2025年12月13日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2025.12.13 年内最後の撮影で思わぬ出会いが…~

2025年12月13日は小田急電鉄小田原線を撮影。まずは海老名(OH32)にて。
ロマンスカー“EXE”30000形30255F0334レ(土曜休日N65運用)。側面部の愛称行先表示器の更新によって愛称表示器の使用が停止された『箱根そば60周年』記念のロゴマークを掲出したこの編成をようやく撮れました。相方の30055F0534レ(土曜休日N45運用)に充当されていたため、相模大野(OH28)以西は単独となっています。

そのあと一気に移動し、小田原(OH47)にて。
1000形1066F7244レ7247レ(土曜休日112運用)。小田原まで移動したのはこれが目当てだったからです。1000形では2代目となる『赤い1000形』のバーミリオンはこね塗装です。山岳区間を走る3000形“ALLEGRA(アレグラ)”と同じ塗装となり、従来のインペリアルブルーは車番と小田急電鉄のロゴマークで残されています。現在は1063Fが海老名検車区でバーミリオンはこね塗装への変更作業のため運用を離脱しており、114運用と111運用を兼務する形で3編成で4運用を回しています。

最後は伊勢原(OH36)にて。
移動中にすれ違った定期検測運転の8000形8066F+クヤ31形を伊勢原で出迎えました。クヤ31形のパンタグラフは下がったままですので、架線検測はありませんでした。年内最後の検測になるものと思われます。これはこれでいい出会いでした。撮影は以上となります。

2025年12月11日

【まさかの50番台?】東武鉄道80000系81551F・81552F(ともに1両欠車)が近畿車輛製造を出場、甲種輸送される

2025年12月9日、近畿車輛製造で製造された東武鉄道野田線(アーバンパークライン)向け新型車両80000系のうち、3号車欠車となる81551F81552Fが南栗橋車両管区(配置は七光台支所)に向けて甲種輸送されています。
▲80000系に新たに3号車欠車の編成の甲種輸送が実施された。3号車は60000系中間付随車を80000系に改造編入することから、車番はなぜか50番代に区分されている。60000系18編成分の中間付随車を編入するため、81568Fまで登場するのだろうか。

編成はクハ81551+モハ82551+モハ84551+クハ85551から成る81551Fと、クハ81552+モハ82552+モハ84552+クハ85552から成る81552Fとなります。このうち、3号車のサハ83551・サハ83552が欠車となっていますが、60000系61502F(元61602F)から抜き取られた元サハ64602がサハ83551に、60000系61503F(元61603F)から抜き取られた元サハ64603がサハ83552として改造されており、これらの車両を中央に組み込んで5両固定編成を組成するものと思われます。60000系は18編成分ありますので、81568Fまで登場することが予想されます。純粋な5両固定編成は0番代、60000系の改造編入車両を組み込む編成は50番代となったようです。

2025年12月10日

【元都トタT71編成を改造】東日本旅客鉄道E233系0番台都マリC1編成(クハE233-71以下6両)が東京総合車両センターを出場

2025年12月9日、東日本旅客鉄道東京総合車両センターに入場していた、E233系0番台都トタT71編成を6両固定編成に転用改造した都マリC1編成(クハE233-71以下6両)が出場し、新たな配属先となる幕張車両センターへ自走回送されました。今後の動向が注目されます。
▲E233系0番台で初の房総地区仕様となった都マリC1編成。種車は元都トタT71編成のうちクハE233-71・モハE233-71・モハE232-71・モハE233-271・モハE232-271・クハE232-68の6両を種車としている。新たに1号車となったクハE232-68には209系2000番台・2100番台やE131系0番台・80番台と同じく車椅子対応トイレが設置された
▲房総地区のE131系0番台・80番台。E233系0番台の房総地区編成はE131系0番台・80番台と同じく扉部分に側面帯が入っていない。車体側面部に乗降安全確認カメラが設置されているようで、将来的なワンマン運転導入を見据えている。

編成は内房線・外房線内基準でどちらも安房鴨川寄りからクハE233-71(6号車)+モハE233-71(5号車)+モハE232-71(4号車)+モハE233-271(3号車)+モハE232-271(2号車)+クハE232-68(1号車)で組成されており(元1号車~元5号車・元10号車)、MT比は209系2000・2100番台と同じ4M2T構成と思われます。座席モケットは元都トタT71編成時代の橙色のままですが、車内案内表示器は15インチワイドのLCD式2画面から、E233系3000番台(都コツ・都ヤマ)と同じ2段LED式旅客案内表示器に交換され、E131系0番台・80番台のLCD式旅客案内表示器の配置に合わせて千鳥配置になっている可能があります。元の編成からはサハE233-543+サハE233-43、モハE233-443+モハE232-443のユニットが抜かれていて、中間電動車の1ユニットは転用されるものと思われます。一方で入場中の元都トタH49編成は6両固定編成が編成そのまま活用、4両固定編成が元都トタT71編成から抜き取られたモハE233-443+モハE232-443を組み込み、6両固定編成に組み替えるものと推測されます。余剰車両はどうなりますやら…?

2025年12月9日

【9両は廃車へ】小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形50001F、部品撤去により廃車解体処分の作業が開始に

2025年12月8日から、小田急電鉄での全運用終了後に留置されていた喜多見検車区から大野総合車両所89番構内留置線に自走回送され、5日深夜から7日にかけて最後の撮影会イベントに使用されていたロマンスカー“VSE”50000形50001Fの部品撤去などが開始され、廃車解体処分に伴う動きが始まりました。デハ50001のみロマンスカーミュージアムに保存予定です。
▲ついに廃車解体処分の動きを見せたロマンスカー“VSE”50000形50001F。保存展示が決定しているロマンスカーミュージアムに納車するデハ50001と連接台車を残す必要があるため、廃車はデハ50101~デハ50901の9両となる。床下カバー撤去で制御装置など今まで見えなかった部分があらわに。

ロマンスカー“VSE”50000形の最後の撮影会は抽選販売となったため、私は見送りましたが、多くのファンが廃車作業開始前最後の雄姿を収めたことでしょうね。最初に解体作業が開始されたは50001Fはデハ50001を除く9両が解体されるので、前面部・側面部の引退記念装飾も撤去されることでしょうね。連接台車をもつ最後のロマンスカーであったため、車両を切り離すときの作業も一苦労でしょうね。完全引退から約2年、ついに廃車解体作業が開始となりましたが、今まで見ることがなかった床下機器もあらわになっているようです。同編成の廃車作業がひと段落したら、50002Fの廃車作業が待っていることでしょう。しかし50001F50002Fもかなり思い出のある車両ですから、何かしらの形で残してほしい思いもあるでしょうね。デハ50001が海老名検車区に移動するまでは、廃車解体処分の作業が続けられることでしょうね。車両の陸送となったらどうするのでしょうか?

【保存車両縮小か】東京地下鉄和光検車区新木場分室に保存されていた7000系7101F、編成分割で保存車両縮小か

2025年11月下旬に、東京地下鉄和光検車区新木場分室で保存されていた6000系6102Fのうちクハ6102を除く車両が解体処分のため陸送され、12月には7000系7101Fでも同様の動きが確認されています。クハ7101を除き解体処分になるものと思われます。
▲和光検車区新木場分室に保存されている7000系10両固定編成の7101F。この系列も保存車両を縮小することとなり、クハ7101以外は解体処分となる可能性が。
▲和光検車区新木場分室に保存されていた6000系6102F。保存車両が縮小され、深川検車区行徳分室に向かったクハ6102だけとなってしまった。和光検車区新木場分室には多くの乗り入れ車両も留置されるため、スペースが足りなくなるのを防ぐため、保存車両を縮小しているものと思われる。

6000系6102Fと7000系7101Fの動きは保存車両縮小のためと思われ、保存する先頭車だけを残して解体処分になるものと思われます。和光検車区新木場分室のスペースの問題があることと新たに8000系の保存を開始したことによるものと思われます。これまでに編成丸ごと保存をしてきましたが、保存したとても老朽化は隠しきれなかったほか、乗り入れ車両が多く留置されることもあって留置スペースが不足しないよう、泣く泣く保存車両を縮小したものと思われます。

小田急電鉄でも過去にロマンスカーミュージアムへの搬入の都合などで、保存されていた車両の一部は解体させていたことがあるため、事情は違えども保存車両の縮小は残念に思うことでしょうね。

2025年12月7日

【最後の帰らぬ旅への自走】小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形50001Fが喜多見検車区から大野総合車両所へ自走回送される

2025年12月5日終電後、小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形50001Fが2023年12月の完全引退から約2年間留置されていた喜多見検車区から、大野総合車両所へ自走回送されました。同形式の自走シーンは2023年12月以来約2年ぶりとなりますが、この自走回送自体は50001Fにとっては廃車解体処分を兼ねた最後の自走となる可能性が高いです
▲2026年3月からロマンスカーミュージアムに展示される予定のロマンスカー“VSE”50000形50001F。このうちデハ50001の展示に向けた動きの前に、撮影会が行われた。8日以降からは展示に向けた作業が開始される見込みで、デハ50001とその連接台車を残して廃車解体処分となる可能性が高い。

2022年3月に定期営業運転を終了し、2023年12月に特別団体専用列車を含むすべての運用が終了したあと、50001F50002Fともに喜多見検車区に留置されていましたので、小田原線を自走するのはラストランイベントで成城学園前(OH14)まで走行(喜多見検車区に入庫)して以来で約2年ぶりとなります。なお引退時の装飾はそのまま撤去されずに残されていました。大野総合車両所構内では廃車解体処分される予定の車両(8000形など)が最期を迎える89番構内留置線に留置され、深夜の撮影会はそのまま行われました。6日・7日には日中時間帯にも撮影会が行われました(これらは抽選販売)。50001Fにとっては最後の編成姿での撮影会になる可能性が高く、そのあと来年3月のロマンスカーミュージアム納車に向けた動きが見込まれるため、8日以降は車両の解体作業が進められていくものと思われます。

小田急電鉄のロマンスカー車両では最後の連接台車を搭載しておりましたので、デハ50001以外の車両を解体するのに何両ずつ分けて陸送していくのかや、50002Fの廃車解体処分をどう進めていくのかも含めて動きが注目されます。

2025年12月6日

【定期は設定なし】小田急電鉄江ノ島線で藤沢(OE13)始発大和(OE05)行きが運転される

2025年12月3日の16時38分頃に小田急電鉄江ノ島線鶴間(OE04)にて発生した人身事故の影響から、相模大野(OH28)~大和(OE05)間で運転を見合わせたため、大和~藤沢(OE13)間で折り返し運転を実施したため、通常の定期列車では存在しない、江ノ島線藤沢発大和行きとして運転されました。
▲江ノ島線の各駅停車は初電車・終電車の間際に藤沢を跨ぐ片瀬江ノ島(OE16)発着列車が、終電車には相模大野方面から大和行きがあるが、それ以外は基本的にすべて藤沢発着として運転されていて、長後(OE08)行きなどは定期で存在していない。もともと藤沢で系統が分断される前はほとんどが片瀬江ノ島発着で運転されていたからである。

江ノ島線では朝夕に急行(平日上りは小田原線内快速急行)、それ以外は快速急行が運転されていますので、各駅停車全区間で設定されており、初電車・終電車の間際に藤沢を跨いで運転される片瀬江ノ島発着列車や終電車に相模大野始発大和行きがある以外は小田原線内発着駅(町田(OH27)・相模大野(OH28))~藤沢間・藤沢~片瀬江ノ島間の運転が基本となっており、大半の片瀬江ノ島発着列車が藤沢発着に分断された形になっており、その名残からかは不明ですが、藤沢以外の途中駅止まり(例…長後(OE08)行き)の江ノ島線列車の設定はありません。そのため今回のように鶴間や南林間(OE03)など江ノ島線のどこかで人身事故などが発生して運転を見合わせると、藤沢始発大和行きが設定されることがよくあります。江ノ島線の快速急行は小田原線内発着になっていたことから、大和以南に閉じ込められていた3000形や8000形が使用されたようです。

【18113Fは最後に】東京地下鉄18000系18119Fが日立製作所笠戸事業所を出場、甲種輸送される

2025年12月4日より、日立製作所笠戸事業所で製造・落成した東京地下鉄18000系18119Fの甲種輸送が東急電鉄長津田検車区まで実施されています(長津田検車区から鷺沼検車区までは東急電鉄9000系)。牽引は日本貨物鉄道EF210形129号機(同機だけでは実に3回目の担当)で、東日本旅客鉄道横浜線内は5両ずつに分割する関係からDD200形が担当する見込みです。
▲18000系は18119Fが出場したことで残るは出場が遅れた18113Fだけとなった。8000系の現存編成は8109F8116Fのみでどちらが離脱となるのか。
▲8000系の残存編成は8109F8116F。最後まで残った編成が注目されそうだ。

18000系は残すは何らかのトラブルで出場が遅れた18113Fを残しており、8000系の動きが注目されます。なお12月5日には新製された18118Fの性能確認試運転が実施されたようです。年内までに18000系のすべての編成が出揃うのか注目されます。8000系についても7000系などのようにサイレント引退となってしまうかもしれません。いよいよ8000系の置き換えが終盤に突入し、営団地下鉄時代から続いていた6000系・7000系・8000系に継承されていた窓がない貫通扉のデザインが消滅することになります。

【鷺沼検車区8000系の在籍状況】2025年12月5日現在
《現役》  2編成(  20両)
8109F8116F
《保存》  1編成(  10両)
8101F
《廃車》16編成(160両)
8102F8103F8104F8105F8106F8107F8108F8110F8111F8112F8113F8114F8115F8117F8118F8119F

【鷺沼検車区18000系の在籍状況】2025年12月5日現在
18編成(180両)
18101F18102F18103F18104F18105F18106F18107F18108F18109F18110F18111F18112F18114F18115F18116F18117F18118F18119F

2025年12月5日

【早々復帰】小田急電鉄3000形3274F(日本車両製造6次車・6両固定編成)が定期営業運転に復帰

2025年12月1日と2日に小田急電鉄小田原線でリニューアル更新工事完了と重要部検査出場に伴う試運転を実施していた3000形3274F(日本車両製造6次車・6両固定編成)が同年12月4日の5121レ(平日A26運用)から営業運転に復帰しました。
▲3000形6次車で初のリニューアル更新工事を施工された3274F。この編成が出場する前に3273Fが来年度分扱いかは不明だがすでにリニューアル更新工事施工のため入場しており、2025年度施工分は3270F3274Fの2編成が揃った。
▲2025年度施工分の3000形3270F。毎年度最初に施工される編成は旅客用扉の交換が定番となっているが、3274Fは2編成目の施工となっているため交換は省略されている。

3000形6両固定編成のリニューアル更新工事は6次車に及び、11編成目となりました。これまでは平日A12運用から営業運転に復帰することが多かったのですが、今回は大野総合車両所を出庫する運用から営業運転に充当され、いきなり小田原線の運用にも入りました。3次車から5次車までの施工が完了し、残るは6次車の3275F、7次車の3276F3277Fのみです。来年度は3273Fは確実で旅客用扉の交換が実施されることになりますが、この次は検査期限などを考えると7次車のどれかになるのでしょうか。

【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2025年12月5日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F3266F3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F3264F3267F
《2024年度》3編成(18両)
3269F3272F3272F
《2025年度》2編成(12両)
3270F3274F
《現在入場中》1編成(  6両) ※3273Fは検査入場中
3273F
《現在未施工》3編成(18両)
3275F3276F3277F

2025年12月3日

【年内復帰確実】小田急電鉄3000形3274F(日本車両製造6次車・6両固定編成)、検査出場でまもなく運用復帰へ

2025年6月11日から小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事と重要部検査施工のために入場していた3000形3274F(日本車両製造6次車・6両固定編成)が同年12月1日に出場、1日と2日に小田原線内で試運転を実施しました。まもなく運用復帰するものと思われます。
▲3000形6次車で初のリニューアル更新工事を施工された3274F。この編成が出場する前に3273Fが来年度分扱いかは不明だがすでにリニューアル更新工事施工のため入場しており、2025年度施工分は3270F3274Fの2編成が揃った。
▲2025年度施工分の3000形3270F。毎年度最初に施工される編成は旅客用扉の交換が定番となっているが、3274Fは2編成目の施工となっているため交換は省略されている。

3000形6両固定編成のリニューアル更新工事は6次車に及び、11編成目となりました。3次車から5次車まではすべての編成への施工が完了し、残るは6次車の3275F、7次車の3276F3277Fとなっています。このうち3色LED式を維持しているのは3275Fだけであり、同編成がリニューアル更新工事を施工されると、6両固定編成から種別行先案内表示器の3色LED式が完全消滅することになります。来年度は3273Fは確実で、旅客用扉の交換が実施されることになりますが、この次は検査期限などを考えると7次車のどれかになるのでしょう。ちなみに1000形1057Fと連結しているのは3000形3276Fですから、1000形との解放のタイミングや、入場時期が注目されることになりそうです。また3000形の8両固定編成では4次車以降で種別行先案内表示器の更新が進められており、確認できた時点では3654F3656Fで種別行先案内表示器がフルカラーLED式に換装されました。そうなると8両固定編成から10次車を組み込み10両固定編成に改造された編成で3色LED式と混在する3083F以降の編成への施工が期待されています。

【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2025年12月2日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F3266F3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F3264F3267F
《2024年度》3編成(18両)
3269F3272F3272F
《2025年度》2編成(12両)
3270F3274F
《現在入場中》1編成(  6両) ※3273Fは検査入場中
3273F
《現在未施工》3編成(18両)
3275F3276F3277F