分にロマンスカーに採用されているバーミリオンオレンジを配して伝統を継承します。車体側面窓の下部には水面の波紋をイメージした『ゆらぎ』を設けて、瑞々しさ・柔らかさを表現します。

車両は“GSE”70000形と同じ7両固定編成とし、連接台車ではなく通常のボギー台車の採用となり、小田急箱根鉄道(平坦区間)への乗り入れが可能な仕様、メンテナンス省力化可能な機器の搭載などが予定されており、前回の“GSE”70000形と同じ日本車両製造豊川製作所が担当となります。車両自体が“GSE”70000形に類似していることから、今後“GSE”70000形と形式愛称未定ですが、80000形との共通運用が期待できそうです。

【展示はデハ50001だけ】小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形、2026年3月下旬からロマンスカーミュージアムで展示開始へ

2025年11月17日、小田急電鉄が2023年12月10日に特別団体専用列車を含めたすべての運用を終了し引退したロマンスカー“VSE”50000形について、50001Fの上り方先頭車のデハ50001を2026年3月下旬からロマンスカーミュージアムで展示を行うことを発表しました。同車両の展示搬入と整備の工事のため、2026年2月下旬から3月下旬までロマンスカーミュージアムは休館となりますのでご来館される際は十分ご注意ください。
▲ロマンスカーミュージアムでの展示が決定したロマンスカー“VSE”50000形50001F。上り先頭車のデハ50001が展示車両に選ばれた。ロマンスカーミュージアム開館当初から保存展示されている“LSE”7000形と“HiSE”10000形と同様に連接台車が必要となるため、デハ50001とその連接台車を残して、それ以外は廃車解体処分となる見込みである。

2022年3月に定期営業運転を終了し、2023年12月に特別団体専用列車を含むすべての運用が終了したあと、50001F50002Fともに喜多見検車区に横並びで留置されており、今後廃車解体処分やデハ50001のみの保存展示など動向が注目されます。同形式を使用した日時限定の体験イベントも予定していますので、要チェックです。展示場所はどちらも2012年3月に初代5000形(4両固定編成)とともに引退となった“HiSE”10000形と“RSE”20000形のあいだにあるスペースとなります。展望席付近の非常用扉から乗務員室付近の連結部分付近までの見学コースを設ける予定で、展望席はもちろんこと、窓側に5度傾いている一般座席をじっくり見ることができます。

ロマンスカーミュージアムへの車両搬入に伴う動きが絡むと、座間(OH31)付近でのトラブルが思い起こされます。完全な引退から約2年が経っていますので、同形式の保存展示や廃車解体処分をどうするのか、など含めてトラブル防止に全力を挙げるべきだと思います。約2年ぶりに喜多見検車区以外で屋外に姿を見せるロマンスカー“VSE”50000形が無事に展示を開始するまで、動向を静かに見守ることも重要です。

2025年11月16日

【残り18113F・18119Fに】東京地下鉄18000系18118Fが日立製作所笠戸事業所を出場、鷺沼検車区へ甲種輸送される

2025年11月13日より、日立製作所笠戸事業所で製造・落成した東京地下鉄18000系18118Fの甲種輸送が東急電鉄長津田検車区まで実施されています(長津田検車区から鷺沼検車区までは東急電鉄9000系)。牽引は日本貨物鉄道EF210形1号機で、東日本旅客鉄道横浜線内は5両ずつに分割する関係からDD200形が担当する見込みです。
▲18000系は18118Fが出場したことで残るは18113F18119Fの分となった。8000系の現存編成は実質8109F8116Fのみで、8101Fが事実上の退役、和光検車区新木場分室でそのまま保存となる。
▲8000系の残存編成は8109F8116F。先に離脱するのはどちらになるのか。

18000系は残すは18113F18119Fを残しており、8000系最後の編成が廃車となった場合、18000系への置き換えは終了となります。8000系8101Fは和光検車区新木場分室で6000系、7000系とともに保存され、イベント時のみに展示されることでしょう。引退となるとファンが殺到することは予測できますから、イベントを行わずにひっそり退役させる可能性が高くなるでしょうね。6000系、7000系、8000系で見慣れた貫通扉の顔つきがまもなく見られなくなりますので、完全引退するまで静かに見守ることも重要です。

【鷺沼検車区8000系の在籍状況】2025年11月16日現在
《現役》  2編成(  20両)
8109F8116F
《保存》  1編成(  10両)
8101F
《廃車》16編成(160両)
8102F8103F8104F8105F8106F8107F8108F8110F8111F8112F8113F8114F8115F8117F8118F8119F

【鷺沼検車区18000系の在籍状況】2025年11月16日現在
17編成(170両)
18101F18102F18103F18104F18105F18106F18107F18108F18109F18110F18111F18112F18114F18115F18116F18117F18118F

2025年11月15日

【松戸線側も同時に改正】京成電鉄が2025年12月13日実施のダイヤ改正の概要を発表

2025年11月12日、京成電鉄が同年12月13日(平日は15日)に相互直通運転を行う東京都交通局浅草線・京浜急行電鉄と同時に実施するダイヤ改正の概要を発表しました。主に成田空港線経由の『スカイライナー』と松戸線(元新京成電鉄)の改正内容となっております。
▲成田空港(第1ターミナル)(KS-42)発京成上野(KS-01)行き『スカイライナー』を20時台に1本増やし、20時台は00分、30分発のところ、00分発、20分発(増発)、40分発(時刻変更)として利便性を向上する。増発分は青砥(KS-09)・新鎌ヶ谷(HS-08)通過便となるので要注意。またスカイライナーチケット(ライナー券)を持たずに乗車した場合の加算料金が設定される

京成上野~成田空港間を成田空港線(スカイアクセス線)経由で結ぶ全車指定席列車の『スカイライナー』(AE形を使用)では20時台に成田空港発京成上野行き1本を増発(20時20分発)、現行の20時30分発を40分発に変更することで、20時台も3本となり、利便性が向上します。また『スカイライナー』乗車の際には必須となるスカイライナーチケット(ライナー券)を持たずに乗車した場合、新たに加算料金が設定されることとなり、通常は全区間乗車でライナー券が大人1人1,300円、小人1人650円となるのですが、加算料金は大人1人300円、小人1人150円となるので、加算料金が適用されると全区間の場合大人1人1,600円、小人1人800円となるので十分注意してください。そのためライナー券は事前に購入しておくようにしましょう。

また京成津田沼(KS-26)と松戸(KS-88)を結ぶ松戸線(元新京成電鉄)と、京成津田沼と千葉中央(KS-60)を結ぶ千葉線は日中時間帯のみ直通運転を行っていますが、新たに平日朝のラッシュピーク時間帯後の下り2本(松戸発千葉中央行き)、夕方ラッシュ時間帯前の上り2本(千葉中央発松戸行き)が直通運転となり、京成津田沼での乗り継ぎを解消します。

2025年11月14日

【9005F側は一部改造済み】東急電鉄9000系9005F・9012Fの合計8両が西武鉄道小手指車両基地に甲種輸送される

2025年11月14日、西武鉄道7000系として譲渡される東急電鉄9000系の元9005Fと元9012Fの8両が東日本旅客鉄道横浜線八王子(JC-22,JH-32)から西武鉄道小手指車両基地へ甲種輸送が行われました。横浜線内ではそれぞれ単独で輸送されたあと、連結されて同時に輸送されたものと思われます。
▲西武鉄道7000系となる元9000系9005Fの4両は半自動ドアスイッチの設置改造や制御装置の更新、スカートの撤去が確認できる。つまり東急テクノシステムで一部の改造工事を実施した証拠である。
▲西武鉄道7000系となる元9000系9012Fの4両は転用改造工事施行前の姿なので、西武鉄道武蔵丘車両検修場で転用改造工事を受けることになる。一部転用改造工事を実施した編成と改造工事施行前の編成が同時輸送されるのは初めてのこととなる。

元9000系9005Fは譲渡対象外のデハ9405を抜き取り、中間電動車の制御装置更新、車内保温が可能な半自動ドアスイッチの設置、ワンマン運転導入を考慮した側面部安全確認カメラの設置、スカートの一時撤去が確認されています。元9000系9012Fは譲渡対象外のデハ9412を抜き取り、改造工事前の姿のままですので、西武鉄道武蔵丘車両検修場にて転用改造となるようですね。東急テクノシステムで転用改造工事の一部を実施した編成と、そうでない編成が同時に輸送されるのは初めてのことと思われます。現時点で赤帯復刻でない編成の譲渡が相次いでいますので、今後も同様の動きがありそうです。

2025年11月13日

【有料座席指定サービス向上?】京浜急行電鉄が2025年12月13日実施のダイヤ改正の概要を発表

2025年11月12日、京浜急行電鉄が同年12月13日(平日は15日)実施のダイヤ改正の概要を発表しました。なお相互直通運転先の東京都交通局浅草線や京成電鉄本線・押上線などでも同日にダイヤ改正が行われます。
▲有料座席指定列車の『イブニング・ウィング』は2号・4号・6号が京急久里浜(KK-67)行き(ただし京急久里浜で三崎口(KK-72)行きと接続)、それ以外は三崎口行き(ただし京急久里浜で同駅止まりから接続)でいずれも2100形で運転されている。平日の4号・6号は京急久里浜行きから三崎口行きに延長され、京急久里浜行きは2号のみとなる。
▲現行は神奈川新町(KK-34)で下りの急行と特急が接続する(下りの普通は生麦(KK-31)で急行以上の待避を行う)ダイヤとなっていて、『急急接続』が日常化しているが、土曜休日の朝下りは急行または特急が普通と接続する形に変更、急行と特急の接続は上大岡(KK-44)または金沢文庫(KK-49)に変更される。

平日については有料座席指定列車である『イブニング・ウィング』のうち、1972A列車(平日18行路)・1974A列車(平日19行路)の行先を京急久里浜から三崎口に変更・延長(前者は三崎口20時28分着、後者は20時48分着)、帰宅時間帯の三崎方面への移動が便利になります。ただし座席指定は上大岡まで(それまでの快特停車駅は乗車専用駅)、上大岡からは一般の快特と同じです。また土曜休日のみに設定されている有料座席指定サービス『ウィング・シート』適用の  912A列車(52号・土曜休日10行路)の発車時刻を泉岳寺(A-07)8時25分発に繰り上げ、三浦海岸(KK-71)で『KEIKYU OPEN TOP BUS MIURA』の第1便(10時15分発に変更予定)に約20分の乗り継ぎで利用できるようになります。

また土曜休日の下りは普通が生麦で急行・特急および快特の通過待避、神奈川新町で急行が特急と接続する『急急接続』を行っていますが、これを神奈川新町で普通が急行または特急を待避する形に変更し、空港線から横浜(KK-37)までの急行の所要時間が短縮されるほか、急行の待避を上大岡または金沢文庫に変更します。土曜休日の朝の下りは生麦で待避が少なくなるため、急行以上通過駅からの利便性も向上しますね。ちなみに乗り入れ先の東京都交通局浅草線では平日・土曜休日に一部列車の増発があります。

【ついに3編成目登場】東京臨海高速鉄道71-000形東臨Z13編成が総合車両製作所新津事業所を出場、甲種輸送される

2025年11月12日、総合車両製作所新津事業所で製造された東京臨海高速鉄道71-000形東臨Z13編成の甲種輸送が実施され、所属先の東臨運輸区へと納車される見込みです。これにより再び70-000形1編成が運用離脱で置き換えられるものと思われます。
▲東京臨海高速鉄道71-000形の3編成目となる東臨Z13編成が総合車両製作所新津事業所を出場した。今年度は3編成の予定であるため、東臨Z14編成以降は来年度分になりそうだ。

▲71-000形のフルカラーLED式種別行先案内表示器。基本的にはE233系7000番台に類似しているが、各駅停車の緑色が同系列よりも少し濃いめとなっているほか、埼京線完結、川越線完結、りんかい線完結などの場合に限り、路線表記に英語も追加されている。

導入予定の71-000形は全8編成(80両)となるので、あと5編成分となります。今回出場の東臨Z13編成は大宮(JA-26)・川越寄りからクハ71-301+モハ71-302+モハ71-303+サハ71-304+モハ71-305+モハ71-306+サハ71-307+モハ71-308+モハ71-309+クハ71-310となっています。前面下部にはホーム検知装置を備えているほか、。ATACSを搭載することから前面部には『ID-173』と書かれています。私は通勤利用時に初めて71-000形に乗車することができました。リニアモーター式かと思いきやラック式のドアエンジンで、走行音はE233系7000番台や12000系と同じですが、車内LCD式旅客案内表示器のROMはE233系7000番台と少し異なり、乗車車両の位置や扉の開くアニメーションは青色(E233系7000番台では緑色)で表示されるほか、停車中の誘導音が搭載されています(音は小さいですが)。東京臨海高速鉄道りんかい線内のみだと思いますが、駅停車中の表示『ただいま ○○』の表記にひらがなが加わっており(例…大崎(JA-08,R-08)の場合は『ただいま おおさき』などと表示、種別の隣に小さく表記される行先にもひらがなが追加されたバージョンとなっています(例…新木場(R-01)行きの場合は『各駅停車 しんきば ゆき』など)。70-000形を早く記録する必要がありそうですが、運用番号は必然的に決まっているため、逆に狙いやすいかと思います。

ちなみに九州旅客鉄道への譲渡が行われた70-000形東臨Z9編成の先頭車2両は転用改造工事が行われるものと思われます。元東臨Z8編成と同じ動きになりそうですね。

2025年11月12日

【武蔵丘で7000系に改造へ】東急電鉄9000系9012Fの4両が西武鉄道小手指車両基地に甲種輸送される

2025年11月12日、東急電鉄大井町線からの運用を離脱し中間電動車1両を抜き取った9000系9012Fのうち、解体処分となるデハ9412を除く4両が、西武鉄道小手指車両基地へ向けて甲種輸送されました。西武鉄道7000系として譲渡され、武蔵丘車両検修場で転用改造工事が実施されるものと思われます。
▲西武鉄道7000系として譲渡される9000系9012F。デハ9412以外で4両を組成し、転用改造は武蔵丘車両検修場で実施するため、改造前の姿で小手指車両基地へ輸送されている。制御装置の更新も予想されている。

西武鉄道武蔵丘車両検修場には元9003F・元9011Fが入場中ですので、元9012Fで3編成目の譲渡先での転用改造となりそうです。前回は2編成分を数日間に分けて輸送していきましたが今回は1編成分となっていますので、車両留置スペースの都合もあるのでしょうね。譲渡が確定している編成は現時点で元9003F9005F9007F・元9011F9012F、9000・9020系の9023Fが有力のようですね。赤帯復刻編成の3編成がどうなるか…。

2025年11月11日

【8000系置き換えか】相模鉄道13000系13101F(8両固定編成)が総合車両製作所横浜事業所を新製出場、甲種輸送される

2025年11月11日未明、相模鉄道の新型車両13000系8両固定編成の13101Fが総合車両製作所横浜事業所を出場、京浜急行電鉄逗子線神武寺(KK-52)に留置後、12日に相模貨物ターミナル経由でかしわ台車両センターまでの甲種輸送が実施されました。途中の相模貨物ターミナルから東日本旅客鉄道相模線の最終列車を待ったうえで甲種輸送される見込みです。
▲先頭車は12000系よりややスタイリッシュで、側面部は10000系と似たような雰囲気だが、12000系と同じ車外スピーカーがあり、個別ドアスイッチ(半自動ドアスイッチ)を備えているものと思われる。他路線に直通しないため新横浜線には通常入線せず、本線といずみ野線に限定される自社線専用となり、10000系8両固定編成と共通運用になりそうだ。
▲8000系は6編成が残存するが、3代目塗装に変更されなかった5編成のいずれかが13000系に置き換えられる可能性がある。13000系は8両固定編成のため、10000系8両固定編成もしくは20000系8両固定編成(G運用を除く)と共通運用に(現行ダイヤの11運用~15運用)。

新型車両の13000系は基本ベースとなる12000系に、座席定員を1編成12名増やすことから、11000系や12000系よりも10000系に近い側面形状となり、乗務員室付近の旅客用扉の位置が10000系と同じ配置になり、先頭車の乗務員室寄りの座席は7人掛けとなりました。12000系と同様の制御装置(三菱電機製IGBT素子)、ユニバーサルデザインシート、12000系や20000系列で採用した形状の吊革、フリースペースの全車両設置、『ナノイーX』搭載の空気清浄機、袖仕切り板大型化(12000系や20000系列と同様)、車内の鏡、車内防犯カメラ設置、17インチワイドの車内LCD式旅客案内表示器(12000系と同様)、調光機能付きLED照明採用、海老名(SO-18)以外の各駅にホームドアが設置済みであることからTASCの採用が予定されています。編成構成は側面部の車番および8号車の女性専用車ステッカーから、4M4T構成で横浜(SO-01)寄りからクハ13101+モハ13401+モハ13501+サハ13601+サハ13701+モハ13801+モハ13901+クハ13001と思われます。付番方法は12000系と同じですが、13000系は8両固定編成のため、12000系でいうと2号車・3号車に当たる部分の『13201』・『13301』が欠番となっているようです。将来的に10両固定編成が製造されるのかは分かりませんが、それを見越した付番の可能性があります。

13000系は2026年春から営業運転を開始する予定で、他路線に直通しないことから、本線といずみ野線のみで運用され、新横浜線は試運転および代走時の入線に限られそうです。